外作用的簡易経済シミュレーションのアイデアと Perl による実装
抽象化された確率モデルにおいて、内的作用(内作用)により作られたモデルと外的作用(外作用)から作られたモデルが同じ臨界をもたらすことがある。経済に関するモデルを作るとき、ミクロな部分でなしたことがマクロに影響するということがいいたいことがあるが、マクロの大きな数と複雑な動きを表すにはコンピュータを用いても限界がある。確率モデルのようなアイデアをもってすれば、コンピュータシミュレーションなどで解析できるほど少ない数でも、しかし、それが外作用的にミクロな内作用と関わるというモデルが作れるのではないかと考えた。
私は本稿の実験および考察を通じ、外作用をとても簡易で厳格なモデルにするが、内作用については外作用との関わりはごく限るかわりにその表現を自由にすることで、いろいろな問題についてある種の見通しを出すことができるかもしれないという感触を得た。
2011-01-09 00:18:52 (JST) in 経済学 | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (4)