最新コメント一覧 (20件) [RSS]

JRF on ボランティアについてのゲーム理論的なモデル

ここには書いていませんでしたが、↓にもソースがあります。

《GitHub - JRF-2018/volunteer_game: ボランティアについてのゲーム理論的なモデル》
https://github.com/JRF-2018/volunteer_game

投稿: JRF | 2024-07-12 00:29:15 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新: micro_economy-20200310.zip。バージョン 0.0.10。

《micro_economy-20200310.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7198459140

「公共事業」の成長を考えてみた。

投稿: JRF | 2020-03-10 14:55:02 (JST)

JRF on ボランティアについてのゲーム理論的なモデル

初公開: volunteer_game-20200302.zip。バージョン 0.0.1。

《volunteer_game-20200302.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7154804952

↓に感想を書いたのでよろしければそちらもご参照ください。

[cocolog:91719427]
http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2020/03/post-23e291.html
>環境保護などを想定したボランティアについてゲーム理論的なモデルを考え、所得税からNPOを支援するような「協力」の必要性を考えた。ゲーム理論の「御用学問」性を疑う。<

投稿: JRF | 2020-03-02 06:36:16 (JST)

JRF on 資産市場の簡易シミュレーション

更新: simple_market_a1-20200224.zip。バージョン 0.0.3。

《simple_market_a1-20200224.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7035737756

simple_market_a1_02.py に --sort-of-intellprop=rich オプションを作っただけ。

↓にこれを「応用」した記事を書いた。

[cocolog:91702707]
http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2020/02/post-b6b159.html
>新自由主義的な国家資格・免許ではなく懲罰的罰金で十分だとする知識の蓄積への影響は、後者が最大級の蓄積者を出しうるが、平均的には前者のほうが平等的で新たな知見を生成しうるのではないか? 「資産市場の簡易シミュレーション」からそう考えた。<

投稿: JRF | 2020-02-24 05:55:30 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新: micro_economy-20200222.zip。バージョン 0.0.9。

《micro_economy-20200222.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7027163248

最適化に関する細かな修正。

投稿: JRF | 2020-02-22 03:20:31 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新: micro_economy-20200215.zip。バージョン 0.0.8。

《micro_economy-20200215.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7002595239

micro_economy_4.py を micro_economy_7.py にだいたい統合した micro_economy_7li.py の追加。

あと、生産の分担をするときのパラメータを少し増やした。この変更で、生産の分担がより敏感になされるようにできるはず。

投稿: JRF | 2020-02-15 08:35:29 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新: micro_economy-20200213.zip。バージョン 0.0.7。

《micro_economy-20200213.zip》
https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_7092931482

これまでの micro_economy_*.py については、socialDebt の計算間違いを主に訂正している。

micro_economy_7.py では様々な工夫があるが、最適化が基本失敗し、inf が返ってきたとき raise ValueError("Economy Collapesed.") するようにした。そもそも、inf が返りにくくはなっているが。

最後まで迷ったこと。tanh と arctan は似た関数で、これまでは arctan を使ってきたのだが、今回からは tanh を使うことにした。これまで使っていた arctan を tanh に変えるか、かなり迷ったのだが、統一感の他に変える大きな理由もなく、変えないのは歴史的な理由しかなく逆にどちらでも良いことがわかるということで、残すことにした。が、今後批判があればわからない。

ちなみに micro_economy_6.py がないが、exp_01_06.py がその代わりという扱い。

↓に感想を少し書いた。

[cocolog:91677019]
http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2020/02/post-59b062.html

投稿: JRF | 2020-02-13 06:52:17 (JST)

JRF on 資産市場の簡易シミュレーション

更新: simple_market_a1-20190611.zip。バージョン 0.0.2。このバージョンのダウンロードは↓。

https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_6056530804

ココログ全面リニューアルにともない自由なアップロードができなくなったため、暫定的に SugarSync にアップロードしている。ココログで自由にアップロードできるようになったら改めてココログにアップロードするつもり。

