cocolog:70267088
改宗の問題について。軽々に論じれる問題ではないが、そこはいつもの私のごとく割り切って少し考えてみた。 (JRF 9193)
JRF 2011年10月21日 (金)
考えたキッカケは↓。
《ユセフ・ナダルカニ氏の死刑判決: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2011/10/post-3f32-1.html
JRF 2011年10月21日 4323
一神教内でないとダメとか、もちろん、余分な人頭税を払うようになるかもしれない。それは、本人にとって改宗の証となるが、周りの者にとっては、その必要性を認めることが↓の「免罪符的象徴」となり、どんなに衣装等は変わっても元の宗から外にいってはいないと観て、その部分は間接的に返すようにするなどできるだろう。
《象徴の利用形態》
http://jrf.cocolog-nifty.com/religion/2006/02/post_14.html
JRF 2011年10月21日 1223
ただ、「成人」とは何かというのはまた別に考える必要があるだろう。結婚できるようになれば成人だというのはこの場合、改宗というのがしばしば婚礼時に起こることを考えると、厳しすぎる感がある。もちろん、仕事をして結婚をして子供までいるとなって成人ではないとはいえないだろう。逆に、女性に関しては幼い年齢で結婚・出産までする文化も現代にはまだあり、母性の社会的体裁を考えるとそこは子供が結婚できるようになる年齢までに決まっていればいいのではないか。
JRF 2011年10月21日 2487
とはいえ、平均寿命等でも変わるかもしれないが、いくら日本みたいに社会が成熟したからといって、年齢的に35歳を超えて成人でないというのは、改宗に関する部分だけではあるが、そういう考え方を残すのは有害だろう。それ以降になれば、行動力も失われていくわけで、そこでなされる改宗という具体的手続きは「命懸け」ってのは、どんな宗教であっても「信仰」であればそういうものだろう。
JRF 2011年10月21日 2385
[aboutme:103197]
>世の中、あっさり離脱できるような組織はない(…)抜けるときこそ「しがらみ」が強くなる。(…)それとも良心的な組織が増えているとか、商売と割り切って「組織化」まで手をまわさなくなっているとか、あるのだろうか?<
JRF 2011年10月21日 0937
[cocolog:69908859]
>その、ドグマの中には客観的に言えば矛盾しているものが含まれていることがあって、もちろん組識内では矛盾がない解釈があるってことになるんだけど、なぜそうなるかというと、矛盾にすぐに気づくような者が去り、一方で、「矛盾」のなんでも導けるという特徴から、何が正しいかは上の者が勝手に決められる…上の者に聴かないとわからないとできる…といったところで矛盾こそ組識の構築に資する面がある。<
JRF 2011年10月21日 5847
で、宗教では、組織強化は心の救いをもたらすことによってなされるべきで、宗教と名のれば、矛盾があるから不正義というのを最初から超えたものということであり、様々な解釈があっても、よりよい選択がなされていくことが人の生を超える共同体への信頼となっているはず。…と私は念[おも]う。
JRF 2011年10月21日 0570
typo 「組識」→「組織」。
JRF2014/7/254100
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以前、[cocolog:70267088] で>改宗という具体的手続きは「命懸け」ってのは、どんな宗教であっても「信仰」であればそういうものだろう。<と書いた。かなりヤバめの話だが、思い切って書いてみる。... 続きを読む
受信: 2014-12-28 17:23:28 (JST)
宗教として、その宗の親から産まれた者はみなその宗教に属する者となり、別の宗教からの改宗はあっても自分の宗教からの改宗は認めないという厳しい訓えを信じるところもあるだろう。そういうところを現代的な信教の自由に導くには、僭越ながら私がチラと思い付いたところでは、幼児洗礼の逆みたいな話で、「成人」までに改宗したのであれば、その(改宗後の)宗に結局産まれていたのだと解することはできないだろうか。
(例えば、どんな宗教にも始祖はいるわけで、それが「改宗した」とはしがたく、あとからわかったことだが、そういう宗教の者としてはじめから生きていた…などという「伝説」から、そういう解釈を導くとかできないか。)
JRF 2011年10月21日 4253