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2011年1月 9日 (日)

外作用的簡易経済シミュレーションのアイデアと Perl による実装

抽象化された確率モデルにおいて、内的作用(内作用)により作られたモデルと外的作用(外作用)から作られたモデルが同じ臨界をもたらすことがある。経済に関するモデルを作るとき、ミクロな部分でなしたことがマクロに影響するということがいいたいことがあるが、マクロの大きな数と複雑な動きを表すにはコンピュータを用いても限界がある。確率モデルのようなアイデアをもってすれば、コンピュータシミュレーションなどで解析できるほど少ない数でも、しかし、それが外作用的にミクロな内作用と関わるというモデルが作れるのではないかと考えた。

私は本稿の実験および考察を通じ、外作用をとても簡易で厳格なモデルにするが、内作用については外作用との関わりはごく限るかわりにその表現を自由にすることで、いろいろな問題についてある種の見通しを出すことができるかもしれないという感触を得た。

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2011-01-09 00:18:52 (JST) in 経済学 | | コメント (6) | トラックバック (3)

2006年9月11日 (月)

別サイト記事再録 − 「日銀カード(仮称)」構想

自分なりの金融システムに関する勉強のまとめや、支払い専用匿名口座の提案を 2001 年ごろに書き、それを 2002 年の 3 月 1 日から本名で公開していました。ただ、どこともリンクしておらず、Google の検索にもひっかからなかったはずなので、誰も読んだことはないと思います。下の PDF になります。(索引が文字化けしてます。すいません。)

こんなタイトルですが、私は日銀とは一際関係がありません。

現在では、支払い専用匿名口座は善意の第三者が偽造カードとパスワードを取得したとき、救済手段がないため、あまり良いものではないと考えています。残り度数などがカード内にあれば偽造カードによるものが自分の支払いでないことを示せますが、それなら今普及し始めている Edy などの IC カード型電子マネーを使えば済むことでしょうし。
更新: ,01/08/31,02/03/01,2006-09-07,2006-10-02
初公開: 2006年09月11日 14:31:58
最新版: 2006年10月02日 19:49:26

2006-09-11 14:31:49 (JST) in 経済学, 電子金融 | | コメント (1) | トラックバック (2)

2006年4月 5日 (水)

金本位制のメタファに基づく、はてなブックマーク「投げ銭予約」のアイデア

金本位制の「本貨・紙幣」の信用モデルの類似システムとして、はてなブックマークの「投げ銭・投げ銭予約」を捉える提案のまとめを《雑記》に書きました。元は私が投稿した、はてなアイデアです。はてなへのリンクも併せて下記リンクに記載しています。

更新: 2006-04-05
初公開: 2006年04月05日 01:37:09
最新版: 2006年04月05日 01:37:09

2006-04-05 01:40:09 (JST) in 経済学, 電子金融 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月29日 (水)

名目賃金と実質賃金 − 失われた10年は残業に課税すべきだった

大竹文雄のブログ: 若者の所得格差拡大》を読みました。私に初歩的な誤解があるのかもしれませんが、名目賃金と実質賃金の理解に違和感があり、提案なさっている施策に賛同できませんでした。

お時間があれば大竹先生以外の方でも私の理解を直していただければと思います。

まず、確認なのですが、インフレであれば物価が上昇するわけですから自然に実質賃金は下がる。逆にデフレであれば自然に実質賃金は上がる。のですよね?

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2006-03-29 02:13:23 (JST) in 経済学 | | コメント (3) | トラックバック (1)

2006年2月 4日 (土)

「結果」の平等、「機会」の平等

「結果」の平等は、一見、「結果」重視に思えるかもしれないがそうではない。これは、同じ「努力」をしたのならば同じ「結果」になるよう、「結果」のほうを操作すべきだという「努力」重視の考え方である。「結果」重視の人々は、むしろ、良い「結果」が得られるように「努力」するべきであるが、得られた「結果」はどのようなものであれ、甘受しなければならないと考えがちである。

「機会」の平等は、ある時点において、それまで努力をしていようがいまいが、平等なスタートラインに立てることを保証し、それ以降はたとえ運が悪かったとしても、それを受け入れなければならないという思想である。結果を報酬で量る必要は本来ないのだが、分配を経ない結果で大抵の人が評価できるものとなると報酬しかなく、普通は報酬を得る公正な方法をいかに整備するかが中心的な話題となる。

「機会」の平等は「結果」の平等の単純な対立概念ではない。成長期には「努力」重視で、収穫期には「結果」重視に移行する概念と捉えるべきであろう。

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2006-02-04 16:45:26 (JST) in 法の論理, 経済学 | | コメント (1) | トラックバック (2)

2006年2月 1日 (水)

『顕示的消費の経済学』を読んで

顕示的消費の経済学』(Roger Mason)を、主にその中で参照されるものを読みながら、自分なりの消費者心理のモデルを考えてみる。

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2006-02-01 03:22:56 (JST) in 経済学 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月29日 (日)

リスク共有型投資 --- 資産的効用のサヤ取り

自国の株価指数への投資は、自国への投資であると同時に、自国内他企業から自社が取り残されることへのリスクヘッジという側面がある。前者は、自分と同じリスクを共有する者への投資「リスク共有型投資」と呼べ、後者は「リスク分散型投資」といえる。

リスク共有型は、明に暗に資産性があると認めているものと、当該資産との正または負の相関があり、リスク分散型は、それとは別の資産性があるものと当該資産との相関がないことを条件とする。

自国への投資は、普通のリターンを求めるだけでなく、公共的な投資も兼ねている。この公共部分は、財産性はなくても、本人にとって資産性がある。自分にとっての公共的資産性が高いのに自国の株価指数が低ければ、公共的活動を増やすことで、自国の株価指数が上るように行動でき、逆ならば、公共的活動を減らして利益を確定させることによる広い意味でのサヤ取りができる。

社員持株はリストラに対するリスク分散型投資だが、基本的にはリスク共有型投資である。自社株の資産効果消費と自社への貢献的労働のサヤ取りができる。

サヤ取りは、危険があるのが世の常である。
更新: 05/01/17, 05/02/01
初公開: 2006年01月29日 03:17:48

2006-01-29 03:17:48 (JST) in 経済学 | | コメント (0) | トラックバック (0)

失業の理論

日経新聞 (01/08/15 - 01/08/17) 『やさしい経済学 基本のきほん』のコーナーで「失業に克つ」という題で橘木俊詔 教授の記事があった。この著者は「日本の経済格差」という著書もあるので、わざと論争的なことを書いているのかもしれない。

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ケインズは、……労働組合の圧力によって賃金が下落しない性質に注目し、働きたいのに職が得られない「非自発的失業」の存在を示唆した。


違うのではないか?

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2006-01-29 03:00:34 (JST) in 経済学 | | コメント (0) | トラックバック (0)