aboutme:137725
匿名でのポイントに関して、原則としてすべて分配するようにするとしても、(そういやって他者が分配した)送り先と宛て先が明示的な「対価性」のあるポイント送信については、少なくとも今度は、ちゃんと受け取って記事の作成等に役立てなければ、ネット市民に対し失礼になるだろう。
JRF 2011年3月17日 (木)
(なお、大震災に関して綴っている私の「ひとこと」は↓。)
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/137553
JRF 2011年03月17日 9642
このあとで BI という言葉が出てくるが、これはベーシックインカムの略で、普通、ベーシックインカムは生活ができる最低限度の基礎的な現金の支給を意味するが、私が下で BI というとき、または、「BI の亜種」というときは、主に消費税の定額還付を念頭に、生活保護と並立可能な少額の、しかし、全国民に一定額の給付を与えるもの、すなわち「負の所得税」に近いものを考えている。
では、メモのはじまり。
JRF 2011年03月17日 1874
……。
対価性のあるブクマポイントから、自分がとれるのは、ゆうちょ利率程度だろうか?
JRF 2011年03月17日 9982
もし、相手が違法に得た ID に対する BI からポイントを送ったと「債権者」(国)が主張した場合、ポイントをすぐに返さねばならないというのは不等である。よって、少なくとも、そのポイントは貸付けと見なされえなければならない。
それは、BI の ID が決定していないときに貸出となる場合にとられる利子率を超えるべきではなく、多くとも「BI 貸付」と同じ利子負担となるべきである。逆に、情を知ったあとについて、この利子負担を拒絶するのは、それも不正の余地を生むので認めるべきではない。
JRF 2011年03月17日 2622
構成としては、元債権者(国)が債務者から取りたてるかわりに新債権者(私)から取りたてることに相当するが、当然、新債権者は弁済した分を債務者に要求する(新しい債権を得る)ことができる。ただ、連帯保証とは違い、新債権者は善意取得であり、それは元債権者が新債権者から取り立てる「善意取得」から地位が劣後することはありえない。
JRF 2011年03月17日 0620
だから、元債権者が債務者より受け取れないものを新債権者が受け取れるはずがないと考える。つまり…
(1)債務返済が多くなされているなら、そのうちの一定割合は、新債権者に支払われた分のものでなければならず、その分新債権者の利子負担は減るべきであり、
(2)債務返済が少ないなら、受け取れないことを元債務者が受け容れているわけだから、その部分において、やはり新債権者の利子負担は減るべきである。
JRF 2011年03月17日 5146
新債権者が金利負担を嫌い、代位弁済する方法も考えたい。代位弁済してしまったあと、債務者が元債権者に返済したものがあるなら、そこから分配を受けたい。しかし、そうすると、元債権者は取り立てに熱心でなくなるおそれがあり、これに対処する必要がある。少なくとも債務者の債務が整理されたならば、その回収率に従って代位弁済分を還付されるべきである。しかし、そうすると、いつまでも双方が収入を決定できないことになりうるので、現在の見込回収率に基づき一定部分の弁済を予め否認する合意を行えるかもしれない。
JRF 2011年03月17日 8793
……。
これらを実現するために相方が相方の契約に基づいて、はてなに対してはどちらも自由に引き出しができるはてな共有ポイントがあってもいいかもしれない。
はてな共有ポイントと契約を担保に、円を借りることもできよう。一方、「私」は普段スターなどでポイントを使っているので、円にする必要はない。この「金利差」を新債権者が元債権者に払う利子と建てかえれないか?つまり、共有ポイントから「私」はポイントを受けとるが、支払いは円で元債権者に行う…と、それにより支払利子を減らすことができないか?