今回は、上の「参考」の説に書き足したように「その2 論理的モデル進化」の記事を新たに書いた。そしてアーカイブに simple_market_a1_02.py を足した。

simple_market_a1_01.py についてはやってることは変わらないが、simple_market_a1_02.py と diff を取りやすいように少し整形した。上の記事についてはほんの少し補足したことがあるくらい。

なお、前回分も含め↓に感想も書いているのでご参考まで。

《資産市場の簡易シミュレーション…を作り、記事を公開した。 - JRF のひとこと》
http://jrf.cocolog-nifty.com/statuses/2019/05/post-aa01d1.html

投稿: JRF | 2019-06-11 21:46:07 (JST)

JRF on 資産市場の簡易シミュレーション

初公開: simple_market_a1-20190531.zip。バージョン 0.0.1。このバージョンのダウンロードは↓。

https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_6911496407

投稿: JRF | 2019-05-31 20:08:26 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新: micro_economy-20190529.zip。バージョン 0.0.6。ダウンロードは SugarSync から↓。

https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_6904860256

初期値の設定ミスを修正。ただ、ほぼ影響はないはず。

あと、score_transforms.png をアーカイブに入れるのを忘れていたので入れた。

投稿: JRF | 2019-05-29 16:11:36 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新:micro_economy-20190524.zip。バージョン 0.0.5。ダウンロードは SugarSync から↓。

https://www.sugarsync.com/pf/D252372_79_6993339670

まず、ココログの全面リニューアル(2019年3月)にともない、自由なアップロードができなくなっている。そのため、ダウンロードサイトを一時的(予定)に SugarSync にしている。

今回、「その3 log 戦略」と「その4 最適化の失敗」の記事を書き、アーカイブに micro_economy_5.py と exp_01_06.py と exp_01_06.log を加えた。それらについては記事を参照していただきたい(リンクは上に書いてある)。

また、従来からあるものも少し変更している。

まず、Economy._calcProfitOfCompany を読みやすく変更。これは影響はないはず。

次に、資本家(capitalists)について毎期、self.socialDebt += curPrice.wages するように変更。

さらに、各期の終りに就業者ごとと失業者ごとにランダムにソートするようにした。失業や就業のチャンスがランダムに来るように、ただし、最適化に便利なようにその期でその境界が一定になるようにそうした。

さらに、各期について総貯蓄の増分を表示するようにした。


そして、上の記事については「追記: 労働供給に関する資産効果の補足説明」を書き足した。

投稿: JRF | 2019-05-24 23:16:27 (JST)

JRF on 受託者責任と違法ダウンロード拡大

更新: 「みなし」を一部「推定」に書き換えた。日常語としての「みなす」を使っているため、それで統一してしまっていたが、法律用語として「推定」を使うべきところをそう改めた。

また、私的使用に一部それが「私的利用」かもしれないことを示すカッコ書きを付けた。一部コピーなので「利用」かもしれないが、引用なので微妙なところ。

以前の記事では著作権の本を読んだりして書いたが、今回は著作権法の本は読まず、民法の本と Wikipedia を少し読んだだけだったのが、祟ったようだ。

おわびして訂正します。

投稿: JRF | 2019-02-28 18:14:19 (JST)

JRF on 受託者責任と違法ダウンロード拡大

更新: 2・3ヶ所、補足的にちょこっと書き足した。また、証拠保管について「同人的イラスト」などに関する追記は、考察をそのまま反映するとかなり書き換えないといけなくなるので、それはよして、リンクを追記しておくだけにした。

投稿: JRF | 2019-02-23 01:19:52 (JST)

JRF on 受託者責任と違法ダウンロード拡大

初公開。[cocolog:90720537] で少し補足した。

投稿: JRF | 2019-02-22 03:23:45 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新:micro_economy-20180909.zip。バージョン 0.0.4。

