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aboutme:128906

サミュエル記上 2:12-13 に、「ベリアルの息子」といった表現(新共同訳で「ならず者」と訳出されている)と、三叉[みつまた]のフォークが出てくる。「ベリアル」自体で「野ヤギの子」、「son of a bitch」的意味がありそう。

JRF 2010年8月 5日 (木)

上を読んだ日にたまたま↓を読んで。

《フリジア帽はミトラ教の帽子: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/08/post-fb91.html
>引き連れているのはライオンだし、なにより手にしている槍が海神ポセイドンのトライデントなのでブリタニア神であることが明確にわかる。(…)フリジア帽(Phrygian cap)の起源は、名前のとおりフリギア(Phrygia)、つまり現在のトルコである古代アナトリアの内陸の王国に由来する。<

JRF 2010年08月05日 6046

関連というか…小説『水竜狩り』(↓)に三叉の矛を登場させたことがあるし、その下の「七支刀」というか「六叉の矛」もそうだが、この種の武器は軍旗(またはそれを兼ねた指揮棒)のようなものだったのかも。

《昔書いた短編小説 [ JRF の私見:雑記 ]》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/2007/08/post.html

《七支刀って剣? その2 ― 鑓と鉾の違い》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/2006/03/post_20.html

JRF 2010年08月05日 1710

「野ヤギの子」は「ベリアル」を「バル イアル」と分けたのだが、もとは「バル エル」すなわち「神の子」または「超人」の意があるのかもしれない。すると、その後の成りゆきも考慮すると、これは直近のひとことの「仏胤」(↓)に似て、ある種のメシア信仰・王者待望論者であったということだったのかもしれない。

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/128792

JRF 2010年08月05日 4095

ところで、サミュエル記の三叉の矛の部分は「the fork of three of the two」のようになっていて、実は六叉の鉾と読めなくもない。上の極東ブログの写真の女神ブリタニアの持つ「トライデント」も、よく見ると三つの刃の先がさらに細かく分かれており、「又」の数だけ数えると、六叉と見ることもできる。

この文脈では当然、ユダヤ教の儀式で使われる七本のローソクが立てられる燭台「メノラー」が「又」は六つであることが思い出される。

JRF 2010年08月05日 0178

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