易双六(ようすこう) - タロットカードを使った一人遊び
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概要
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このゲームは、タロットカードを使ったソリティアの一種ということになるだろう。
タロットカードの大アルカナ 22 枚(-2枚)をシャッフルして6 枚を引き、それを並べて盤面とし、プレイヤーのトークンを置く。シャッフルした小アルカナ 56 枚(+大アルカナ一枚)を一枚づつ引いてそれ従ってトークンを移動させる。ゲーム終了時のトークンの位置で勝敗が決まるゲーム。
易とタロットカードの意味を参考にして私が勝手に作ったもので、特に歴史があるわけではない。ゲーム自体は、双六とマジック・ザ・ギャザリング系のバトルをあわせたようなものと言ったほうがよいだろう。
引いたスートとトークン位置により移動方向が決まり、大アルカナに割り当てられた数表があり、それとにらめっこしながら計算(足し算)して、移動の成否を決める。やや複雑だが、慣れればタロットカードと数表さえ手元にあればできるようになるだろう。タロットカードをこれ専用にするなら、数表を大アルカナに書き込んでも良いかもしれない。
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プレイ
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大アルカナと小アルカナを分け、それぞれを裏向きに山(talon)にしておく。
まず、大アルカナから (0)愚者 と (13)死神 を抜く。
次に、残り 20 枚の大アルカナをまぜ、6 枚を順に引き下のように並べる。
[]6 []4 []5 []2 []3 []1
並べたあとタロットの歴史を記念し、(8)力 と (11)正義 の位置を入れ換える。どちらも山にあれば何もしなくて良いが、一方が山で、一方が場にあれば、山のものを正逆位置は変わらないよう場にとり出し、場のものを山に戻す。どちらも場にある場合は、変わる先の正逆位置に従って置き換える。
大アルカナの山はこの先使わない。
易に倣い、1,2,3,4,5,6 をそれぞれ初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻とも呼ぶ。また、1,2,3 をまとめて、下卦(または内卦)または下流と呼び、4,5,6 をまとめて上卦(または外卦)または上流と呼ぶ。
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トークンを自分の好きなように爻に置く。どの爻を開始位置とするか易の解釈などから選んでも良いし、ランダムに置いても良い。
置いた爻が上卦(4,5,6)の場合 (0)愚者 を、置いた爻が下卦(1,2,3)の場合 (13)死神を、小アルカナの山にまぜ、シャッフルする。
残りの(13)死者か(0)愚者は、終了条件がわかりやすいように左に置く。
この後、小アルカナを一枚づつ引いてプレイしていくが、先にまぜた大アルカナのカードが出てきたときが、ゲーム終了となる。
ただし、ゲームが短いと感じるなら、ゲームの前にあらかじめ、回数(3回ぐらい?)を決めておき、大アルカナのカードが出てくるごとに捨て札をまぜてシャッフルし、その回数だけ繰り返したあと終了としてもよい。
ゲーム終了時に、最初置いた爻が上卦(終了する大アルカナが(0)愚者)のときは、トークンが 5, 6 にあれば勝ちとなる。最初置いた爻が下卦(終了する大アルカナが(13)死神)のときは、トークンが 2, 5 にあれば勝ちとなる。
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プレイ中、カードの配置は次のようにする。
[[]]Sw []6 []4 []5 []X [[]]D []2 []3 []1 [[]]Co [[]]T
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また、上卦のそれぞれの爻にはコインのカード群が置かれ、下卦のそれぞれの爻にはカップのカード群が置かれることになる。
小アルカナの山以外のカード群はすべて表向き、捨て札以外のカード群は計算しやすいよう数値がわかるようにずらして重ね並べる。
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爻を 1→2→3→4→5→6→1 と行くのを順方向、6→5→4→3→2→1→6 と行くのを逆方向と呼ぶ。
横方向(順方向か逆方向)に並び合う爻を比爻と呼び、縦に並び合う爻(1 と 4、 2 と 5、3 と 6)を応爻と呼ぶ。
