aboutme:133095
ちょっと過激なことをいうと、軍がダメだと判断していても、危険なリークを良いことだったとできるのが「文民」統制の本質みたいなものじゃないか。
JRF 2010年11月 9日 (火)
ただ、冷戦が終った今では、「内部統制」などとのたまって、表現の自由を砦として「市民社会」が守らないことが普通になり、そういう軍からの統制にも違和感を表明するのが難しく感じられるようになってしまったが。
《文民統制 - Wikipedia》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%B0%91%E7%B5%B1%E5%88%B6
JRF 2010年11月09日 0146
2008年11月ごろ、自衛隊元幕僚長の「過激な」論文が話題となったころ、以下のひとことを書いている。
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/87253
> 今の組織があのような人をかなり含む組織なら、どちらの方向であっても言論の自由を狭めて良いとするほうに社会が加担すれば、日本の体制では、組織の「自浄作用」はあのような人々の数を増幅させるようむしろ働くだろう。辛くとも言論の自由を強硬にし、別の者を決して圧させないが正答なのかも。 <
JRF 2010年11月09日 1817
fj の時代、軍は(国民を安心させるためか)政治的な意見も当然統制するべきだといったような「叫び」に対し、私は反論することができなかった。それが今も心につかえている。
そのころには考えが及んでなかった結果責任やメタ情報に関する「策」をツールとして今の私は持つとはいえるかもしれないが、それが「向こう側」で生きることになった者にどれほど有効なのか、心許ない。
JRF 2010年11月09日 8418
その時代、インドネシアへの「軍事介入」が問題となった。私は「軍が二つに分かれているなら」しかたがないといったことを書いた。
しかし、だからといって政治的信条の違う二者が軍内に存在してはいけないという話ではない。その信条を超えて、政治的命令に服するのであり、ちょっと議論が飛び過ぎるが、だからこそ、軍人が人を殺したと思うことがあったとしても、それが「殺人」じゃなかったとできる所以ではないか。
《文民統制: 石破茂(いしばしげる)ブログ》
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-a879.html
JRF 2010年11月09日 6831
個人の判断でなされることが「国益」を損ねることはあるだろう。でも、それが「情報」というレベルに留まる限り、個人の自由意思を尊重する「ハンデ」を負っても、何とか戦える自分達になる。…というのが自由で民主的な社会の力の源泉で、あらしめねばならないのではないか?
まぁ、今の時代、じゃあ、「プログラム兵器」等を持ち込んだり持ち出したり、カメラ付きケータイの化け物みたいなもので収集されたり…というところまで、「情報」なのかという論点は出て来て、ややこしくなってる面は多分にあるだろうけど。
JRF 2010年11月10日 8842
少し補足。
自由というだけでなく、リークできることが「民主的」な社会の力の源泉でもあるというのは…。誰かがその個人の判断でリークしたとき、その周りにいる「私」が、自分の問題…「自分がある意味追い込んだ彼に対し(社会を通じて)何をすることができたか、何をしていくことができるか」という市民的責任の問題としても考える契機にするだろう…という点において。
JRF 2010年11月20日 2261
typo 「組識」→「組織」。
JRF2014/7/250355
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2011年3月11日発生の東日本大震災から、すでに半年が過ぎた。 続きを読む
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韓国の旅客機による(係争地である)竹島の「領空侵犯」に対し外相が抗議のため、公務員の大韓航空の利用を差し控えるように命令した。… 続きを読む
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もちろん、軍(内の一部)が組識として「リーク」というシステムを利用し、世論を操作する作戦を執れば、それこそ文民統制への反抗であり、その一形態として、隊員の政治信条などを表明できないようにするなど、軍の保身のために秘密の範囲を文民に対して統制することが含まれるとすべきだろう。
つまり、軍人も市民として生きていて、多少制限はあっても、市民と文化的に(政治談議などもして)交流していて、そういったところから市民が軍に陰に陽に影響を持ち、「文」をもって「統制」しているのが「文民」統制の本質たるべきところではないか。
JRF 2010年11月09日 6029