無党派層のモデルの一案
投票の際、特定の政党を排除するにはどうすればいいかを考えます。
このような選択は一見できないように思えるかもしれません。
しかし、これは、多くの人が特定の政党を排除した残りの政党の中から、くじで投票する政党を選ぶことにより、実現できます。
もちろん、くじで選んでも「特定の政党」を選んでしまうことになるわけです。しかし、他の人も同じようなくじ引きによる選択をすると、十分たくさんの投票者がいれば、「特定の政党を排除する」という選択をしたのと、ほぼ同じことになります。
「通常」のように一つの政党に絞っていくのは責任のある方法ですが、他人を信頼してくじを使うという点において、上記の方法も責任ある方法だと思います。そのような投票行動は上記のようにくじを使ってしか実現できないでしょうから。少なくとも無党派層の無投票よりは責任ある行動だと思います。
無党派層を単純にモデル化しようとすると、「一つの政党に絞る」という選択と「特定の政党を排除する」という選択のせめぎあいとして表現できるのではないでしょうか?
なお、無投票の行動については別段の考慮を必要とするでしょうが、無党派じゃない者の積極的棄権も考えなければならないことは注意を要するでしょう。
更新: | 2007-03-12 |
初公開: | 2007年03月12日 11:39:03 |
最新版: | 2007年03月12日 12:17:00 |
2007-03-12 11:38:30 (JST) in 政治制度 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (2)