小アルカナのカードを一枚引く。これが大アルカナであれば、終了なのは上記の通り。そうでなければカードのスートをまず見る。
大ざっぱに言うと、トークンが上卦(4,5,6)にあるとき、スートがカップなら順方向に、ソードなら逆方向に、ワンドなら応爻に行き、コインならその位置に留まる。トークンが下卦(1,2,3)にあるとき、スートがコインなら順方向に、ワンドなら逆方向に、ソードなら応爻に行き、カップならその位置に留まる。
その大アルカナの数表の指定のスートに関する数字を参照するが、その数字は二つある。それぞれソードに関しては攻(ワンド)守(カップ)、コインに関しては苦(ワンド)喜(カップ)、カップに関しては上流(ソード)下流(コイン)、ワンドに関しては上流(ソード)下流(コイン)…を表す。大アルカナが逆位置の場合、それぞれのスートに関しこの二つの数字を逆にする。
ただし細かい条件・カード操作があるのでそれを見ていく。なお、基本的には、プレイヤーは引いたカードに従うしかないが、トークンが下卦にあってソードのカードを引いたときのみ、プレイヤーの意思で選択できることがある。
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実験的追加ルール: 戦乱置換
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2020年3月28日に実験的に「戦乱置換」のルールを使ってよいことにした。
「戦乱置換」は、トークンが下卦で引いたカードのスートがソードで、「動く」ことを選択した場合、上の通常ルールのようにカードを動かしたあと、さらに決められた回数(例えば3回)、カップまたはコインのカードを他のカップまたはコインのカード置き場に(ときに「越境」して)動かせるというもの。
動かしたあとのカードの計算は、カップの位置にコインがあっても、またはコインの位置にカップがあっても、カードの数値を使うのは同じ。
事前に決めておくなら、「決められた回数」は 0 回から無限回まで決めて良い。また、カップをカップ置き場にコインはコイン置き場にしか動かさないように決めてもよい。または、あまりおすすめしないが、ソードも動かしたりソード置き場に置いたり、カードを捨ててしまったりしてもよいことに決めてもよいこととする。
2020年4月24日に少し「戦乱置換」のルールを変更し、下のコイン置き場へ置けるのはデフォルトでは 2 回までとした。これも事前に決めておくなら、回数は 2 回でなく 0 回から無限回まで決めて良い。
2023年3月11日に、プログラムではデフォルトでは戦乱置換は「なし」に設定を戻した。戻す前のようにしたい場合は、設定で、戦乱置換を 3 にすればよい。
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感想
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そもそものアイデアは、ゲーム理論に関して考察をしていて行き詰まり、複雑でもいいから、社会の一側面をとらえた一人遊びのゲームが造れないかと考えたところに発する。
石や藁や香木など象徴を、ファイティングファンタジーシリーズのようなゲームブックを読みながら操るようなイメージを考えていたが、それでは象徴から読む部分が瞹眛になり過ぎると思っていた。
また、当初から、占いが一人遊びに近いことも気付いていて、いろんな占いの道具をみていたが、占いはゲームとしては操作が簡便に過ぎ、どうも埒[らち] が明かなかった。
そんなとき、私は TV ゲームでタロットを知ったのだが、そのゲーム機の調子が悪くなった。あわてて、タロットをちゃんと自分の手でもやってみようとして、タロットカードの解説を読んでいるうちに、以前、易経のリクツを学んでいたが、そのリクツをタロットに充てはめたらどうなるだろうと考えた。
とりあえず大アルカナで上卦、下卦を占う。変爻は小アルカナを使えば何とかなるかと考えるうちに、自然にこのゲームのアイデアが出来あがっていった。結果、ゲームブックのように文で流れを作るのではなく、象徴たるトークンで流れをあらわし、サイコロと操作の替わりに数表とカードの数を持ってきて、象徴を読む部分をタロットの解説本にあずける形になった。
このゲームの名前の由来は、概要に述べた易と双六を合わせたような特徴から、「易双六」と書いて日本語で読むと「えきすごろく」で、それを強くなまらせれば「ようすこう」のようにも聞こえるところから来ている。よって、英語で書くときは、揚子江の英語表記である Yangtze や Yang Zi Jiang よりも、日本語を英単語で音写して、Youscout - Tarot Solitaire などと書いたほうがよいかもしれない。ただ、「上海」や「四川省」という有名なゲームがあり、そこにちなんだ名前であることも否定しない。
