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aboutme:127251

一律にバラまく政策では、「お金持ちの子弟」の数程度では影響がなく、それを排除するコストのほうがかかるというのが、経済学的な視点だと私みたいな素人は思うのだけどな。

JRF 2010年6月28日 (月)

↓を読んで。
《[書評]伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本(浜田宏一、若田部昌澄、勝間和代): 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/06/post-49f2.html

JRF 2010年06月28日 1085

もちろん、給付部分を所得税と相殺することまで否定しているわけではない。

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/109443
>給付に対する所得制限の必要性があまり理解できない。その分余計に所得税をとればいいじゃないか、とか思ってしまう。(…)国の給付を受けてないことが居住国などをあいまいにし、どこかからの給付の根拠となって逆の所得分配が正当化されることがないように。<

JRF 2010年06月28日 1253

keyword: 二重取得
keyword: 定額還付
keyword: 子供手当

JRF 2010年06月28日 3475

この後↓にも消費税の定額還付の話題を書いたが、もう少しその点について述べたい。

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/127330
>消費税で社会保障費をまかなうといったとき、一時的に滞在する外国人が払った消費税を自国の老人に回しておきながら、外国人が帰ったあとの老後の保障については知らんぷりをする…といった法の下の平等に反する状態になりかねなかった。<

JRF 2010年07月02日 4699

生活費を基準として定額還付といった場合、家族などで家計を一つにするもののほうが一人頭の生活費は小さいので、そのままではおかしなことになる。単純には家計を一つにしたかどうかに関係なく一人頭で与えるという方法があるが、それだと子供の生活費を過大に評価することになりかねない。

JRF 2010年07月02日 0784

そこで、子供手当の論理である。つまり、配偶者を得て家計を一つにすることで還付額が下がりうるところを、将来の子供手当で回収するという論理である。だから、消費税を上げるのに子供手当の恒久化を約束する方向は、理にかなっていると私は考える。

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/126589
>要は子供ができない(その子供から孫ができない)なら、せめて次世代に金だけは出しましょう…というのが「子供手当」のコンセンサスではないか。<

JRF 2010年07月02日 3036

還付から所得税の相殺への切り替えは、むしろインクルージョンの論理にしていかねばならない。例えば、有期労働者は還付で受けなければならないが、それを越えて「常用」とすれば所得税の相殺でよくなり、それが正規雇用へのインセンティブになる…とかできないかと考えたことがある。つまり、それが法人にはメリットになるという方向である。

JRF 2010年07月02日 3790

はてなブックマーク - 《EU労働法政策雑記帳: 個人の平等から、世帯の平等へ》
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_89ec.html
>その信条により>最低賃金額が、その賃金で生活を成り立たせ<ようとする人は出てくる。そういう人に正当な給付の「端緒」としてできることはないか?消費税の還付を所得控除から切り離すときに、それができないか<。

……ただ、私も、ちゃんとした答えが出せていないことは自覚している。

JRF 2010年07月02日 8269

ベーシックインカム的な定額還付の考え方だとほぼ問題はないが、定率還付のような考え方の場合↓が問題となる。特に住宅などについて、いつ還付するのか誰が保管するのかといった問題が出てくる。

《さすがの菅首相、消費税額分に4.5%の金利を付けて全額還付ですよね: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/07/45-3224.html

JRF 2010年07月02日 2889

定額還付と金利の問題については二重取得がらみで↓とか。

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/103137
>(…)すると、自由な金融につなげてるわけですから債権者が怒って探しにくるわけです。で、今、新住所での債権者と旧債権者との順位の話合いということになるわけです。(…)そういうことがあるわけですから、金利がとても安くなるとは限らないです。<

JRF 2010年07月02日 5842

還付金への金利というのは、早く消費をすればその分金利が増えるということなら、それはあたかも、オーストリアのヴェルグルで試されたことがあるという「腐る貨弊」「減価するお金」の代替として機能する。「腐る現金」はゼロ金利下のデフレ対策としてネットでは何度かアイデアとして上がっているのを見たことがある。(たとえば小飼弾氏はある期間後に没収される通貨について言及している。)

