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韓国の旅客機による(係争地である)竹島の「領空侵犯」に対し外相が抗議のため、公務員の大韓航空の利用を差し控えるように命令した。… (JRF 8396)

JRF 2011年7月25日 (月)

…国際企業である私企業が国境紛争を煽っていると見るとき、それをどこまで国(どうし)の問題とできるのか、また、公務員の商品・サービスの選択の強制をどういうときどこまでやっていいかが私の興味を引く。

《日韓外相 大韓航空利用禁止で応酬 NHKニュース》
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110723/t10014411591000.html

JRF 2011年7月25日 3338

↓でリージョンコードが憲法違反だと私は考えると書いたが、違反であるとして何ができるのか?罰則が特にあるわけでない。慰謝料の請求は受け取るべき人間がはっきりできないという点で少し現実的でない。

《海外ダウンロード購入にまつわる私のトラブルに関する法的検討》
http://jrf.cocolog-nifty.com/society/2011/07/post.html

JRF 2011年7月25日 7475

でも、上のニュースのようなことが「あり」なら、憲法違反に対抗する不断の努力としてその私企業のサービスを受けない努力をすることが許され、さらに、公務員は憲法擁護義務があるため、自己の努力義務というだけでなく、他者の努力を促すため、サービスの「ボイコット」をしていることを入札の条件にしたりしてもいいのだろうか?

JRF 2011年7月25日 2376

仮に憲法違反と裁判で確定したとしても、リージョンコードを既にやってしまっていることからの現実的な「落としどころ」としては、リージョンフリーな「逆輸入品」を買っても、国内同等品と同じ保証をするように法律で定め、もし、店頭に並べることを禁じている実態があるなら、独禁法の排除措置命令あたりを適用するぐらいのもの。公務員の「不買」まで指導するのは、やり過ぎの感が強い。

要するに入札条件を政治的に決定することになるわけで、それを認めれば、贈収賄の温床になっていくだろう。確定裁判があっても法で禁じられない状況なら、「不買」の命令は「不当な差別」になると私は考える。

JRF 2011年7月25日 0124

……。

一方、国際的な私企業が自分に有利な法律の適用範囲を広げようと実質「国境紛争」を支援しているとき何ができるかというと難しい。結局、相手国が対策をとるように促し、その対策がないことに関して、国として反応するという形しかないのではないか。

私の上の記事では、>国境に関する「争い」が国家意思ではないことを明確にするために、それを税法上損金と認めないような措置<を求めている。これを自国に導入し、相手国にも導入を促す。今の国際法だと、そういった枠組みづくりでしか、多国籍企業に対抗できないのではないか?

JRF 2011年7月25日 5850

……。

(外)国の中で人権を守ろうとして壁を作る。壁を造る者の予算を制限するのではなく、壁を造らせた側の予算を制限するべきである。…普通はそう考えるべきなのかもしれない。しかし、一般にいつもこれが該当するというのも違う。壁の外の事情を考慮するつもりがないことを示すために壁を造る側面もありえる。

JRF 2011年7月29日 6387

逆に壁が必要だったと国が思い直した場合、壁を作った額を補償しその益金不算入を認める…つまり特殊な補助金の交付をする。当然そうすれば「国境に関する争い」に国が関与していることを認めることになり、敵対と行かないまでも対立的状態・紛争状態にあると国際的に表明するに等しくなる。実効支配をこころがけるとしても、警察権の単純な適用はできない…と。

突然、損金不算入が益金不算入になるというのはあまりにも安定的でない。損金不算入とされたことにつき対立すべき正当な事由をもって対立しているとき…本当は、こういったときにこそ繰延税金資産のテクニックを使うべきなんだろうな。

JRF 2011年7月29日 6549

(「対立すべき正当な事由をもって対立しているとき」とは例えば上の私の記事で次のように書いている。>販売者はポイントを得て利益があるが、購入者は使用できないばかりか破壊されたものまであるという状態を放置することを宣言した。(…)この時点で、この取引は(…)対立的なものに移行した。それは例えば、M 社の知らないところで合理的な範囲で原状回復を行うという場合に必要な賠償額(例えばアカウント主である私がカナダに直接渡行してダウンロードする費用)を請求しても、恐喝・脅迫の罪に問われないという状態と私は考える。<)

JRF 2011年7月29日 8774

……。

関係ないかもしれないが、fj.soc.politics に 1998年5月19日に書いたことを思い出す。[aboutme:133095] でもちょっと書いたがインドネシアで政変が起きていた。

>自衛隊を派遣する準備をしているのは、「もしも」のときに備えて仕方ないのかもしれませんが、それでも、「日本軍」として派遣するよりは「国連軍」として派遣する道を模索できないものでしょうか。<

逆に言えば、「準備」ならばいい部分があるというふうにも読める。これが頭に残っていて、後にそれを押し広げる解釈を私は何度か書いている。

JRF 2011年7月29日 6581

はてなブックマーク - 《今日の大手紙社説 - finalventの日記 》
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20071201/1196467347
jrf:>>中国の軍艦は歓迎して迎える。しかし、「日本には交戦権がないのだから海上自衛隊は海軍ではありません。交換訪問はできません。(…)」<戦闘力を故意に抜いた状態にして、準備が整う地へ向けたときの寄港はアリ? <2007/12/01

JRF 2011年7月29日 1895

2008年09月19日のひとこと。
>AIGの救済は大きなニュースだった。リフレ派の人に聴きたいのだが、埋蔵金というのか知らないが国の貯金のようなものがあるなら、このタイミングで使うべきじゃないだろうか?この世界的危機で使っておかないと本当に使うべき国難に使えなくなるおそれがある。

基準を明示するのは難しいが、ここでまるまる損になるかもしれない何かを準備するのに使ったということにする。(掛け捨てですねぇ。)まぁ、当然、「貯金」が役に立ったわけですから、これからもそういうことはやっていきますよ、ということで。

JRF 2011年7月29日 2203

上の「ひとこと」の後、「ブランド質」や「積立金課税」の話になり、[aboutme:119894]では繰延税金資産への言及がある…。

どこかで「準備」の拡大を止める必要があり、それが「積立金課税」でできるのか?一方で、現在の北アフリカ、特にリビアへの介入を見ていると、準備が使われてしまったとき、その自動性のため意思の主体がないことが替わりとなる政治体の不在につながり、そこをどうつくるかが問われてるようにも見える。

……益金不算入を利益とする主体が必要?

JRF 2011年7月29日 8356

……。

(「準備」があるということは「標準的な手順」が設定されているということか…?「標準的な手順」とは、上の私の記事でソーシャルハックを構成する要件のように言及している。福島第一原発事故で窒素注入が問題になったとき、「標準的な手順」といった表現がよく使われていた(参↓)。)

《放射性物質を含む瓦礫の撤去が始まる: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2011/04/post-626d.html
>原子炉非常時に取るべき標準手順を状況に合わせてまとめている。<

JRF 2011年7月30日 9853

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