今後の課題としては、大アルカナの数表をもう少し練ったり、コートカードに割り当てる数値を工夫したり(K=14, K=13, K=10 など)、ルールを補なったりして、そのコンピュータシミュレーションをし、ゲームバランスを調整したい。また、機会があれば、複数人プレイへの拡張も考えてみたい。
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参考
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Wikipedia や辞書にはいつものごとくお世話になっている。Xbox 360 のゲーム、特にお試し版をいくつかやるなかでヒントを得た面があるのは特筆すべきだろう。
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Q&A
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Q. |
あのルールが納得いきません。or 計算がメンドクサイ。
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A. |
仕様です。……この先、改める可能性はなくはないですが、いつデッドロックのような状態になったのを気付くかも楽しみの一つと考えます。一人遊びが前提で、ブラウザゲームもあることですし、プレイのしやすさより「リアリティ」を優先している面もあります。
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Q. |
今、終了カード何度出てましたっけ?
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A. |
ポーカーチップなどで、何度出たかを記念しておけばよいでしょう。ただ、個人的には、初期の構想の残滓を留めるために、複数トークンの使用をお薦めしたいと思います。終了カードを引くごとにトークンを替え、替えたトークンをわきに置くなり、あらかじめ決めた数のトークンを出しておいてそれをしまっていくなりしてもよいかもしれません。
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Q. |
(8)力 と(11)正義 を入れ換えるルールって、確率的に何もしてないじゃん。
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A. |
よくお気付きで。何かするためには例えば…
「(8) と (11) が同時に出れば入れ換える。(8) のみが出ているとき、奇数のカードが多い(>3)ならば、山の (11) と入れ換える。(11) のみが出ているとき、偶数のカードが多い(>3)ならば、山の (8) と入れ換える。(8) か (11) のみが出ていて、奇数と偶数が同数(=3)のときは、(8) か (11) が正位置のときのみ山の (11) か (8) と入れ換える。」
…とすれば、易の卦の偏りが(完全ではありませんが)少し修正されます。ただ「易双六」は易占いを本当にするわけではなく、あくまでゲームですから、変に複雑にせず、占いに対するヒントとして、(8) と (11) の入れ換えが記念に残っていれば十分かと考えています。
上を考えたあと、また別の方法として次のような追加ルールも考えてみました。
「奇数のカードの数が 0,1,5,6 枚のときは何もしない。奇数の数が 2,3,4 枚のときは、(8) と (11) を入れ換える。入れ換えたあと奇数と偶数のカードがちょうど3枚づつになったときのみスピン(正位置・逆位置)をみる。すべて正位置のとき旋乾と呼ぶ。すべて逆位置のときは旋坤と呼ぶ。奇数のカードがすべて正位置で、偶数のカードがすべて逆位置のとき重乾と呼ぶ。奇数のカードがすべて逆位置で偶数のカードがすべて正位置のとき重坤と呼ぶ。旋乾または重乾のときは必ず、トークンの開始位置は下卦でなければならず、場に残った(0)愚者を横にして置く。旋坤または重坤のときは必ず、トークンの開始位置は上卦でなければならず、場に残った(13)死神を横にして置く。」
なお、ブラウザゲームでは、ルール設定で上の複雑な方法もみることができます。そこでは、普通のただ入れ換える方法を「記念式 memorial」、最初の多い側をより増す方法を「開式 expansive」、次の奇偶の数がそろったときに正逆をみる方法を「固式 solid」と呼んでいます。
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Q. |
JRF タロットを占いに使ってもいいの?