JRF 2011年03月17日 2709
…はてなにアイデアとして提出しておいた。(「姉妹アイデア」として残高証明も。)
《はてなアイデア - はてなポイント枠残高証明。プロフィール等に、どれぐらいの間、設定したポイント額以上にポイントを保持しているかを表示できるようにする。》
http://i.hatena.ne.jp/idea/29443
《はてなアイデア - はてな共有ポイント、または、はてなポイント差押さえ特約枠。はてな社とは独立の契約に基づき二者に処分がまかされたポイント枠を設定できるようにする。》
http://i.hatena.ne.jp/idea/29444
JRF 2011年03月17日 7555
……。
善意取得の否認をするにしても BI 分だけなので、BI 以外から送られたとわかっていれば、その分を排除すればいい。しかし、それが難しい。以前の構想(↓)の貸家の家主の BI 分の善意取得の否認は、家主が生活実態の有無を継続的に確認できるはずで、それさえやってれば否認されることはないというのがだいたいのスジだったが、ネットでは生活実態を継続的に確認できないのを前提としたいというのが私のポリシーでもある。
JRF 2011年03月17日 7964
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/119507
>賃借の際、ユニバーサルな給付があれば、保証人よりもさきにそこを担保にしようとするだろう。(…)それを認めた上で、死亡・失踪に直接的にまたはその看過に消極的にインセンティブを与えないよう第三者の善意取得をいかに否定するかを考えたほうが良い<。
JRF 2011年03月17日 6004
で、難しいが、ヒントになるかもしれないのは、ペンション支払いの $ID_CONDENSER である。つまり、ID 統合が有利なペンション受け取りをしている ID からの支払いであれば、その者の受け取りが有利であると判断できる額までは、その者からのものを安全なポイント受け取りとしても良いのではないだろうか。同種のものとして年金保険料の ID を知っているでもいいかもしれない。
JRF 2011年03月17日 0491
年金と BI の ID を一致させるのではなく、年金の BI の ID のひも付けを質問すれば答える、その人だけに通じる電子証明書を発行するでもよい。単に額だけでは情報として不足しているので、認められた収入のどこからどこまでに対応しているかを示す「寄付チケット」のようなものが発行され、それを寄付時に送付すれば受け取りは安全ということになろう。
間接的に、ブログ等を読んで消費実態があると把握して受け取り安全と判断してよければ、それに越したことはないが…。
JRF 2011年03月17日 5073
…いや、これらとはもうちょっと違う方法がありそうだな。
JRF 2011年03月17日 9928
……。
BI の受け取り資格がはっきりしないとき、BI 給付を留め置きそれを担保にして貸付けを行うことも考えられる。
BI 担保貸付利率を r1、無担保貸付利率を r2、一期の BI を I1、総貸付額を X とすると、少なくとも r1 * X < I1 でなければ担保あり貸付は成り立たない。
n 期の貸付けで X = n * I1 とすると、n * r1 * I1 < I1 <==> n < 1/r1。これが少なくとも成り立つ。
JRF 2011年03月17日 5750
さらに複利などの問題があるので、これより短い期間しか有担保貸付けは成り立たない。この先は無担保貸付けとなるわかだが、そうなるとこの BI は成立しない公算が強くなり、最初から無担保貸付であったとして、割り戻し再計算がされなければならないだろう。すると、X < Y なる Y が貸付額となり、増えた貸付け額を加味して直近の利率を計算すると、r2 よりさえ大きくなる。(ひょっとして、これが高利貸しの必然性なのか?)ただ、この「高利」に利息制限法が適用されると考えれば、r1,r2 を小さく設定できる。
(この利息制限法を勘案して求められた無担保貸付金利を以降 R とする。)
JRF 2011年03月17日 8294
……。
その期以降も r1 で BI は支給されていることになるが、その貸付利子が担保分を食いつぶしていくと考えることもできる。それが 0 になれば、「貸倒れ」と判断せざるを得ないのではないか?(…というところを上の (2) に関連させられないか?)
代位で払った分の金利は、元債権者の債務者からの支払いとしてプラスされ、債務が減るよう作用せねばならない…。
JRF 2011年03月17日 2626
BI 受け取り資格が否定されたものも、別の ID で BI を受け取っているだろう。もちろん、海外居住者など元から元債権者からの BI を受け取る資格がない者もありうるが、受け取り資格の否定の上で、新債権者への求償権を持ちうるのは、債務者の何らかの収入を見つけたからであろう。ID が統合され債務総額が含らんでも I1 は、受け取れそれは善意の全債権者に関し平等に支払われるべきものとなるだろう。
JRF 2011年03月17日 9654
そういったところから返済として支払われた金額を(毎期一定と仮定して) P1 とする。T期の総債務を X1{T}、新債権者への T 期までのポイント送信額を X2{T} とする。新債権者が支払うべきものを P2{T} で表す。
JRF 2011年03月17日 7945
R * X1{T} > P1 ならば、上の (2) により P2{T} = 0 である。P1 - R * X1{T} が元本返債にあたるから、返済率 r3{T} = (P1 - r2 * X1{T})/X1{T} とおくと、(1) より X2{T+1} = X2{T} * (1 - r3{T}) とすべきであろう。また、X1{T+1} = X1{T} - (P1 - R * X1{T}) = (1 - R) * X1{T} - P1。
JRF 2011年03月17日 3605
問題の P2{T} は、(2) より R * X2{T} * r3{T} しか払う必要がないと考える。X1{T} が Tq 期に 0 以下(完済)になるとすると、Tq 期までの P2{T} を足したものが、払う可能性のある負担となる。それを X2{T} から引いたものが、T 期に確定している収入となる。
JRF 2011年03月17日 2086
なお、P1 が大きくなると Tq が小さくなり、すなわち P2{T} の累積回数が小さくなる一方、同じ Tq ならば P1 が大きいほうが P2{T} の累積額が大きくなる。よって、P2{T} は有界で、最大値が存在する(はず?)。
