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《N響 ミュージック トゥモロー 2011》の録画を観る。『尾高尚忠:フルート小協奏曲』では放送時のインタビューでフルートの神田寛明が「鎌倉の空と海」という言葉を出していたが、第1楽章は確かに浜辺に葦簀[よしず]で日陰を作っているような昭和初期の日本の海を思わせる。 (JRF 1022)
JRF 2011年9月 3日 (土)
『デュティユー:コレスポンダンス』は、フランスの鼻声音を聴くような匂いたつ響きが印象的…って変な文章かな?(^^;) 豊満な女性のヌード絵画を想わせる。
「わけのわからない現代曲」でも声楽曲はおもしろいと思うことが私にはある。世紀末芸術的だが、『シェーンベルク:月に憑かれたピエロ』よりも響きが簡明というか、映画的(「映画音楽」的に軽いことではないのだけど)で、私がシェーベルクに求めて得られなかったもののいくつかがある…と感じた。
JRF 2011年9月3日 9868
『西村朗:オーケストラのための蘇莫者』は、以前、NHK の『大阪センチュリー交響楽団第147回 定期演奏会』でも観たが、二回目だからかそれよりも「わかった」ような気がした。
JRF 2011年9月3日 9798
放送が総じて良い演奏に思えたので、演奏中は気にしてなかったがパブロ・ヘラス・カサドの指揮が優れていたのだろう。(夜少し涼しくなって久々に扇風機なしで聴けたという面もあるのかもしれないが…。)
JRF 2011年9月3日 4031
《NHKネットクラブ -ミュージックトゥモロー2011-》
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20110731-10-07671
フルート:神田寛明
ソプラノ:バーバラ・ハンニガン
舞楽:天王寺楽所雅亮会
指揮:パブロ・ヘラス・カサド NHK管弦楽団
収録:2011-6-28 東京オペラシティ コンサートホール
放送:2011-7-31 NHK BS P
JRF 2011年9月3日 0363
(なお、上の放送分はすでにMP3にして私個人用のオンラインストレージ上に置いてあります。ただし、↓に書いた経緯から、この譲渡にはまったく気乗りしません。ただ、どうしても必要なのに融通のきく仲間がおらず、素人の手による質の悪い音源でもいいから手に入れたい…とのことであれば、よりマシな選択としては個人的に相談に乗れるかもしれません。その場合は↓をよく読んだ上で、こちらのリスクからも判断してくだされば幸いです。なお、手間をはぶくため同日の演奏でも言及したもの以外はMP3になっていないことが多いです。)
http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/134801
JRF 2011年9月3日 0510
(関連。)
《NHK交響楽団 | コンサート詳細》
http://www.nhkso.or.jp/calendar/concert_day_2011-06-28.shtml
《Togetter - 「Music Tomorrow 2011」》
http://togetter.com/li/155485
JRF 2011年9月3日 0916
修正 「鼻声音」→「鼻母音」。
あれ?「鼻声音」とも言わなかったっけ?ググるとあまり使われてなかった。「鼻音」「鼻母音」という語が使われている。
JRF 2011年9月8日 5036
昭和初期の日本の海の印象…高峰秀子の映画『二十四の瞳』か、山本七平『昭和東京ものがたり』を読んでいるときに想い描いた風景か、何かのアニメで観たのか判然としないが。
第2楽章は、熱病を経験した男の内面のようなものを感じたあと曲が明るくなる。迎える者にとっても迎えられる者にとっても違和感があったとしても復員船というのは「セレモニー」だったんだろうな…とか考えた。第3楽章は「好景気」なんだろうか、どじょうすくいでも誰か踊ってそう。
JRF 2011年9月3日 2652