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A. |
ほぼ象徴だけで構成されたカードばかりなので、バッサリ感は出せるかもしれませんが、デリケートさには欠けることになるでしょう。対人でタロットを読んでいる方が、他のカードと同じ感じでつかうのは特にオススメできません。もちろん、それをわかってする方を止めることはできませんが……。
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Q. |
英語、おかしいでしょ。
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A. |
申し訳ありません。著者がこのトシ(30代後半)になっての無理をお笑いください。
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大アルカナの数表
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大アルカナの数表は HTML のテーブルで書いたものを用意した。数表は普通、数表の数を2倍にしたものを使うが、何倍にするかの元となる1倍の表もリンクしておく。
大アルカナ数表(×2)
大アルカナ数表(×1)
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配布物
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ソースは以下から手に入る。リンク先は最新バージョンに常に置き換わっているはず。
GitHub にも登録してあるが、更新は、ここの更新のあと1日から3日遅れるかも。
過去のバージョンが欲しい場合は、GitHub から辿っていけばよい。
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The JRF Tarot プリンタ印刷用 PDF (追記: 2023年1月20日)
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The JRF Tarot のプリンター印刷用PDFを Booth で売ることにした。易双六のヘビーユーザーのためのコレクターズアイテム的なものとして、また、DRMフリーでもちゃんと扱える方を選別するため、少々お高い価格設定(5000円)になっている。
本来はカードを出版して売りたかったが、初期費用が高く、PDF を売る形になった。
最近は、タロットカードの同人的印刷を手がける企業もいろいろあり、初期費用が高いといっても、出せない額ではないようにも思うが、そういうところはたいていカード78枚で1セットでとしている。
The JRF Tarot は、通常のタロットカードでもあるが、ゲームとして、「上卦カード」「下卦カード」という「ルールカード」2枚も含む 80枚をフルセットと私は考えている。そのため、通常の 78枚では足りない。これがネックになるのだ。
また、カード裏も専用に描いているが、これは、白色部分が多く、表が透けて見えてしまうため、改良したほうがよい…とずっと思っている。コンピュータで使う分には問題ないし、リアルなカードにしても易双六で使う場合は問題ないかと思っているのだが…。
更新: | 2011-10-30,2011-11-09,2011-11-16--2011-12-06,2020-03-28,2020-04-24,2020-05-14,2023-01-20,2023-03-11,2023-09-28 |
初公開: | 2011年11月09日 07:00:12 |
最新版: | 2023年09月29日 17:45:21 |
2011-11-09 07:00:14 (JST) in ゲーム ストーリー | 固定リンク | コメント (35) | トラックバック (2)
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受信: 2011-11-18 23:07:11 (JST)
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2013年正月明けに 3DS と共にプチコンをダウンロード購入。最初から作るものは決めていた。可能ならば、自作の(Web版の)『易双六』を移殖したい…。 しかし、その前には数々の困難が待ち受けるのであった。... 続きを読む
受信: 2013-02-21 04:54:47 (JST)
コメント
古い Firefox の putImageData のバグに関し、エラーを出すようにした。index.html にブラウザでの確認状況を書き足した。RULES.txt に JavaScript 関連で参考にしたサイト等を書き足した。アイコンを足した。
なお、初公開バージョン (0.10) は → youscout-20111109.zip。
投稿: JRF | 2011-11-11 13:45:32 (JST)