その2の検討をしているときに気付いたのだが、贅沢品の需要の計算でミスをしていた。

if x.savings + curS >= curPrice.luxuries \
        and ((x.savings + curS - base) / 3) + base \
        >= curPrice.luxuries:

というとったところ(複数)を…、

if x.savings + curS >= base \
        and ((x.savings + curS - base) / 3) + base \
        >= curPrice.luxuries:

…と書き換えた。贅沢品の売り個数おかしくなっていた。毎期、労働者の数ぐらい売れることがあった。

ただし、こうすると、新規貯蓄が大きいと基準額が大きくなり、買える人が少なくなるという点で、新規貯蓄をあまり増やさない効果があることになる。当然、賃金を抑える方向に働くわけで、それをシステムにビルトインして示唆するのは、労働運動的にはあまりよくないかもしれない。

それにつれて、失業者数の初期値を 200 から 300 にした。そうでないとうまく動かないことが多かった。また、そうやっても、micro_economy_2.py が不安定になった。

あと、ほとんど意味のない改変だが、micro_economy_1sd.py で新規貯蓄が 0 以下になって労働供給が 0 になる場合にペナルティをくわえるようにした。

アーカイブには、その2の内容も同梱するようになった。micro_economy_3*.py や micro_economy_4*.py も同梱している。それらについては、その2の記事を参照して欲しい。

投稿: JRF | 2018-09-09 22:42:18 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新:micro_economy-20180322.zip。バージョン 0.0.3。

micro_economy_1sd.py のみの更新。資本家の debt について計算し忘れがあったのを修正。

どうしようかと思ったが、それのみの更新なので、他はバージョンナンバーは上げなかった。

あと、わかっている不具合というか…、現在、失業者数が 0 になった場合、そこから回復しようがないアルゴリズムになっている。この点は改めるべきかもしれない。動く範囲を失業者数の +50% - -50% ではなく、単純に +100人 - -100人にするとか…。でも、課題によってそこが問題になるようならそう変えればいいだけの話という気もするので、今回は変更を見送った。

投稿: JRF | 2018-03-22 17:40:26 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

更新:micro_economy-20180321.zip。バージョン 0.0.2。

micro_economy_1sd.py を足した。

あと、上のコメントに書いた「感想」のひとことにも書いたのだけど…、

「ミクロ経済学」のシミュレーションと言っているのには、ちょっと語弊がある。パレート最適などのミクロ経済学の特徴的な概念を使っているかと言えばそうではなく、実際には経済原論…基礎的な経済学の原理である需要と供給の関係に触れているだけである。しかし、「経済原論」と言ってしまうと、今はマルクス経済学のことになってしまうようで、それもまた違うとして、その言葉を避けたのだった。

誤解を招く表現であることについては申し訳なく思うが、その辺の事情を斟酌していただければと思う。

投稿: JRF | 2018-03-21 01:54:42 (JST)

JRF on ミクロ経済学の我流シミュレーション その1 基礎経済モデル

初公開:micro_economy-20180319.zip。バージョン 0.0.1。

ひとこと [cocolog:89067097] に、今回のことの感想を書いてたりもしますので、よろしければそちらもご覧ください。

投稿: JRF | 2018-03-19 17:39:35 (JST)

JRF on なぜ人を殺してはいけないのか

例えば「エロ本を買う自由」のためには、社会的な寛容さももちろんですが、本を造るために働く人々が必要です。そして、そもそもカラー印刷技術が発展するためには様々な革新が必要だったことも想像できます。私にとって自由とは「拡大していく自由」で、そこには革新にともなうマイナス面もあろうとは思いますが、それを補う社会のルールも自由に必要なものとして考えられます。社会のルール、人間のルールは、自由のためにむしろ必要なものと私は考えます。

自然必然の法則に従って生きているだけでも、裁きによる善悪とは意味が違いますが、自分にとって善い結果、悪い結果というのはでてきます。「拡大していく自由」も、一つの善い結果でしょう。