JRF 2011年03月17日 2792
……。
一方、X1 = X2 の場合など、新債権者が実は債務者本人または債務者の構成員の一人として疑われる場合、債務者の返済がないからといって、新債権者の金利がゼロになるのは著しく不当である。これを常に疑う元債権者にとってみれば、P2{T} として R * X2{T} / X1{T} を取りたいところだろう。しかし、善意の新債権者にとってみれば、誰かが彼をおとしいれているわけだから、債務総額 X1{T} がいくら大きくされても不思議ではなく、これは予測不能なリスクといったほうが近い。
JRF 2011年03月17日 8997
これを保険で手当てするのは少なくとも現時点では不可能であるから、まずは、システム的に全体としてリスクを軽減する在り方を追求するしかない。
例えば、ブログで生活を公開していると、マネされて ID を詐称されるリスクは増える。しかし、元債権者の確認コストを減らせるのだから、ここはむしろプラスに評価されるように元債権者は何らかのインセンティブの提供をするべきだろう。
JRF 2011年03月17日 2705
特に $ID_CONDENSER のあるペンションの受け取りがこの場合有利になるのが望ましい。よって、r4 = [債務者のその期の総受取ペンション]/[債務者のその期の総支払ポイント] 分を X2{T0} から控除できるようにするなどすればいい。(r4 >= 1 の場合は全額控除。)
JRF 2011年03月17日 2899
……。
Sum P2 の解析解は私には出せないが、Sum P2 の上界的 Sum Q2 は解析でき、 それを gnuplot で見たところ、最大値はなく発散する。ただし、単調減少なので P1 の最小部分で最大となるから、P1 のはじまりを少しずらせればいい。
JRF 2011年03月17日 0359
よって、供託積み立て、または、差押さえ担保分と呼ぶべき Q があれば便利なようだ。判定のときは、P1 > R * X1_0 で判定するが、実際の X1_0 は X1_0 - Q で計算する。すると、Sum P2 の上界的 Sum Q2 が Sum Q2 < Q となるようなものが存在する。
新債権者は Q を元債権者にあずけて、それを債務者の返済分と計算でき、債務者の返済にともなって、必要な Q が減る分と P2 と相殺しながら、完済後に残っている Q が返ってくるとなればいい。
JRF 2011年03月17日 6399
……。
これをやってみた結果のプログラムが↓。解析するときに使った(バグ取り用の)不要な print 文もいっぱい残したままなので読みにくいと思う。
《point_back_with_rejected_bi.pl》
http://jrf.cocolog-nifty.com/archive/perl/point_back_with_rejected_bi.pl
JRF 2011年03月17日 0709
大文字・小文字が変わっているのはおいといて、calc_q の結果が、X1{T} と X2{T} から求まる Sum Q2 と Q を一致させる「最適」点。それを前期のものと比較して余ったものから支払うべき P2 を天引きした払い戻しが payback として表示されている。
なお、ここまでに書いたコメントで、ペンションとからませる r4 のくだりのプログラムはまだやってない。
JRF 2011年03月17日 1995
↑の point_back_with_rejected_bi.pl を少しだけ更新。バージョン 0.02。URL はそのまま。
ループ終了時の処理が足りてなかった。あと、calc_q のところで使う sum_q2b の $P1 を $P1 の最小値である値 $p1 にして $P1 の変動にいちおう備えておいた。
JRF 2011年03月18日 7078
typo 「(そういやって他者が分配した)」→「(そうやって他者が分配した)」。
修正 「送り先と宛て先」→「送り主と宛て先」。
JRF 2011年03月18日 0846
……。
「供託積み立て」に「はてなポイント差押さえ特約枠」を使うときは、積み立てとして残る Sum P2 をユーザーが最後に現金で買いとるか、何度かに分けて現金で買いとるかすればいいだろう。若干のインセンティブが必要かもしれないが…。
(あと point_back_with_rejected_bi.pl、気づいたところを、ちょこちょこっと修正しておいた。バージョン 0.03。)
JRF 2011年03月18日 5605
……。
今後の課題としては、P1 が変動する場合を考えたい。
この場合、P1 が少なく貸付が増えたとみなせる部分については除外する必要がある。よって、元債権者に関し、対象債権額 X1(T) のほかに、非対象も含めた総債権額 X3(T) を考える必要があるだろう。
R * X3(T) > P1 ならば、その期は払う必要がなく、X3(T) が増える。P1' = P1 * X1(T)/X3(T) を対象支払いとする。
JRF 2011年03月18日 5423
ただ、これはプログラムはできるが、解析は困難で、私にはほぼできないのではないか。
前のモデルで X2(0) - Q は、ふところに即入れてしまっていいということ。でも、P1 が変動するとき Q が増加するようならばそうはいかない。なんとなく大丈夫そうな感じはしているのだが、確かめてみないことには。せめて、Q の計算が常に安全であることだけでも示せればいいのだが…。
JRF 2011年03月18日 1819
更新:…というか、ポイント支払い等は整数で行うことになると思うので、内部は浮動小数点を使うけど、授受の部分のみ整数にするようなものも書いてみた。いちおうバージョンは続きの 0.04 からはじめてる。
《point_back_with_rejected_bi_int.pl》
http://jrf.cocolog-nifty.com/archive/perl/point_back_with_rejected_bi_int.pl
JRF 2011年04月04日 2750
typo 「含ら」→「膨ら」。
JRF2014/7/259279
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http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/137270
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JRF 2011年03月17日 3152