投稿: JRF | 2011-11-15 01:12:36 (JST)
投稿: JRF | 2011-11-15 10:45:56 (JST)
(8)力 と (11)正義を入れ換えるルール。実は、確率的には何もしていない。しかし、これを何かするようにもできて、例えば…
「(8) と (11) が同時に出れば入れ換える。(8) のみが出ているとき、奇数のカードが多い(>3)ならば、山の (11) と入れ換える。(11) のみが出ているとき、偶数のカードが多い(>3)ならば、山の (8) と入れ換える。(8) か (11) のみが出ていて、奇数と偶数が同数(=3)のときは、(8) か (11) が正位置のときのみ山の (11) か (8) と入れ換える。」
…とすれば、易の卦の偏りが少し修正される。
まぁ、でも「易双六」は易占いを本当にしようってのではなく、ゲームなので、変に複雑にせず、占いに対するヒントみたいな形で、(8) と (11) の入れ換えが記念に残ってれば、十分なのかな…とは思う。
投稿: JRF | 2011-11-16 19:01:39 (JST)
投稿: JRF | 2011-11-16 22:10:06 (JST)
投稿: JRF | 2011-11-17 18:07:02 (JST)
トラックバックした開式・固式置換法の研究の成果を取り入れる。他、Cookie まわりのバグを取った。
投稿: JRF | 2011-11-20 07:34:36 (JST)
The JRF Tarot を描いて、使えるようにした。
少し色気を出して、このタロットの紙のカードの販売権は保っておくことにした。そのため、youscout.zip とライセンスが異なることになるので、アーカイブを分けた。
タロットのアーカイブは jrf_tarot.zip となる。
なお、JRF タロットの large においてココログのアップロード 1M 制限に引っかかってしまい、品質を落として間にあわせた。同制限により、JRF タロットのアーカイブをこのサイトに置くことができなかったので、SugarSync に置いている。そのため、URI.txt に書いているところからゲットできないが、とにかくそこに書いているのは http://jrf.cocolog-nifty.com/archive/youscout/jrf_tarot-20111130.zip になる。
この更新にともない、ブログ記事の「参考」の節にいくつか足しておいた。
投稿: JRF | 2011-11-30 00:45:43 (JST)
投稿: JRF | 2011-12-01 12:40:14 (JST)
カードの絵を描いた前回に 0.2 に上げとくベきだった。αバージョンからβバージョンになったというわけでもないので、気分の問題だが。
トークンを置くとき、ステータスにカード名と数表が出るようにした。ついでなので、目的カードの上にカーソルを置くと、易の卦を出すようにした。ちょっとカッコ悪いがタイトルでバージョン番号がわかるようにした。あとは細々とした修正。
投稿: JRF | 2011-12-02 19:12:01 (JST)
トークンを置くときのステータス表示を少し修正。Q&A に占いで JRF タロットを使うことへの意見を足す。meta タグでも lang が指定できることを知り、description を追加。
公開からちょうど一ヶ月。偶然か別の記事へのアクセスが急激に増えるも、易双六へのアクセスは少ない。youscout.html ではアクセス解析がまわってないが、この「ルール」のページのアクセスは少なく、jrf_tarot.zip のダウンロード数も私の分以外ない。
投稿: JRF | 2011-12-09 16:46:58 (JST)
投稿: JRF | 2011-12-13 16:11:08 (JST)
投稿: JRF | 2011-12-20 23:28:34 (JST)
投稿: JRF | 2012-01-11 16:07:13 (JST)
投稿: JRF | 2012-02-17 12:27:49 (JST)
この前にバージョン 0.21a と呼んでいたものがあり、LOG.txt に書いたとおり、その更新は>誤字修正のみ。5月21日の金環蝕の話題で、youscout.html で一ヶ所で「重坤」と書くべきところを「重乾」と書いていたのに気づき、修正。英文では Field Eclipse で合ってた。<
今回のも LOG.txt にある。>私の家の Xbox 360 の IE に対応するため、ウィンドウサイズが小さければデフォルト(カード)を jrf_tarot_small_dense にするようにした。また、talon のハイライトを putImageData が動かないときに「お茶をにごす」ためだけの処理を書いた。<
HTML5 対応なら変更がいるとしてもそんな難しくないはずなので iPad 等のタッチディスプレイに対応したりもしたいが、私が持ってないので見送っている。それとも Xbox 360 の IE がそうだったように、案外変更しなくてもそれなりに動いているのか?
