aboutme:118046
宝塚歌劇 雪組公演『マリポーサの花』(BS録画)を観る。ギルガメッシュとエンキドゥに見られるような(元)英雄とライバルかつ友人という、私も小説『水竜狩り』で採用した型を軸とし、中南米の現代(or 20世紀)を舞台に、「ハードボイルド」な物語が展開される。
JRF 2010年1月23日 (土)
友人が死をもって主人公を生かすことは共通しているが、私の小説ではこちらが結婚を選んでそのために死ぬのに対し、この公演では「友愛」のためだけに死ぬことになる。ただし、私の小説でも、実は「友愛」に近いものから結婚を選んでいることを示唆している。そして、両方とも死が実際にはなかったとでき「外伝」の余地を残している。
「英雄」がいなくても社会はまわる。英雄への憧れから戦いを人生とした者がなくとも政争によって政権は変わる。育てたヒロイズムを埋葬し、「普通の人」として生きることに満足させる。…私が無意識に示唆したのは、それで終らせないこともできますよ、ということか?
JRF 2010年01月23日 7283
ギルガメッシュとエンキドゥは例えば↓。
《ギルガメシュ叙事詩 - Wikipedia》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
『水竜狩り』は↓。
《昔書いた短編小説》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/2007/08/post.html
JRF 2010年01月23日 6026
宝塚歌劇 雪組公演『マリポーサの花』は 2009年12月23日 NHK BS2 で放送。↓と同じものと思われる。
《『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』|宝塚歌劇 DVD・ビデオ・CD専門ショップ|TCAショップ》
http://www.tca-pictures.net/shop/cgi-bin/item_seek.cgi?goods_code=TCAD-220
評として例えば↓。
《宝塚プレシャス : 男のロマンを描き出す 雪組『マリポーサの花』》
http://bbkids.cocolog-nifty.com/takarazuka/2008/09/post-6e98.html
JRF 2010年01月23日 1451
あと、これには関連は薄いが、傷を負った(元)英雄、竜、心臓という象徴で、↓が関連したものとして印象に残っている。
《ベオウルフ/呪われし勇者 劇場版(2枚組) [DVD]》
http://www.amazon.co.jp/dp/B0013D39NS
JRF 2010年01月23日 4584
この公演では、主人公がネロ、友人がエスコバル。
私の小説では、主人公が「結婚」を選ばない替わりに表社会での出世を手に入れるが、本心は竜のごとく濳[ひそ]んだままになるため、最後に反乱をおこして死ぬという形になるが、この公演では、主人公は「結婚」を選び即座に反乱に参加するが、表社会で生きることができなくなる。
JRF 2010年01月23日 5055