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2011年1月20日 (木)

時間泥棒の夕べ − 排中律と call/cc

「量子」という考え方を御存知あろう。その特徴として、複数の排他的状態が「可能性」として現実に並存し、観測によってその状態が確定する解釈が有名である。[たと]えれば、先に書いた七芒星の埋め込みの記事で、平面への展開図が発散する方向は確定していないが、空間への埋め込みにおいては、グラフの作画者はスピンの巻き方を左(InLeft)か右(InRight)に決定せざるをえないようなものだ。

七芒星のポスター

この図のグラフでは、Y = 1/X の Y 軸の発散部分を三次元の円筒上に「繰り込ん」で、そこに七芒星を描いています。それを平面に直したグラフも描いていますが、星型の辺部分は、単純に点を直線でつないでいるだけですから、無限に発散する部分は必ずしも、プラスとマイナスで逆方向に描く必要はありません。

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2011-01-20 19:41:29 (JST) in ストーリー, 情報工学・コンピュータ科学, 精神分裂病, 論理学 | | コメント (7) | トラックバック (7)

2010年12月27日 (月)

七支刀って剣? その3 ― 七芒星の埋め込み

七支刀(または六叉鉾)にたまたま関心を持ち、いくつか記事を書いた(その1その2)。そこでは六叉鉾は実用的なものだったのではという方向を示唆したが、その後、世界的なシンボルとして「六叉」の槍状のものがあることを知り、今度は(主に王権の)シンボルとしての意味に関心を向けた記事も書いてみることにした。また、7 でありかつ 6 であるというテーマに神秘的なものを感じ、それについて絵というか図を創作してみる。

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2010-12-27 21:46:29 (JST) in デスクトップ壁紙, 情報工学・コンピュータ科学, 歴史, 精神分裂病 | | コメント (11) | トラックバック (2)

2010年11月16日 (火)

IT 革命と私――神学の忌避の向こう

私の上の世代、または、インターネット(WWW)以前の世代の人々の見解として、「神学論争」は実りのない議論の比喩であり、神学そのものが近代理性を知らないアヤしげな宗教的実践であるとみなされていたと思う。そのため、神学は、誠実でありながら、そういった常識にあえて反抗できる…というかなり人を選ぶ学問だと、例えば私は感じていた。

「近代理性」の発展は、「神」という概念を使わずに「社会」と「個人」の関りを説明し、その理性の働きはそこに権限や責任さえ見出させると信じる運動であった…と私は要約するが、その「神」学の忌避は、宗教的対立の超克や呪術的操作への拒絶といったこと以上に、あらゆる時代の若年世代に普遍的に存在した旧世代への反感を基礎にしていた…と考える。

そのような考えに私が至ったのは、私がインターネット黎明期に、コンピュータによる定理証明の研究をしていたことの影響も大きい。

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2010-11-16 20:13:39 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 自己紹介, 論理学 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年12月12日 (火)

プログラム・ウィッシュリストについて

プログラムのアイデアがふと浮かび、ちょっとどういう要件が必要か考えてみる……。プログラムを創ることがあたり前のギリギリの世代に属するからか、そういうことがよくあります。

昔創りたかった、または、今創りたいけど、時間的に実力的にまたは環境から「どうも創れそうにないな」というプログラムのプランがあります。もちろん、創るまではしたくないな、とか、誰かが創ってくれたらいいな……なんてものもあるのですが。

そういうものは実現性が何らかの意味で低くて、「欲しい」というのはちょっと勇気がいるのですが、それをエイヤとばかりに書いてしまおうというのが、プログラム・ウィッシュリストのカテゴリです。

プログラムに詳しい友人はおらず、新技術とかチェックしてこなかったので、「そんなのすでにあるよ」ってこともあるでしょう。そういうときはお願いですから、是非コメントください。
初公開: 2006年12月12日 20:02:32
最新版: 2006年12月12日 20:02:32

2006-12-12 20:02:28 (JST) in プログラム・ウィッシュリスト, 情報工学・コンピュータ科学 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年9月 7日 (木)

コンピュータ定理証明における弁証法 − 私が作りたいシステム

コンピュータ定理証明


コンピュータ上での定理証明は、整えられた環境でコンピュータにガイドされながら、特殊なプログラムを書く作業であると言っていい。そのプログラムが実行されると、入力物である真偽不明であった命題が、真なる定理として型付けされ出力されるのだ。

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2006-09-07 17:29:34 (JST) in プログラム・ウィッシュリスト, 情報工学・コンピュータ科学, 論理学 | | コメント (2) | トラックバック (2)

2006年9月 4日 (月)

あれっ?Cygwin の ImageMagick がウンともスンともいいやがらねぇ

7月1日にフィギュア写真をアップしているけど、このときサムネイルを作るのに、ImageMagick の convert と identify を使っているので、その日までは少なくとも使えていた。

それが今日フィギュア写真をアップロードしようとすると、サムネイルができねぇ!