感情移入については二者の場合をここでは特に考える必要があると思います。一つは、犯人側への感情移入、もう一つは、被害者側、すなわち、犯人にとっては敵側への感情移入です。

犯人側に感情移入する場合、もちろん、それで犯人のようになってしまうのではなく、犯人の動機を知り、実行に先まわりして手を打つということになるのでしょう。その先には単に感情を知るだけでなく、行動・行為として、犯行を予測し防ぐ何らかの革新的手段の考案があるかもしれません。

犯人となるべき人が敵とみなした側に感情移入する場合、敵から見れば自分もゆえあって悪であることを知るということになるでしょう。自分にとっての善い結果、悪い結果というのは自分勝手な判断ですから、自分にも悪がないわけではないことを知らねばなりません。信用の輪。敵意を敵意で返しては社会は成り立たないことを悟って、共に悪を去る一般的な方法を考案していければ「拡大していく自由」に寄与できるかもしれません。

「考案」は、知の拡大・その全体主義にすぎないといわれるかもしれません。しかし、現状に留まらず、善い結果に賭けていく心の働き(すなわち「起」「機」)は、行為であり、行動であり、体験なのだと私は思います。

「……と思っていました。」ですね。正確には。今の私は「革新」にそれほど夢を抱けなくなっています。

私はこれまでブログでの活動・趣味的なプログラミングを通じて、自分なりに「革新」の方向を目指しているつもりでいましたが、稼ぐまでになるどころかまったく注目を浴びることができませんでした。今になって、そうやって自分がやってきたことがとても無益なことのように思えるようになりました。今までの態度を延長して何かの達成といえることはもうなく、「死んだほうがマシ」だという状態を生きていると思うようになっています。

精神病である私は、尊厳死・自殺幇助・慈悲殺が認められて死なせてもらったほうが楽なのではないかと考えることもあります。もちろん、尊厳死等は、人をそこに社会が追い込んだりするようになるなど副作用が強いため法的には慎重な対応が必要ですが、自分一人で善い悪いを見れば、「死ぬ権利」を認めてもらえる社会のほうが善いように私は感じてしまっています。

そういう思いを抱きながら引きこもっている私は、ボランティアであったり、普通の仕事であったり、革新ではない「何でもないこと」に参加させてもらえることに憧れを抱きはじめています。「何でもないこと」を人と同じくできるということはすばらしいことなのです。昔ならば「人生の墓場」と心の片隅では思っていたかもしれないことを、そう悟るともなく「安息の地」として受け容れ心穏やかに過ごせる。そういう行為・行動・体験に皆が憧れられるならドラマやニュースでやるような「殺人」を犯す者はいなくなるのでしょうね。

なんか、暗い話にしてしまいました。

ともかく。この度は、人の訪れることの少ないこのサイトに、貴重なコメント、ありがとうございました。

投稿: JRF | 2016-05-24 19:07:04 (JST)

eegge on なぜ人を殺してはいけないのか

「なぜ人を殺してはいけないの?」

この問いは、1997年8月15日、 TBS ニュース23》故筑紫哲也がキャスターを務めたテレビ番組『ニュース23』が企画・放映した「ぼくたちの戦争’97」という特集コーナーで、高校生たちが大人たちと討論する中、ある高校生がこの問いを投げかけ、さらに「自分は死刑になりたくないからという理由しか思い当たらない」のですが、と続けています。この生徒は大人からの本当の答えがほしかったのです、大人達に救いを求めていたのです。

しかし、キャスターの筑紫哲也はもとより、ゲストとして同席していた大江健三郎、その他の所謂知識人達も、誰一人、答えることができなかったのです。

同年、朝日新聞で大江健三郎の「誇り、ユーモア、想像力」と題されたコメントが掲載されました。(朝日新聞 1997.11.30 朝刊)