《404 Blog Not Found:貨幣に自由を、by税務署》
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51134001.html

JRF 2010年07月03日 3467

生活必需品、例えば、食料品については軽減税率という話もあるが、世の中には「高級食材」「高級レストラン」というものがあり、これは、そういったものへの補助金になりうる。フランスのような農業国ならば、このような制度を望むかもしれない。

しかし、日本の農業の場合、消費税率程度の補助金でどうにかなるレベルの問題ではすでになく、むしろ、自由な金融につなげた定額還付をしてそれで耐久消費財を買わせるほうが、経済構造から言って正しいように私は考える。

JRF 2010年07月03日 0866

もし、食料品に配慮するとすれば、それはブランド価値を大事にするような法策であるべきで、非合理的理由で値段を下げることは決してプラスではなく、軽減税率よりは、むしろ、旅行者の免税を広く認めていくという方向のほうが合っているのではないか。

《百貨店協会、外国人旅行者向け「化粧品の消費税、免税を」 - 日本経済新聞 2010-06-30》
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819594E0EBE2E79F8DE1E2E2E4E0E2E3E29C9C91E2E2E2

JRF 2010年07月03日 2088

定率還付の類似物というか元ネタであろう、ポイントをどう考えるかが難しい。

商品購入時に結果として現金よりポイントを選好したという事実は、だいたい、そのポイントを替えるべき消費財の需要が確実にあると見込んだ、そう店・メーカーが需要を刺激できた、ということだろうから、景気にはプラスと言える。しかし一方、ポイントが未だ使われていない状況では、ポイントの不自由さが、流動性の高い現金で持つことのメリットを強調する形となり、貨幣需要を増すのだからデフレ効果もあるのかもしれない。

JRF 2010年07月06日 5866

特にポイントが失効する場合は、デフレ効果が強くなるはず。

まず、ポイントとは別に現金がある状況でポイントが失効するというのは、現金で持ち続けたほうが良かったとなり、貨幣需要を増す。まぁ、「腐る現金」のモデルケースとしてポイントの失効を試しているのだから、その先に「腐る現金」の実現が見えるので、それが現金を持ち過ぎることへの警戒感を生むという側面がまったくないわけではないかもしれないが。

JRF 2010年07月06日 1576

さらに、ポイントの失効は脅しのみで、その脅しでポイントが使われているうちは景気にもプラスだろうが、実際ポイントが失効されるようになると、ポイントが使われなかったことで得をする者がどこかに出てくる。その者が、ポイントを使わせないようにする圧力をかけたりすると、明らかな消費抑制効果が出る。

JRF 2010年07月06日 4045

だいたいそれに対する形として↓のような提案を私はしたことがある。

《はてなアイデア - はてな定期休眠ポイント。保管手数料を取り、解約手続きをしなければ通常のポイント支払いに使えないかわりに、最終利用日から1年を経過した場合にも無効にしない制度をつくる。》
http://i.hatena.ne.jp/idea/26294

保管をすることが儲けにつながる者が他にいるということなら、彼らが失効を防ぐような投資(宣伝)を行うだろう。そのシステムを造り維持するための投資が必要な点は、サービス消費増という形にもなる。…などと考えた。

JRF 2010年07月06日 6357

ただ、これはポイント失効で得する者がいることを相変わらず排除していない。失効を望むということは、究極的には、ポイント所有者が DEAD になることを望むことでもある。

《はてなアイデア - 利用がない者の、はてなポイント失効予定期日または、はてなポイント失効日をプロフィール、および、はてなポイント送信画面で確認できるようにして欲しい。》
http://i.hatena.ne.jp/idea/26322

JRF 2010年07月06日 9847

>私は、ブックマークに関して投げ銭をしようと決めているのですが、失効するとわかっている ID に投げ銭をすることは、大袈裟ですが、その ID が DEAD で在り続けることを、はてな社が望むよう仕向けることに相当するでしょう。