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2006-09-04 19:04:53 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 近況 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年7月15日 (土)

今日久々にプログラムやってて激しく疲れたこと

読書ばかりだとどうも、薬のせいか睡魔に負けることが多いので、今日は実装をあまり想定しないちょっとしたテストとして、プログラムで遊んでみた。

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2006-07-15 23:09:20 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 近況 | | コメント (1) | トラックバック (3)

2006年6月20日 (火)

P2Pファイル共有がある社会の著作権法に向けて

セキュアジャパン 2006 の Winny 対策としての VM は釣り?》の最後に書いたものの再録ですが、プラスして少しだけ説明したいと思います。《CNET:エコノミー、マーケティング、そして IT:著作権クライシス》を見て関連としてまとめておこうとしたのが動機です。


ここでは「フリーの代価」は必要だし、そのために上限を設けないと将来が不安だと述べています。


ここでは著作物のネット利用について、「個人利用」ができる場合があるという信念とパロディなどの表現の自由のために、著作者側の無努力に対して、私は「翻案権」を簡単に(しかも著作者との接触なく自己責任で)行使できるようにしてくださいと唱えています。


ここではより妄想度が強いですが、著作者がそれぞれ銀行のような役割を果たすことを目指しています。中抜きがあるかもしれませんが、ファイナンシャルマネージャー的な仕事は増えるかもしれません。


P2Pファイル共有課税や暗号通信課税も必要なのかもしれませんが、それは音楽などの対価とせず、成人用に指定してネットの保証金ぐらいにすべきです。そこからしか音楽に金が回らないのはビジネスとしてムリでしょう。

ただし、どれぐらい使ったかは自己申告にしないと盗聴などのプライバシー上の懸念や、暗号メールをすべて中継点で記録される等の不都合が出かねません。

案外、キーやマウスのアイドル時間やアプリケーションや利用サイトの利用時間ごとに「自己申告」で色を付けてあとから集計するとかいうアプリが必要なのかも。もちろん、お持ち返り自由でサービス残業もカウント。:-)


ここでは合法ウィルスすなわちネットワークワクチンを使うのを許してはどうかと述べています。


皮肉ぎみにプロバイダによるP2Pファイル共有への規制を「問題ない」しています。


P2Pファイル共有に積極的意義を見出し、作業履歴流通に使うと良いのではないかと述べています。


これは文化庁のパブコメ募集の機に、私的利用についてザッと考えてみたシリーズです。P2Pファイル共有と特に関連が深いのは(1)と(4)でしょうか。
初公開: 2006年06月20日 01:34:04
最新版: 2007年11月23日 12:47:59

2006-06-20 01:34:02 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 経済・政治・国際 | | コメント (5) | トラックバック (3)

2006年5月12日 (金)

KVM (CPU 切換器)がうまく使えねぇ〜

現在、軽い精神分裂病の真っただ中にいると思われますが、薬をもらったからか比較的症状も安定しているので、この記事を書いています。実は薬の副作用なのかフルえ(つーか「こわばり」?)が止まらまくて今も書きづらいです。

私がメインに使っているマシンには Windows XP が入っており、もう一台にテストを走らせることが主たる目的となる Linux マシンがあります。他にもないことはないのですが、マトモにメンテしている PC は、この二台だけとなります。

もともと、KVM を使ってはいたのですが、モニタも中古で手に入れることができたし、マウスも3ボタンではなく普通のスクロールボタン付きに替えたし……ということで、その必要性が薄くなっていました。

さらに、精神分裂症時にいろいろ放り投げたり(人に向かってではない)したこともあってか、ところどころ接続を修復しなければならなくなったので、ちょっと配線を次のように替えようとしてみました。

モニタは別々、マウスも別々、でも、キーボードは共用。

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2006-05-12 19:18:37 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 精神分裂病, 近況 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年4月30日 (日)

セキュアジャパン 2006 の Winny 対策としての VM は釣り?

