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マタチッチ指揮『ブルックナー:交響曲 第7番』。低音のうなりが印象に残る録音。

JRF 2010年10月 2日 (土)

第二楽章。『トリスタンとイゾルデ』の『愛の死』を少し思い出す。ワーグナーの追悼の意もあるとのことだが、ブルックナーが表すテーマは、敬愛と死だろうか。敬愛は死と結びついたとき、むしろ現実的な嫉妬から放たれ、神聖さを帯びる。彼はその一家を彼にとっての「聖家族」に据ることができた。敬愛が自分にも安らぎの恩恵をもたらす。その恩恵がワーグナーの栄光に投影されたとき、最後、白い石の十字架…の墓(?)がひっそり建っているイメージが浮かぶ。…それが「安らぎ」なのか!?

JRF 2010年10月02日 9069

第三楽章。『ワルキューレの騎行』と違って、もっと西欧キリスト教的(黙示録的とも少し違うかな、十字軍的?)な神の軍団のイメージ。それを信じるようになった老婆がいる…。そして老婆が祈るが、その祈りは神の軍団を待つということなのか……彼女がその影に怯えた軍隊が、救いのイメージを帯びはじめる。それに望みを見ることは、その現実的反映がどこかに現れることを望むこと。それは自分達(自国の若い軍隊)が神の軍団として映るようであることに「昇華」される…。しかし、つまりそれはそれを待つ者がいることを求めるということ!?それは違う、そういう人間を求めてはいけないだろう!

JRF 2010年10月02日 9430

第四楽章。「虚数空間」というか神的空間から外作用的にしか響きがつながっていないイメージ。どこがどのように繋っているのか。でも、その響きは心に結ばれているという信頼と共に曲が進む。

これら楽章の結び付きは、どうなっているのだろう?老婆がそのように考えるようになるというのが外作用がもたらす響きであり、それが、家族をつくらなかった「私」の上で石の十字架の安らぎを可能にした…。人への敬愛が神が創る世の信頼と共に心に結ばれている…。(つまり、俗に言ってしまえば年金の成立?)

残る第一楽章は…。むなしい努力があっても、自分から沸き立つ思いは天に届いていると信じたい…といったところか。

JRF 2010年10月02日 0718

今回は Blu-spec CD を試しに買って聴いてみた。そうじゃない CD を持っていないのでどれほど違いがあるかはわからない。これは再生はちゃんとできましたという報告のようなもの。

マタチッチ指揮『ブルックナー:交響曲 第7番』。
http://www.amazon.co.jp/dp/B003RECF2C (Blu-spec CD)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3853788 (Blu-spec CD)

http://www.hmv.co.jp/product/detail/122201 (通常盤)

JRF 2010年10月02日 3255

typo 「据る」→「据える」。

JRF2014/7/254255

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