投稿: JRF | 2012-10-25 13:39:13 (JST)
投稿: JRF | 2013-01-21 00:28:08 (JST)
投稿: JRF | 2013-02-21 05:01:29 (JST)
「大アルカナの影響」が 1.5 倍などのとき、端数を切り上げる処理を追加した。
投稿: JRF | 2013-03-01 00:59:40 (JST)
上の2013年1月21日の「大失敗」と書いたルールの記載ミス。jrf_tarot.zip に含まれるカード画像の中にルールが書かれたものがあり、そこを修正。ただし、そのカードはゲーム内で使われることはない「オマケ」で、large 以外だともともと字がつぶれて読めないためほとんど意味がない修正になる。
アーカイブは位置は変わらず、jrf_tarot.zip となる。
以前と同じく URI.txt に書いているところからゲットできないが、とにかくそこに書いているのは http://jrf.cocolog-nifty.com/archive/youscout/jrf_tarot-20140118.zip になる。
投稿: JRF | 2014-01-18 06:50:45 (JST)
PTC版マニュアルから英語版ルール説明書を含む rule_book.html を作る。ファビコンを ICO 形式から PNG 形式に切り替える。
「やっつけ仕事」で申し訳ないがないよりマシかと思って。
投稿: JRF | 2015-03-22 13:36:44 (JST)
この Vector のサイトでは、Vector社が望めば、バナー広告を入れていいと思っている。このココログ上ではバナー広告を入れるつもりは(今のところ)ない。
投稿: JRF | 2015-03-30 23:18:33 (JST)
Google AdSense を cocolog 上の易双六に導入した。そのためのコードを書いた。本当は上のミラーの Vector のほうにのみバナー広告を表示しようと思ってたのだが、問い合わせると Vector 上ではバナー広告はダメだということがわかり、代わりに cocolog 上でのみバナー広告を表示するように変えた。
そのため、cocolog 上で動くコードはバージョン 0.24C とし、アフィリエイト用のコードをコメントアウトしたものをバージョン 0.24 のアーカイブ用のコードとすることにした。今後、バージョンを 0.99a とかにすることがあれば、ココログ上のはバージョン 0.99aC などとする予定。
投稿: JRF | 2015-04-02 21:31:46 (JST)
バナー広告がなぜか表示されないバグを突貫で修正した。CSS の変更で、広告を使わない限り意味のない変更。ただ、対処をすでにした 0.24C のほうはそのままのバージョン番号にしておくが、今後のためにアーカイブは 0.24a としておいた。
投稿: JRF | 2015-04-02 22:00:48 (JST)
バナー広告の位置の微調整と LOG.txt の内容を適切なものに変更。これで今回の一連の変更に関する安定版だと思いたい。
投稿: JRF | 2015-04-04 00:42:23 (JST)
いわゆる「ケツコンマ問題」に対応する。IE6 で「使用できない」旨のエラーが適切に表示されるようになった。…おのれ、IE6。orz。まぁ、今さら IE6 で確認しようとした私が愚かだったとも言える。気付かなければどうという問題でもなかった。
投稿: JRF | 2015-04-04 10:17:40 (JST)
投稿: JRF | 2015-04-04 10:39:16 (JST)
Google AdSense のコードを同期バージョンを使うようにする。CHANGE_DECK.txt を足す。TXT 形式の改行を DOS 改行にする。
広告表示の義理は CHANGE_DECK.txt を書いて仕様を固定ぎみにすることで果たしたといったところ。
投稿: JRF | 2015-05-01 13:44:17 (JST)
「説明」のページで、詳しいルールは「こちら」といって置いてある rule_book.html は、プチコン版の yschlp.prg をもとに作ったもの。そこでのルールの説明の記号が、「説明」のページにリンクした大アルカナ数表のルールと微妙に違っていた。
それを少し修正。大アルカナ数表(×2) と 大アルカナ数表(×1) のルールをプチコン版のルールと互換性みたいなものがあるように書き換えた。記法を書えただけで、もちろん、ルールそのものに変更はない。
アーカイブは作らないでおく。次回、アーカイブを作るときがあれば、そのときは書き換わっているはず。
投稿: JRF | 2017-10-16 00:46:54 (JST)
更新: youscout-20200328.zip。バージョン 0.30。