本丸はこちらのように思います。

共謀罪は、今の日本の体制であればあとから包括的に政府による情報利用を規制する法律を作れば何とでもなるような気がしてスルーしていたのですが、ボット対策とプロバイダ規制の法律が含まれていたんですね。

恥ずかしながら、この記事の公開日の前日(4/29)にはじめて気づきました。

ボットに関して私の意見は下記「参考」の日弁連の見解とだいたい同じです。挙証責任をボット作成者側に課してもよいので主観目的を入れて欲しいです。

さらなるプロバイダ規制をしたいならば、本当は令状の保全・公開システムを作れといいたいのですが、少なくとも、プロバイダへの命令を行ったときに、令状なしであれば、それが保全され自動的に公開されるシステムと、できればプロバイダ側からユーザーへのデータ提供範囲の通知義務が欲しいです。

情報コントロール権やプライバシーを守ることはもちろん、警察などへのなりすましを防ぐことが目的です。タテマエ上はプロバイダ業には自由に参入できるはずですから、セキュリティレベルの低いプロバイダでもダマされにくいよう対策をこうじておこうということです。


セキュアジャパンの VM (Virtual Machine) 構想とは違いますが、VM っつーかエミュレータの技術は、複数の第三者がそれぞれプログラムの仕様を理論的に枝切りしながら総当り的に検証し、その証明過程のソースを公開した上で対象プログラムを電子認証し、そのような認証済プログラムのみリモート実行できるようにする……とかいう技術として、私がずっとやりたかったものなんです。

デバッガの代わりに理論的な極限状況を再現できるものとしてのエミュレータって感じかな。他の方からすれば、エミュレータというよりもインタプリタ + 定理証明システムってことになるのかもしれませんが。

そういった研究は私にとっては困難で諦めていましたから、その分野に研究費がまわるのは研究を離れた今も正直うれしいです。でも、それは今のところ「空中要塞」を造りたいってぐらいのアイデアですからね。

そういう私からすると、Winny 対策に VM ってのは、ボットとかの空中戦がメインになってるのに、ウィルスの射程距離から絶対届かないことを追及するって感じで「大艦巨砲主義」を思い出させるんですよ……


最初、武田様のところにコメントをしたのですが、コメントを許可制になさっていたのか、うまく書き込めなかったのでブログに書き、トラックバックしました。二重になってしまったら、お手数をかけて申し訳ありませんが、コメントを消去していただければと思います。

そのコメントを基にしていますが、かなり書き足しています。


匿名 P2P を認めた上で、著作権法をどう考えるかという私の意見については、あくまで方向性でしかないですが、下記をご参照ください。

更新: 2006-04-30, 2006-05-01
初公開: 2006年04月30日 00:21:58
最新版: 2006年05月01日 02:09:46

2006-04-30 00:21:56 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 時事, 論理学 | | コメント (4) | トラックバック (4)

2006年4月11日 (火)

ICカードの迷信をバカにできるほど端末管理できてる?

「偽造カードが作られる」のは迷信に近いのかもしれませんが、「スキミング」による電子スリについては、サーバーに接続などして正規のチャレンジができるクライアントを持ち歩ければ理論的には可能だと思います。

>
>
...接触型カードにかざせば、たちまちデータを読まれ(3秒ほどでOK)、偽造カードを作られてしまう恐れがある。


て典型的な迷信のひとつですね...ICカードとリーダーのやり取りはチャレンジ・レスポンス方式で暗号化されてますので、スキミングされても平気です(もちろん、暗号化のキー長が短ければリスクなしとは言いませんが)。データを読まれてもなりすましは不可能ということです。...


電子スリが起こらないようにするには、端末の管理をしっかりしなければなりません。

ただ、管理をしっかりするとしても、「端末が今どこにあるか」「ちゃんとした回線経路を辿ったか」がわからないと究極的には封じられないのではないでしょうか?後者はまだしも、前者はカード側に地点を確かめる機能がない以上、複数端末の連携による地点の偽装に対抗するのは困難なため、理論上の懸念(迷信?)は残ると思います。

とはいえ、今でも、デビットカードやプリペイドカードで同様のこと(正規に接続できる端末を用いたアタック)が起きても良いのに、そういう事件の報道がないということは、犯罪が割にあわないなど、実用的には十分な管理がなされているのでしょう。
更新: 2006-04-11
初公開: 2006年04月11日 21:03:15
最新版: 2006年04月11日 22:13:21

2006-04-11 21:03:11 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 時事 | | コメント (5) | トラックバック (4)

2006年4月 5日 (水)

はてなブックマーク「投げ銭予約」のアイデアまとめ − 金本位制のメタファより

このアイデアは、ほんの少し責任のあるレーティングとして、はてなブックマークポイント(投げ銭)を使い、そのレーティングの信頼性を「送ポイント総額」「予約総額」「予約総額のうち送ポイント可能額」を開示することで判断してもらおうというものです。

