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『旧約聖書 列王記上 第2章』ダビデの「遺言」を読み「賠償」について考えた。

JRF 2011年4月30日 (土)

後継の知恵者ソロモン王に、軍のトップで国の安定に寄与したが「黒い仕事」を担当したヨアブについて、「白髪をたくわえて安らかに陰府に下ることをゆるしてはならない。」といい、ダビデの危機において呪うことで、ある意味有益な情報をもたらしたシムイについては「白髪をたくわえて安らかに陰府に下ることをゆるしてはならない。」といった。

逆に言えば、ヨアブは血の中でなくてよく、シムイは安らぎの中に死んでよいという示唆もあるのではないか。

JRF 2011年4月30日 1391

「王宮」の中で伝わること、「世間」で公的に伝わることは違う。実は両方が噂として通じあっていたとしても、メディアの違いは、生じうるし、それが「王国」の機能でもあるだろう。

ヨアブのようなことをすれば、軍への世間からの尊敬を保ちながらも「干しあがらせる」。シムイのようなことをすれば、本人は実際には幸せに死のうが、ゴシップ的にはヒドイ死に方をしたことにして、「国」の威厳を保つ…と読めばわかりやすいか。

JRF 2011年4月30日 3259

何らかの「贖[あがな]い」を求めようとするとき、危機のときの情報が入ってこなかったり、後世に残らなかったりするようにしてはいけない。ただ、「どこ」に残るようにするかというのには工夫も必要なのだろう。

専門知識は実はわかる人が少ないので案外公的で良く、人物動向などは次は次でいろいろ変わるものだから、「私的」に記憶されればいいのではないか?「物」の流れなんてのは、物があればいいでしょってことにして忘れてしまうほうが吉なのかもしれない。

JRF 2011年4月30日 8627

原発事故を例に考えると、事故でどういう情報があったためにどういうことがなされ、その結果どうなったかというのは、専門知識として公開されたところに蓄積されるよう、特別な学会みたいなものに資金を投じて研究として残していき、「悪意」が「マジメな人物」に見つかるかもしれないという「恐れ」を保っていってはどうだろう?

逆に、どうやって、人材を斡旋してきたかってところで、重大な難があるなら、そのトップを世間的には「血まつり」にして、そういうことが民間で二度と起きない世代交代をしたという印象を広める必要があるのではないか?

JRF 2011年4月30日 4687

ちょうど、最近、生きている企業はつぶせないことは決してないという前例が、ホリエモンによって作られたので、そのスジでいけば問題ないのではないか?この事件が役に立つことを考えると、国の上層部には先見の明があったのだなぁと思わざるを得ない。

しかし、後世にもそういうことを続けるよう促すのは何かとまずいので、その否も認め、ホリエモンを出所後、東電の継続企業の経営陣に迎えるような象徴的人事をするのが私は「イイね!」と思う。

JRF 2011年4月30日 6595

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