そのインセンティヴを生じることを抑え、投げ銭を私が保留し私個人がそのインセンティブの責任を負うのをサポートして欲しいと願い(…)ます。<

JRF 2010年07月06日 3030

うーん、目には目を、DEAD には DEAD をということで、ポイント失効分は、社長や役員の死亡時に会社に支払いのある生命保険料として使わせればいいのかな?失効したポイントは、基本よくわからない寄付を受けたとして重く税を取るが、役員生命保険料分はそこから控除できるとか、なんとか。まぁ、半分冗談ですが。

JRF 2010年07月06日 3385

このあたり失効どころかポイントにむしろ金利がつくなら問題にならない話。申請がなければポイント発行はそもそもなく、ポイント発行者が事務負担増・金利負担増を嫌う形になるという点で、エコポイント制度はまともな部類だったのかな…?

JRF 2010年07月06日 9221

……。

どこかに書いたと覚えているのだが、見あたらない。↓のようなこと。

「減価する現金」というのは、もちろん、インフレが替わりになるし、所得を上げる方向で調整する…生産に無理が出てきたところは順次値上げし、周りの所得を上げていくというコンセンサスでも良い。ただ、その方向は、高齢者の所得(つまり年金や子からの仕送り)とどうつじつまを合わせるかという問題(特に現代の日本では大問題)がある。

keyword: 年金

JRF 2010年07月06日 6252

「見あたらない」中で、あえて挙げるとすれば、まず、2009年07月04日のコーエン『迷走する資本主義』に関するひとことか。

>>フォーディズムに付随する神話として、賃金の上昇によって労働者が自家用者を購入することができるようになったというものがある。つまり、「ケインズ主義」を先取りしたフォード自らが、自社の生産販路を拡大したという神話である。しかし、これは明らかに奇妙な話である。<

JRF 2010年07月08日 1235

(…)
>フォード社のラインで働く労働者の割合は、全体から見れば取るに足らない。金融的な観点からすれば、労働者には自動者をタダでプレゼントして、一般の消費者が支払う自動者購入価格を維持するために労働賃金を低く維持したほうが、よっぽどシンプルである。K<

プレゼント…。(1)労働者が自分達に最良の製品を割り当てることができるなら、それを転売するほうが儲かるため、労働者の手元に車は残らない。(2)労働者に粗悪品を押し付けた場合、製品を良く知る労働者の製品のほうが良品よりも長持ちし有効に使われるため、他の消費者の良品への信頼が下がる。

JRF 2010年07月08日 4889

(…)
いずれにせよ正規販売店の地位が低くなる。労働者も市場から調達するようにしたほうが、需要を維持できるし製品の質を高めるインセンティブをつけやすい。自社の製品を買うことを強制でき、結局その利益も自社のものとできる(ほど自社を販売をも含む巨大なものにする)なら、そのほうが良い。


だからすべてを自社で行う巨大企業がよしとされ、それはすべてを自前で行うため巨大化するファシズムと呼応していたのではないか。「減価する現金」でもインフレでもない第三の巨大な統制経済。

keyword: 歴史の終焉

JRF 2010年07月08日 3456

もう一つ、2010年01月16日のひとこと。
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/117654

(租庸調の)庸に相当する労働で、調に相当する技能はまかなえない。庸の労働は本当のところ、いやいややるものであり、それが調のような品質を趣味的に高めることにつなげることは難しい。大仏建立はその試みの一つと言えようが、それを調として輸出するところまでに繋げられなかった。

現代の自動者会社などの労働は、調を庸でまかなう形に相当近く、そこに現代の魔術があるはずである。マスコミなどを通じ、労働を良くも悪くも別の形で描く詐術が大きいのではないか。

JRF 2010年07月08日 5176

typo 「貨弊」→「貨幣」。

JRF2014/7/259651

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