ニューラルネットで負の学習: 競争的な学習の実験 その2
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概要
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競争的学習において、勝った例を負けた側が学習するだけでなく、負けた例と「若干」逆側になるように勝った側が学習することにより、学習が劇的に改善した。
競争的学習とは、ここでは、単純な2入力2出力(入出力いずれもアナログ値)の関数の学習を3層のニューラルネットワークで行う。ただし、別の初期値を持つ同じモデル二つについて、学習の際は、正解の出力がわからないが、その二つのモデルのうちどちらがより正解に近いか、すなわち、その「勝者」がどちらかだけはわかるという設定とする。
「若干逆側」にするときは、悪い例が離れていればすでに悪くなるのは避けられているのであるから、影響は 0 に近くする。悪い例が予測とほぼ一致するときは「逆側」を強く定めることができないので、これもしかたなく影響を 0 に近くする。そこそこ近い悪い例についてのみ逆側にしっかり倒して学習するようにする。
2019-05-16 05:49:50 (JST) in Python 人工知能・機械学習 | 固定リンク | コメント (4)