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キーシン&小澤『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第三番』。「夢の中のラフマニノフ」ではなく「ラフマニノフその人」が、キーシンの意思を通して想い浮かぶ。人間が浮かび立つのは他者の強靭[きょうじん]さによってではなく、他者の意思が強靭さだったとして望みの可能性を再生するときだとわかる。
JRF 2011年4月16日 (土)
キーシン&小澤『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第三番』
http://www.amazon.co.jp/dp/B000003FF0
http://www.hmv.co.jp/product/detail/57907
買ったキッカケは↓をずっと以前に読んで興味を持ったから。
《ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/05/post-eb3d.html
JRF 2011年04月16日 7145
小澤の指揮は幽玄。
第一楽章のピアノ独奏で、イコンかステンドグラスか、抽象側に倒した宗教画の掛かった通路を抜けるような感じがした。
第三楽章は、他者の Amazon、HMV 評に重なるが、他の演奏(ホロヴィッツ&オーマンディ盤など)に比べると、ゆっくりして迫力よりも変奏による recollection を大切にしている印象。
JRF 2011年04月16日 4509