aboutme:127257
「暴力団」または「反社会勢力」に対するとしてなされる排除が安易になされすぎているように私は感じる。憲法第14条1項の「法の下の平等」は「経済的」にも差別されないことを謳[うた]っている。ネットを見るとSNSなどある種の差別が平気で行われているから感覚がマヒしているのではないか?
JRF 2010年6月28日 (月)
確かに、暴力、特に脅迫というのは法をすり抜けるようになされうるもので、その規準をあらかじめ列挙できるようなものではないかもしれない。記録や証拠の開示が、他方でプライバシーの侵害にあたることも考えられる。
でも、最低、弁護士などの守秘義務に関して公的な信用がある者が請求しているのに、規準や証拠を開示できないのはおかしいし、すでに監視カメラを設置しているところで、自分に不利な証拠だけ撮らないというのもおかしい。
JRF 2010年06月28日 7879
ネット遮断でも出てくる話だが、私は、正当業務でいけるという場合も、緊急避難の要件をまったく無視していいとは考えていない。
業務による特別扱いによって他の緊急性が起こるのを減じている等があるから、本来それと比較するため必要とされるはずの緊急性を求めないことが、社会の安寧であると判断される。
そのためには、緊急性に対するのに準じた事務と、公務の外観を築く必要がある。そのような業務の様式を守る努力が十分でないなら、あらためて緊急性の要件がそろうのを「待ち」、それを立証しなければ「正当な業務」とされていても責任は回避されない。
…と私は考える。
JRF 2010年06月28日 5718
これらは賠償とかを求めるという話にはなるだろうけど、犯罪とすれば…無理があるが、差別的扱いということで名誉毀損あたりになるのか?
もちろん、表現の自由や知る権利とも関連する。
関連ひとこと。
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/122505
>不都合な情報の削除の義務というのは、「善管注意義務」よりも軽くないとまずいと思う。(…)そもそもこの話の元となった事件では「名誉毀損」が問題なわけで、それに対して「緊急避難」の法理を持ちだしてくるのも、どこの封建社会かという、いきすぎの感がある。(…)「横領罪」「背任罪」(…)発信者情報を開示(…)<
JRF 2010年06月28日 1280
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/91355
>連帯という発想自体がそもそも排除の論理だと思うんだが…。実態として同じ責任で連帯をするわけでもなく、ナショナリズムを連帯と言ってしまうなら将来すべての人が連帯するという「理想」があるわけでもない。法による社会形成をあきらめ「連帯」を志向するのは秘密ある「内部権力」を認めることだ。<
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/119666
>消費者庁の発想はSNSに似ているように感じる。SNSなどの「連帯」は、連帯して誰を排除するんだ?と私に警戒させる。<
JRF 2010年06月28日 2605
2009年07月02日、21日のひとこと。
>金さえ出せば手に入ることが自由だ。断圧などがあるとき、互いに知り合わずに物資を手に入れられるのがそもそもの自由だ。
(…)
長期に互いに知り合わずに物資を手に入れられる前提(として、…)働き口の「親方」が仔細を問わない可能性があるのは、商品を誰が作ったか消費者が気にしないことが担保となる。
(…)
もちろん、そこには搾取の構図がありえるわけだが、同時に「匿名者」に働くチャンスを提供しているという側面がある。この構図がうまく作用すれば本来なら人々は匿名の貧困者をなくそうという方向に動くはずである。
(…)
<
JRF 2010年06月28日 0294
弁護士まで求めなくても、目立たぬようネットで公開することもできる。ネットで公開していると予測できないトラブルがありうると言っても、そうでない公開にもトラブルはありうるのだし、ネット特有となると数にまかせた「活動」あたりになろうが、それは、例えば↓のような一時的なアクセス遮断の措置もとれるし、それでも「攻撃」するような相手には、それこそ法的措置が可能としていくべきだ。
《Movable Type と SSI を使って注目を避けるために一時的に「休止」や「ブックマーク拒否」をする》
http://jrf.cocolog-nifty.com/software/2010/05/post.html
JRF 2010年07月02日 5978
SNS で囲い込みができているというなら、規準や数値のネット公開も問題ないとしていけないと、法の下の平等の観点からはマズいだろう。まぁ、放送局すらそれをやってこれなかったのだけどね。そこを何とか変えていかないと。
本質を変えうるとすれば、私の挙げている中では、「レジローン」の話からも出てきた「時間記録デバイス」か。
JRF 2010年07月02日 9213
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/105347
>先のレジローンの話に出てきた映像の場合は、余分な情報から察する方法がいくつかあったりするが、それでも日付けだけ書き換えたというのを発見するのは難しい。<
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/105352
>ネットを介しても真正であることが証明できるようにデバイスには電子署名の機構も内蔵されていて、署名確認用鍵のメーカーによる証明書付きの契約書を作成しておくと、その契約を譲渡するとき、デバイスの署名付記録目録を渡せばよく…。<
JRF 2010年07月02日 9084
どう使うか…。
警察内または対暴力団で、証言の録音等を行ったとき、せっかくのデジタルでダビングが簡単なのに、そうであるがゆえに偽造であるとの言い訳をなしえるようになってしまった。
それが結果、暴力的にデータを認めさせるしかないとの論に力を持たせ、他方で現状の過剩反応に繋っている。
だから、時間記録デバイスを持つ弁護士にダビング権を与え、それが真正のものと証明できるようにすることが、迂遠だが、「法の下の平等」を取り戻すキッカケとなる。
…とかナントカ…。
JRF 2010年07月02日 1296
このあたり「結果責任」のひとことを想い起こす。
2009年04月16日あたりのひとこと。
>「結果責任」…これが聞かなくなった言葉、抜け落ちた概念ではないか…。
(…)
メタデータの充実ということがシステム的にできないかなぁ?
(…)
結果から追えないことが本質ではない。(…)逆であって結果責任をもつものがいて、彼が自分の責任でないことを示すために、結果から追って別の者に辿りつかせるのが重要なのである。それが難しいので「結果責任」が過大になっているのではないか?
<
JRF 2010年07月02日 4389
typo 「断圧」→「弾圧」。
typo 「過剩」→「過剰」。
JRF2014/7/257718
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たとえ、職業が「暴力団員」であったとしても、一般の生活はあると考えるべきで、そこを差別してはならないというタテマエは堅持すべきだ。
「合理的差別」という法律用語を私は嫌うが、そういったことが必要な現実はあるだろう。そこは、組織やそのイメージに対する正当防衛や、他の客が恐れることへの緊急避難を基礎として、その客観的要件に足らない部分を、社会的信頼の構築や様式主義で補っていけばいいと思う。
基本的には、規準の明示公表と、その判断が合理的であったことを示す証拠の保全、そして、その証拠の開示の手続きをそなえることが必要だろう。
JRF 2010年06月28日 5204