昔書いた短編小説
いろいろ思うところあって、昔、書いた短編小説を引っ張り出してきました。
90年代後半、論文のための研究をするのにバタバタしていたころ、自分の進路について、かなり悩まなければならない立場となり、それで可能性を試す、というか、自分の中でつちかってた物語への未練を断つために、一度小説を書いてみることにしました。
小学生のころの作文を除けば、初めての小説の創作でした。
結果は、もちろん……と言ってはなんですが、端にも棒にもかからなかったです。
3ヶ月ほどで3本投稿したあと、その結果が出る前に、勇気を出して当時所属していたサークルの友人二人に読んでもらいました。
これまでにある小説とは違ったものが書けたという自負があったので、読めば何かしら強い反応が得られると思ったのですが……。
なんとゆーか、「よく書けてるね」「君はこんなふうに書くんだ」といった反応で、すっかり肩すかしを食らいました。
自分の才能のなさを渋々ながら納得しました。
それ以来、小説は書いていません。(でも書きたいなぁとときどき思う。)
その小説を、誤字や人物名のまちがいもあるのですが、当時のままのテキストファイルでアップロードしました。
基本的にすべて鬱展開というヤツです。文字コードは Shift-JIS です。
カルタゴあたりの史実をもとに、創作しました。友人には、リアリティを追及しようとしているような文体にしては、ザッと読んだだけで、おかしなところがある……とのようなことを言われました。一人は最後が「蛇足だ」と述べましたが、もう一人は「そういうのもあり」と述べました。
これを「ラブコメ SF」だと紹介したところ、一人は読みはじめてもくれませんでした。今だったら「ラブコメ」と言わず「ラブ鬱」と紹介するところです。「本当は怖いグリム童話」のSF版と言ったところを意識しました。
友人宅に持っていったのですが、友人達に見せることなく持ち返った作品です。自分の中では実験度が高く、整合性をとりながら、カオティックな部分も残そうと頑張った作品です。ジャンルはサイコホラーあたりになるのでしょうか?
MS Word で縦書印刷できるようまとめたファイルも用意しました。
昔書いたものを恥ずかしがる人がいますが、この小説に関しては私は今でも気に入っています。というか、これが私のベストだったから。
読んでいただけるなら、それだけでうれしいです。酷評も Welcome です。
初公開: | 2007年08月23日 13:29:13 |
最新版: | 2007年08月23日 13:35:43 |
2007-08-23 13:29:10 (JST) in ストーリー | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (3)
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よぼらぼ
情色おんな秘図
襦袢の裾を乱れさせ、喘ぐ女の艶姿、悶えながらも男の精を吸い尽くす―江戸の世を舞台に繰り広げられる、淫らで妖しき五つの
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投稿: よぼらぼ | 2007-11-02 22:03:00 (JST)