さらに、それらの集計をタグごとに開示することで、社会において「収益力のある関心」の指標を呈示することも射程に入れます。


「投げ銭予約」の性質


以前とは違うページになっていても、あの頃の感動をもとに投げ銭する。

これが「投げ銭予約」について私が提案する本質です。

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2006-04-05 01:27:44 (JST) in はてな関連, プログラム・ウィッシュリスト, 情報工学・コンピュータ科学, 経済・政治・国際 | | コメント (6) | トラックバック (1)

2006年4月 1日 (土)

ISP による Winny 規制が良くない理由

まずはじめに、私は ISP による規制はかまわないと思っている。すでに日本は、開発者の逮補という大きな一歩を踏み出しており、他の世界と歩みを異にしてもコンピュータの技術よりも行政の法解釈技術で P2P を規制をする方向に進んでいる。

私は技術の発展において多様性があることが何よりも重要だと考える人間である。たとえ世界が「ネットの中立性」を最大限確保しようとしていても私は日本の自己犠牲的な独持路線を支持する。

ただ、今回はそれはそれとしてなぜ ISP による規制を問題とすべきかを考えてみた。

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2006-04-01 19:57:44 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 時事 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年3月21日 (火)

呪術的オブジェクト指向用語訳

ハッカーのことを中国語では黒客(hei ke)と書くのだそうな。日本語的には湯桶よみになるけど、ハッカーは灰客、クラッカーは黒客としたほうがイイ感じなんだよね。

中国語でオブジェクト指向プログラミング言語って面向対象的程序設計語言になるそうだが、この用語訳じゃオブジェクト指向を説明するのにあまりイメージがわいてこない。

私は宗教学が好きで、《宗教と動機付け》にあるのは今のところキリスト教と仏教のハナシばっかだけど、やはり、中国思想や日本神道にも興味がある。

しかも、《フィギュア写真》のカテゴリでわかるように人形大好き。球体関節人形の写真によくあるエゲツない感じももちろん好きで、さらに《フィギュア写真》のようにそれをよりシンボリックな方向にもっていった感じが好みだったりするのよ。

で、そういう私からすると、オブジェクト指向ってのは、なんかこう人形っつーか人型操ってドーコーする、陰陽師とかパペットマスターとかネクロマンサーなイメージなわけ。

ってことで今回、オブジェクト指向の用語を呪術的な漢字にあてはめてみた。

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2006-03-21 11:14:12 (JST) in ゲーム, 情報工学・コンピュータ科学, 日本語論 | | コメント (0) | トラックバック (4)

2006年3月16日 (木)

Winny 媒介流出事件 ― 新たなプロバイダ規制 vs P2Pファイル共有の信頼モデル

Winny によりダウンロードしたファイルを実行して、ある種のスパイウェアに感染する事件が取り沙汰されている。他のスパイウェアと同様にある程度の範囲にあるデータを無分別にネットワーク上に送信するが、問題は、他のスパイウェアと違い、その PC にある特定の P2P ソフトを介在するため、送信先の管理者に対策を求めることが難しいことにある。

(ちなみに「スパイウェア」という言葉だが、私は自然に発生し、まだ一世代すら経ていない言葉を「定義付け」するようなせっかちなヤカラの定義に従うつもりは毛頭ない。)

なぜ、対策が難しいか。その理由にはいくつかの側面がある。

まず、管理者について

1.
送信先の「管理者」が複数いるだけでなく、技術的に特定するのが難しい。
2.
P2P の利用は違法性が高く、管理者として名のり出ることが難しい。
3.
さらに個々の管理者のレベルはまちまちで対策の実施について確実性をあまり期待できない。


さらにアプリケーションの利用の問題として

4.
ファイル共有を目的としていたためキャッシュの削除に関しては意図的にやりにくくされていた。
5.
同じ P2P を利用して意図的に捏造した情報を流すことは、DoS アタックのような過負荷を利用した不正アクセスと見なされかねない。
6.
ハッシュの捏造は難しい。

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2006-03-16 05:15:30 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 時事 | | コメント (2) | トラックバック (3)

2006年3月 8日 (水)

IT 革命とデフレ――自由主義的改革としての「ゆとり教育」

97年の危機をうけて、橋本総理から続く日本の自由主義的改革は、IT 革命の洗礼をうけた私のような者にとって、まさに時宜を得たものだった。革新的な技術が登場した以上、《「結果」の平等、「機会」の平等》に書いたように「努力」に重きをおかない自由主義的価値観への転換は必要不可欠だと思っていたからだ。