「テレビの討論番組で、どうして人を殺してはいけないのかと若者が問いかけ、同席した知識人たちは直接、問いには答えなかった。(中略)私はむしろ、この質問に問題があると思う。まともな子供なら、そういう問いかけを口にすることを恥じるものだ。そこにいた誰も、右往左往するばかりで、まともに答えられなかったのだ。あれだけの知識人がそろっているのに、子供の質問にすらまともに答えられないのかと、世間は嘲笑した。そのようにいう根拠を示せといわれるなら、私は戦時の幼少年時についての記憶や、知的な障害児と健常な子どもを育てた家庭での観察にたって知っていると答えたいなぜなら、性格の良し悪しとか、頭の鋭さとかは無関係に、子どもは幼いなりに固有の誇りを持っているから。。(中略)人を殺さないということ自体に意味がある。どうしてと問うのは、その直観にさからう無意味な行為で、誇りのある人間のすることじゃないと子どもは思っているだろう。こういう言葉こそ使わないにしても。そして人生の月日をかさねることは、最初の直観を経験によって充実させてゆくことだったと、大人ならばしみじみと思い当たる日があるものだ。」

これは、無慈悲に生徒をなじいるだけではなく、知識人としてはあるまじき「直観」を持ち出してくるとは、全く、人間失格であり、知識人失格と断罪ぜざるを得ません。

「なぜ人を殺してはいけないの?」という問を出した生徒は、一体、何を問うていたのでしょうか。この生徒がコトバに表せない本当の問は何だったのでしょうか。
この生徒は「自分は死刑になりたくないからという理由しか思い当たらない」ということを知っているのです。つまり、私たち「人間社会の秩序を維持」するために、「殺してはいけない」ということぐらいのことは知っていると主張した上で、この生徒は、人間の尊厳を賭けて、実存を賭けて、自分自身で「殺してはいけない」本源的な理由を知りたかったのです。言い換えれば、「主体なき理性」で単に知識として知るだけではなく、「主体ある理性」すなわち意志と感情を伴った全人格を賭して知りたかったのです。

この生徒の切なる問いに答えるには、「一体、私たちに自由はあるのか?」という根本的な問いに答えなければなりません。自由がないところに倫理は成立しません、自然必然の法則に従って生きるだけなら、善悪を問うことはできません。この自然のルール(自然の摂理)に加えて、社会のルール、人間のルールに従うこということになれば、そこには私たちの自由は全くありません。

仏教は「人間の自由」について、既に2500年前に単純明確に答えを出しています。

「私たちの自由とは、自然必然の法則を無視して勝手に生きることではない、生きられるはずもない、むしろ、自然必然の法則に則り、自らのものとして、積極的に自然必然を活用する、すなわち<使然>の立場に立てば自由である。」

「また、社会からの自由を求めるならば、<人知>を客観視し、<人知の専横>を許さないことである。知は真偽、情は美醜、意は善悪というそれぞれの領分かある。<人知>は分別知であり、相対知であり、<関係知>である。関係の中に住む以上自由はない。」

「善悪は<人知>の産物である。善も悪もない世界、それが三昧の世界である。三昧には<自然の知=無知の知>と意志と感情とがある。三昧とはただ物事に<感情移入>し、物事と一つになることである、物事と一致するとき、そこに「慈悲>愛」が現成する。慈悲あるところに悪がある筈がない。善悪に苦しむより、三昧を楽しむことである。」

現代の最大の問題は<知の情意に対する越権><主体なき理性の専横><知の全体主義>なのです。大江健三郎その他の所謂知識人の存在そのものが悪なのです。若者達はこの<知の全体主義>の中で圧死寸前なのです。若者達をこの息苦しい(生き苦しい)世界から救出するには、単純に<感情移入>の骨を伝授することです。<感情移入>とは決して知識ではなく、行為であり、行動であり、体験なのです。<感情移入>のあるところには決して悪はありません、倫理判断に迷うこともありません。若者をして、何事にも<感情移入>ができる自分に、自分自身が仕立て上げられるうように、私たちは大人は、無言で寄り添いながら、機会を与えればいいのです。

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投稿: eegge | 2016-05-22 04:14:06 (JST)