« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

aboutme:138413

エリート教育が必要…?過去の「エリート教育」の成果をいただきたい…と?どんな「おスキャンダル」があったとしても、マスコミのフィルタを通してしか見えない私などには、どの人物だからダメだとは言えない。ただ、「教育」がエリートを作るという考えは…私は好きになれないなぁ。

JRF 2011年4月18日 (月)

「教育」評価によってある種の選抜があるのは確実で、評価を取り混ぜることで多彩な人材も確保できもするんだろう。でも、やっぱり「乱世」を生き抜いた「リーダー」とは別種のものになると考えたい。まぁ、どっちがいいといことも、どういうときにいいということもないかもしれないけど。

JRF 2011年04月18日 7775

2008年2月はじめの「ひとこと」で「教育」について次のようなことを私は述べていた。

>ダイレクト・インストラクションのよさっていうのは、到達度のわかりやすさと連帯意識の醸成にあることしか表面的にはないと思う。しかし、その平均を強制する「外部効果」として生徒どうしの教えあいや教師の余祐につながるなど、そこ以外の分散を大きくする作用があるのではないか。
(…)
まぁ、もちろん軍国主義教育の残滓としての性格もあったんだろうけど…。ただ、皆兵主義だからこそ底を上げる必要とその余地がありそれに有効な教育がうまれたわけで、現代の支願兵中心の軍隊からは別のメソッドがうまれるのかもしれない。

JRF 2011年04月18日 2696

「支願兵」を元にしたメソッドが、「エリート教育」ってことなのかなぁ?

続いて次のような「忠告」を私は書いた。
>上位15%以内だけが重要なら平均を1増やすより分散を1増やしたほうがいい。しかし、分散を1増やす意味は難しく、それを求めればまず評価方法の変更が画策されるだろう。で、それが求める部分の分散がえられるかといえばそうとは限らない。
(…)
また「教育」において、教師は下側の分散については小さくし、上側の分散については大きくしてもかまわないと思っているはずで、それは教育にも反映されているはずで、そこを考えれば・2乗分布のようになりそうだが、結果としてはそれでも正規分布になる。

JRF 2011年04月18日 9302

>一つには教育は絶対的な平均を上げる過程なので、上の分散を大きくしようと、その他に対して少しでも気を緩めると簡単に絶対的な平均が落ちてしまうこと、下に行かないことにする効果が大きいことがあるのかもしれない。
(…)
あと集団がより大きな集団に含まれていて、より大きな集団が「誤った」戦略として分散を大きくしようとしているとすると、小集団がすでに上位にあるなら分散を犠牲にしても小集団の平均を上げたほうが、その戦略にひっかかりやすくなるということはあるかもしれない。

JRF 2011年04月18日 7110

この「モデル」かぁ…。ジャンケンの人工知能に関するモデルあたりが関連するのかな?

別の(少しクローズドな)場所で書いたことだが…。

>大学の情報工学実験で、1対1での大量のオーダーのジャンケンに「勝つ」ための「人工知能」プログラムを書く演習があった。
(…)
ちょっと考えると、ランダムで十分強いはず。ただ、相手が本当のランダムの場合、こちらも何を出そうが勝率は変わらない。つまり、相手がランダムじゃないからこそ、「人工知能」の勝率が変わるという前提がある。

JRF 2011年04月18日 2279

(…)
多くの人は相手の手のパターンをまず読む「人工知能」にするはずだと私は考えた。でも、それがランダムな要素が多いほど勝てるなら、ほとんど意味がなくなる。逆にいうと、意味を持たせるには、1対1 の試合において、勝つか負けるかはっきりするようなプログラムを誰かが書いていればいいのではないか。

JRF 2011年04月18日 9038

(…)
そこで、私は、相手が学習するならば、相手をわざと訓練させるのが良いと思い込むことにし、同じ手を何度もくりかえすが、いきなり手を変え今度は先の2倍の回数同じ手を出すようなプログラムにした。同じ手の繰り返しは指数関数的に増える。相手が回数を読んで「線形」にパターンをつくるタイプに対しては、これで勝てるだろう。

JRF 2011年04月18日 7370

(…)
このとき、相手が私のプログラムがそういうものだとわかっていれば簡単に対応できる。しかし、指数の特徴として「忘れる」必要があり、それに対応したプログラムは、他のプログラムに対して弱くなる。または、「指数訓練」的な考えをとり入れたプログラムに対応せざるを得なくなり、そうでないプログラムばかりのものに比べ弱くなると考えた。一人が一番になろうとしないことで、全体に影響を与えることができるのである。