しかし、同時にはじまったデフレとの闘いの中に置かれることで、圧迫のために「自由」を発揮するのが難しくなったものがある。

その一つが 1999 年の学習指導要領改正、2002 年実施の悪評高い「ゆとり教育」である。

ゆとり教育が受験戦争にかまびすしい 80 年代でなく、今、自民政権で行なわれたのは、それが社会主義的な詰め込み教育への批判だけをうけたものでないことを示している。

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2006-03-08 14:10:06 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 経済・政治・国際 | | コメント (2) | トラックバック (3)

IT 革命と私――WWW と Tcl の衝撃

私が学生時代に IT 関係者の卵として衝撃を受けた事件が二つあった。

一つは「IT 革命」そのものといっていい WWW (ワールドワイドウェブ、俗にいうインターネット)の普及。

もう一つは、今では若干下火になってしまったが、Tcl という組み込みを前提としたコマンド言語の登場である。

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2006-03-08 13:52:47 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 自己紹介 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年3月 7日 (火)

ケータイと PC の連携:「着脱式デバイス」で特許取得なんてできるの?

「USBメモリ挿入−プログラム自動起動」で特許取得》という記事があった。 特許電子図書館で「着脱式デバイス」で検索すれば関連特許(今のところ同一の代表出願者による)が出てくる。

USB 機器を CD-ROM として認識させ AUTORUN.INF を実行させることに関する特許のように見える。

出願は 2002 年……90 年代ならまだしも 2002 年でこれぐらいのアイデアは PC をいじる人間なら誰しも持っていただろう。「その分野の専門家(当業者)が容易に思い付くことができる」というものじゃないのか?

まぁ、でも今さら AUTORUN.INF みたいな社内セキュリティ的に問題のある機構だからこそ、特許がおりたのかもしれない。

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2006-03-07 11:24:27 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 時事 | | コメント (0) | トラックバック (3)

2006年2月27日 (月)

GPL のここが嫌い

任意の商用ソフトにバンドルできない GPL は嫌いだ。公務員や年金生活者じゃないニートな私にとって GPL に基づく制作は未来を蝕む糖尿病のごときモノでしかない。

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2006-02-27 22:01:37 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 経済・政治・国際 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年2月17日 (金)

メディアプレイヤーとしてのゲーム機: どこかでゲームしますか?どこでもゲームしますか?

ゲーマーの人に聞きたい。携帯ゲーム機って持ち歩く?

修学旅行に持っていく?うん、きっと禁止されるから、話題性があっていいかもね。でも、ゲームをやりたくて持っていくわけじゃないよね。

毎日学校に持っていく?新しいゲームの続きができるからいいかもね。でも、いつもやってたら変なヤツ扱いされない?

待ち時間が暇?確かにガキが DS とか GBA とか持ってるの見るよね。でも、携帯電話で十分じゃない?

携帯ゲームってさ、フツー家でやらない?特殊な人は部室でやってるかもしれないけど。

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2006-02-17 04:53:21 (JST) in ゲーム, 情報工学・コンピュータ科学 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年2月 7日 (火)

オブジェクト指向にできないテキストフィルタの難しさにヘタれる

現在作っているプログラムは昔ながらの「テキストフィルタ」になるのですが、少し処理が複雑なため、あちらを直せばこちらにバグが出るといった感じになっています。今の GUI のソフトのように簡単なプログラムを積み上げてくという感じにはなっていないので、ちょっと大変です。

そういえば、学生時代にオブジェクト指向言語 SmallTalk でファイルを読み込んで処理するプログラムを書いていると、エラい先生に、オブジェクト指向は小さなプログラムを積み上げるもので、そんなに大きな関数を作ってはいけないと注意されたことがあります。

「だったら、お前、再帰バリバリの関数呼び出しで parser を書いて見ろよ」といいたくなりましたが、まぁ、オブジェクト指向に大きな関数は作るべきでないのは事実だし、何を作っているかの説明も面倒だったので、黙っていました。

だからこその XML なんでしょうね……。ツリー構造に落としてしまえば、まさに再帰関数の呼び出しに都合がいいし、タグの定義部は別実装だから変数束縛のスコープも考えなくていいし。

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2006-02-07 23:26:30 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学, 近況 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月 4日 (土)

P2P を用いた作業履歴流通の可能性

現在、違法コピーの温床でしかない P2P (peer-to-peer) ネットワーク。しかし、「ファイル共有」という仕組は Web の普及によって皮肉にも損われた Internet の頑健性を復活させるものと見ることができる。

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2006-02-04 01:07:08 (JST) in 情報工学・コンピュータ科学 | | コメント (0) | トラックバック (1)