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2007年5月29日 (火)

救いの無力さ

絶望は過ぎる。そうでなければ死ぬだけだ。

「
 絶望のうちに死んだ者がいる。
 私は彼に何もできなかった。
 彼は私を求めない。私もまた求めうる者などいない。
 何にすがったところで意味はない。
 死こそ救い。
」
「
 生きて救いを得られなかった者が、
 どうして死んで救いを得られると思うのか。
 だが、案ずるな。幸い彼は救われた。
 無力さにうちひしがれたとき
 なお死ぬことができることを見つけることがある。
 だが、生きることもできることだ。
 お前も生きて考えているではないか。
」
「
 この生が救いだというのか。
 彼への救いもまたこれほど貧しいのだろう。
 生を超えて救いがあると告げられても、なんと空しい。
 救いにおいて神は無力だ。
」
「
 人の目に死と映る物も神にとっては生きている。
 左の手にあるものを偽りと言えというなら、
 右の手にあるものをなぜ偽りとしてはいけないのかと問おう。
 礎石を無力というなかれ。
 生きて考えられることは礎石である。
 お前は力ある者だ。
」

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2007-05-29 01:36:08 (JST) in 箴言・辛言・戯れ言 | | コメント (2) | トラックバック (1)