JRF 2011年04月18日 6811

(…)
さらに、その集団のプログラムは他の集団のプログラムよりも単純にはオーバーヘッドが大きい分弱くなるが、他の集団でも私のような「犠牲」を出すことが普通になり、それが普通になれば、そういう「犠牲」のいない集団が、突然、「我々」をとりこんだとき、「彼ら」は逆に個々どうしで勝つのが難しくなると考えられる。

JRF 2011年04月18日 3626

(…)
蛇足:プログラムのタイプ自体がジャンケン的になってるのかな?ランダムなのがパー、読むのがチョキ、指数訓練の考え方がグー…とか。

JRF 2011年04月18日 6466

……。

で、ここからもうちょっとすすめて「ジャンケンタイプ対抗戦の流入・退出ありモデル」とか考えてみたらどうだろう?

あえて規則的にふるまって相手に訓練を促すのがグータイプ、規則を学んで対応しようとするのがチョキタイプ、乱数を重視するのがパータイプとしよう。

グータイプとチョキタイプが存在するので、優劣が付きやすくなり、これらのタイプを一定数含むモデルで試行を重ねると、パータイプは平均して真ん中に位置することになるだろう。

JRF 2011年04月18日 6184

一方、「上位」者は常にグータイプかチョキタイプにかたよるだろう。よって、上位 X 人のみに着目するとパータイプは常に下位に位置することになる。

この応用として、流入・退出条件を設定すれば、それが「公正」に思えるものでもパータイプの「出力レベル」を下げることができるだろう。逆に一定以上パータイプの出力を下げる方法がないということから、流入・退出条件の「公正」さを定義できるかもしれない。

JRF 2011年04月18日 8249

これを模式的にシミュレーションで書けるかな…としたためてきたけど、どうもいろいろあって当分そちらのことはできそうにないので、ここに書いてしまった。

これと balance_mail_redirect のモデルと組み合わせられないかなぁ…とも考えてた。

keyword: balance_mail_redirect

JRF 2011年04月18日 7207

ジャンケンを題材にしたゲーム理論的考察に関しては震災前にネットでいくつか記事を見た。それで、上のことも頭に浮かんだんだけど……震災がやってきた。そのころ私の上の考えもネットに出していたら、もっと妄想的に悩んでいただろう。精神的に危いところだった。

《じゃんけんのコスト - 妄想科學日報》
http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20110301/1298942107

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/137668
>simple_market に関する記事(…)「資産減耗埋め込み」「公共財遷移」「中央銀行モデル」。<

JRF 2011年04月18日 7416

typo 「どっちがいいといことも」→「どっちがいいということも」。
typo 「・2乗分布」→「カイ2乗分布」。

後者はコピペのときに崩れたもの。

JRF 2011年04月19日 5733

ジャンケンのルールでは、グーがチョキに強く、チョキがパーに強く、パーがグーに強い。

上の「タイプ」になると…、グータイプには対応してさえすればチョキタイプが圧倒できる。チョキタイプはいろいろがんばってるのに単純なパータイプと個別には対等な勝負しかできない。グータイプが出てくることでパータイプは個別にはどうってことないが、勝ち星の数で相対的全体的にチョキタイプに劣ることになる。…ということで反対の関係になると見える。

まぁ、「~タイプ」の名前の付け方の問題ってだけかもしれないが。

JRF 2011年04月19日 3930

keyword: 確率モデル

JRF 2012年8月31日 7034

typo 「支願」→「志願」。
typo 「精神的に危い」→「精神的に危うい」。

JRF2014/7/252561

« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

トラックバック


トラックバックのポリシー

他サイトなどからこの記事に自薦された関連記事(トラックバック)の一覧です。

» cocolog:72943095 from JRF のひとこと

中曽根元首相に「黒人差別」失言があったと本で読んだ。「特定の人種は知性が低い」という進化論と差別問題を結びつけるアリガチなもので、言った言わないで一悶着して、今は、言った部分の前後をよく調べると「そういう意図はなかった」という経緯もアリガチ。... 続きを読む

受信: 2012-06-27 03:53:27 (JST)

» cocolog:87083159 from JRF のひとこと

小林淳一&木村 邦博『考える社会学』と『数理の発想[アイデア]でみる社会』を読んだ。 続きを読む

受信: 2017-04-02 04:02:16 (JST)