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技術系電子本。Python による仏教社会シミュレーション( https://github.com/JRF-2018/simbd )の哲学的解説です。

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aboutme:135112

「ウィン=ウィン(win-win)の関係」の訳としてピッタリだ!…と思った中国成語または(四字)熟語を最近読んだはずなのに、思い出せない、見返しても見つからない。「互恵関係」は違う、ぬるい。二家が互いに陰でほくそ笑む…といった印象。

JRF 2010年12月27日 (月)

win-win が西洋語というか(アメリカ語)として定着してきてるのは、そういう語が日本語にないからというよりは、むしろ、win-win が日本などでは結局マイナスのイメージで捉えられていたからではないかと推理する。

つまり、日本・東洋に限らず、近代までの文明では他者の嫉妬が命取りにすらなったので、商売上の大きな成功を(嫉妬をなだめるために饗宴などで還元することはあっても)おおっぴらには誇らず、「いやぁ、ぼちぼちでんなぁ」とか口にしながら、実は陰でほくそ笑むことしかできなかったのではないか。

JRF 2010年12月27日 6066

特に二者が並び立つような状況では、互いのアラを察しつつ「互恵関係」に甘んじながら、(敵国への軍事支援がないことを示すためなど)政治的に競争関係を誇示する必要があるときは、陰でほくそ笑むようなことも求められたりもしたであろう。

JRF 2010年12月27日 5685

で、そんなふうな圧力をかけて置きながら、「第三者」は「目くそ鼻くそを笑う」などと馬鹿にするのがお約束だったのかな…?

私有企業の力が強く、国際競争が是認される今という時代だからこそ、win-win という言葉が肯定的に捉えられるようになったのではないか。かなり歴史的偶然が作用しているのではないか?

JRF 2010年12月27日 3948

……。

「共存共栄」でもなく…。

JRF2013年5月10日8975

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