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「うめきた大仏」。「埋め汚[きた]の大払[おおはらい]」とすれば核廃棄物を大量に出した現在から未来へのメッセージ性もあるか。 (JRF 3672)
JRF 2011年9月 2日 (金)
仏教やキリスト教にもある「偶像崇拝」の禁を思いながら、『旧約聖書 列王記 上』の12章をたまたま読んだ。
12:28 >彼(ヤロブアム)はよく考えたうえで、金の子牛を二体造り、人々に言った。「あなたたちはもはやエルサレムに上る必要はない。(…)」彼は一体をベテルに、もう一体をダンに置いた。<
keyword: 偶像
keyword: 金の子牛
…大仏の顔を聖徳太子にでもして「金を求め、原子力を経済の源として過った。円のみを貴[とおと]しとせず、孫子[まごこ]が栄えることを夢とする。」とでも言ってまつればいいのかな…?
JRF 2011年9月2日 8867
…いや、でも、直上の「アイデア」を「真剣」とみるのは難しいな…。笑わせるためのジョークとは違うけど。
こういうことを私が想うのは、増税路線と見られる内閣に対して、被災地ではむしろテクニカルな減税が求められているということなのかな…。他で働いている人々も、原発事故の人集めの影響や、人によっては疎開費用の増大で、むしろ負担感が増しており、「増税」は違うのではないかといったところか。
私も「補助金」という私にとってはよくないキーワードを連発していて…そこから夢想すると、「増税」はするんだけど「補助金」をいっぱい使って実質減税にし、「傭兵徴兵」的なのをちゃんと国家の中にとりこめってとこなのかな?
JRF 2011年9月3日 1627
で、4月28日には[aboutme:138543]でそういった増税を私は主張したけど、それが「新政権」の当然の弱さから難しく支出を減らすような増税になってしまいそうなら、いっそのこと税法は動かさず法改正が必要ないような「テクニカルな減税」を目指したほうがまだいいのではないか?
JRF 2011年9月3日 5572
…いや、「増税路線」が確かな以上、法改正を禁じれば「テクニカル」に増税がはかられることになるか…。こういう政権になった時点で詰みになってるから、むしろ、法改正による増税までしてしまったほうが害が少ないのか…。そのあたりの政治の機微は若輩者の私にはわからないな。
もちろん、増税路線以外への反発も私にはある。「危機時の政権を倒せた政治家が一丸となり、情報統制をしているらしい首相を倒せたマスコミがいっしょになれば、できないことはないでしょう。がんばってくださいな。」的なシニカルな感情を抱く若さが私にはある。そういうのが一番いけないとはわかってるけど、やっぱり感情的にはね…。
JRF 2011年9月6日 3710
……。
続報というか…。
テレビなどで「放棄」された淡路島の巨大観音像が話題となっている。
《asahi.com(朝日新聞社):巨大で迷惑な観音様封鎖へ 5年前から放置 淡路島 - 関西ニュース一般》
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201109100022.html
北海道でもあったような…。こういうのは全国にある問題なのかな。
核廃棄物とは別の意味で「最終処分」の難しいもの。コメンテーターがそれとなく示唆していたが、これらを(買収して縮小)「移転」する法理が必要とされているのかな…。
JRF 2011年9月13日 1589
これに関してフェアな方法…と私が考えてみたのは…。
移転新設(縮小)仏を地元の負担で造り、国などの負担で大仏は徹去する。順序としては、国が安全性などの判断から徹去の方針を決めてしまったので、多少の愛着があり、また目立たせようという我欲みたいなのはいらないが、地元を豊かにしたいという祈りそのものは伝えたいという意向で、地元の人々が、よりふさわしいしかるべきところに「安置」をはかるといったストーリーになるか。
JRF 2011年9月14日 1793
核廃棄物の「圧縮」移転の際は、いくぶん逆に、東電が圧縮まで行うが、移転の責任は国が負う感じか。移転先でさらなる拡散が起こらないのは、それが人々の住むところ、「都市」に影響するからか。
処理場を都市に造れという無茶は言わないけど、象徴的に都市の真ん中に廃棄物のかけらを「安置」し、その時代ごとに漏れのない方法をほどこして展示すべきではないか。そして、そこが荒れるということが処理場を押しつけたところが荒れているかもしれないという意味に結びつけられないだろうか…?
JRF 2011年9月14日 5159
……。
9月14日の日本経済新聞の夕刊(ネットにはまだない)に、『うめきたに「億ション」』という記事が載っていた。
…ということで、「うめきた大仏」自体はもうないということだと思う。あとはそれをメタファとした論考を勝手に続けるかどうか…というだけ。
JRF 2011年9月14日 1431
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2011年3月11日発生の東日本大震災から、すでに半年が過ぎた。 続きを読む
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詩的というか妄想的な考えをまた垂れ流すようで恐縮だが…。原発震災廃棄物の処理の議論を見ながら、一人がダンスを踊っているのと、100人がダンスを踊ているのと、どちらがエントロピーが大きいだろうか?…と考える…。... 続きを読む
受信: 2012-03-29 17:04:28 (JST)
はてなブックマーク - 《人間が人間であるための神について (内田樹の研究室)》
http://blog.tatsuru.com/2011/04/09_1952.php
jrf:>「大阪の街」に不釣合いな若者群…。これから先、死を遠く扱うだろう自分…。新首相が「大仏」顔というのも何かの縁か…。現代の技術で真剣な仏像を造るなら壊れやすそうでもいい。「うめきた大仏」、私は賛成だ。<2011/08/31
JRF 2011年9月2日 1154