ココログに自由にアップロードができない状態が続いているため、ココログにはアップロードせず(できず)、サブで用意していた Vector にのみアップロードした。上の GAME START のリンクもそちらに。アーカイブは SugarSync にアップロードした。
《youscout-20200328.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7262405609
「戦略置換」は、結局、特定の戦略が必ず有利になり、ユーザーは計算してその戦略を必ず採らねばならないかもしれない。そうなってしまうなら、「計算」をすれば良いということになり、元々の「計算」だけですべてが決まっていた単純さで十分モデル化できていたことになるのではないか? そこに帰着してれば良かったとなるのではないか? 私が、「戦乱置換」を導入すべきか迷い、それを導入しても「実験的」と断ったのは、そう考えてのこと。
「戦乱置換」の回数は、デフォルトを 2 回にするか 3 回にするかで迷った。コインをコインに移し、カップをカップに移し、なお一回余裕がある…のが3回というイメージ。序盤・中盤は 2 回でも多いぐらいだが、終盤は 3 回欲しいところだろう。かといって一プレイ全体で回数を制限するのは、終盤への偏りが大きくなる。
3 回だと自由度が大き過ぎ、従来の「易双六」らしさ・システム感が失われることも心配した。しかし、あくまで「実験的」で、戦乱置換の効果を十分に実感してもらうために、今は 3 回にすることにした。
将来的にはデフォルトを 2 回にするかもしれない。
なお、今回のアップデートの感想を↓に書いている。
[cocolog:91784236]
http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2020/03/post-76943b.html
>ブラウザゲーム『易双六』をアップデート。戦略性を導入する「戦乱置換」のルールを実験的に追加した。<
投稿: JRF | 2020-03-28 19:35:06 (JST)
更新: youscout-20200424.zip。バージョン 0.31。
戦乱置換に制限を導入。戦乱置換で、下のコイン置き場へ置き直すのは強過ぎるし、「とりあえずそこ」という動きを促しかねない。それへの制限と、また、他へ置くことを試すことへのナッジとして、下のコイン置き場への移動は回数制限することにした。
とりあえず 2 回までとしたが、1 回までとしたほうが、選ばれる戦略の幅ができてよかったかもしれない。
ソースのアップロードは GitHub に行うようにした。JRF Tarot へのリンクもそこから辿れる。
《GitHub - JRF-2018/youscout》
https://github.com/JRF-2018/youscout
今回のソースを特に欲しいという場合は、↓から得られる。
https://github.com/JRF-2018/youscout/releases/tag/v0.31
投稿: JRF | 2020-04-24 14:27:34 (JST)
更新: youscout-20200514.zip。バージョン 0.32。
XREA でも、広告付きだが、公開することにした。
http://jrockford.s1010.xrea.com/archive/youscout/youscout.html?default_lang=ja
それに関する改変と、あとは、デフォルトのタロットカード指定方法を少し変えた。
今回のソースを特に欲しいという場合は、↓から得られる。
https://github.com/JRF-2018/youscout/releases/tag/v0.32
投稿: JRF | 2020-05-14 04:05:44 (JST)
更新: ここの記事のみ更新。
The JRF Tarot プリンタ印刷用 PDF を BOOTH で発売したことを追記した。
《易双六「The JRF Tarot」印刷用PDF - ジルパのおみせ - BOOTH》
https://j-rockford.booth.pm/items/4485160
投稿: JRF | 2023-01-20 03:01:40 (JST)
更新: youscout-20230311.zip。バージョン 0.33。
戦乱置換は「しない」をデフォルトにした。元に戻したと言える。
今回のソースを特に欲しいという場合は、↓から得られる。
https://github.com/JRF-2018/youscout/releases/tag/v0.33
投稿: JRF | 2023-03-11 00:45:56 (JST)
更新: ドキュメントのみ。
感想を少し読みやすくした。
投稿: JRF | 2023-09-29 17:48:09 (JST)