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cocolog:71023491

中古書店のポイントカードというのがあるらしい。が、どうも引っかかる。本を買ったことを「公開すること」へのインセンティブとしてポイントカードを使う…といったふうにすべきではないか。 (JRF 8392)

JRF 2011年12月26日 (月)

以前、2008年11月25日くらいには、集団ウィッシュリストに情報を少し提供するとその地域の古本の品揃えがよくなるみたいなことを言ってた。2008年12月24日から e-Mud 構想とのからみで、[aboutme:91753] とかではポイント的なものをポイントとせずに内部留保にバッファするみたいな話もある。私としては、ポイントシステムには、消費税の定率還付の構想との絡みもあって関心を持っている。

JRF 2011年12月26日 1380

……。

自分たちがデータを集めることへポイントを払ったとすると、それを現金化するという要求が必ず出てくるし、(高額預金者優遇(例↓)や非公開アルゴリズムの暗号とおなじく)「秘密のデータ」であるがゆえに騙されやすくなると私は考える。(例えば、私からの盗品だという主張をしやすくするために特定のデータのみ抹消される…とか、プライバシーデータに不当に高い資産価格を強要されて、配当等を水増しさせられる…とか。)

JRF 2011年12月26日 4087

[cocolog:70267312]
>ただ、「いいもの」とは何かというと、2009年7月04日に書いたヘッジファンドに関する「ひとこと」や[aboutme:106363] の高額預金の金利が高いのは「騙す」コストが低いからかも…というのに似た面も多少あるだろうから難しい。<

JRF 2011年12月26日 7186

……。

一方、「公開すること」にポイントを払う形だと、確かに店のメリットはあまりないので、ポイントを出す主宰は、図書券協会みたいな感じになり、公開してるので税制上のメリットがつく感じになるか。(ここがちょっと消費税の定率還付的。)

[cocolog:70803146] で書いた遺品に古書が含まれて、それを盗んだものでないというのに使えるというのはありがたいがそのリスクは気づきにくいことなので、そこにナッジするという政策的意味付けはできると思う。

keyword: 消費税 定率還付

JRF 2011年12月26日 9068

……。

この「ひとこと」は↓を読んだのがキッカケ。その下のほうにある本の例は、おそらく非接触ICを本に付すという構想との絡みがあるんだろう。(私は非接飾触ICみたいなのの投資の回収は、↑で少し挙げたe-Mud 構想みたいな形でやればいいと思っている。)

《高木浩光@自宅の日記 - ミログ第三者委員会の「提言」を許してはならない》
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20111218.html#p01
>>もし、買った本に仕込まれたカメラによって本棚が監視され、手に取った本に合った広告チラシが郵送されてきたら。「アップログ」とは、そんなプログラムだった。<<

JRF 2011年12月26日 8680

……。

著作権がらみというか出版というビジネスモデルがらみというか…。

少し前の「ひとこと」、[cocolog:70725852] で、私は、>「広告はおおいに結構」というポリシーを持っているが、クリックせねば内容がわからないサイトは、ラッパーをかけたサイトの乗っ取りを疑う。<と書いた。

JRF 2011年12月26日 2586

全画面 CM が「乗っ取り」というのはダブルミーニングで、ユーザーへの表示が乗っ取られるだけでなく、報道機関がクリックの誘導指針をスポンサー等に奪われやすくなることを危惧している。クリックの仕方・見せ方とかを変えられないとスポンサーに主張するには、例えば、共同規格に則ってるからといったいいわけが使えればいい。だからその「ひとこと」に書いたように「銀行協会」的なモデルが必要になる…と私は考えている。

JRF 2011年12月26日 0699

……。

私は [aboutme:101548] や [cocolog:69908859] で述べたが、報道(に限らずネットの情報は)タダである必要はないが、匿名で手に入れられることが必要だと考えている。完全な匿名で有料にするのも私は「時間記録デバイス」等を組み合せれば技術的に不可能ではないと考えているのだが、それが難しいとしても、プライバシープロバイダみたいなものを使うのは今でもできると考えている。

keyword: プライバシープロバイダ
keyword: 時間記録デバイス

JRF 2011年12月26日 6991

上の全画面 CM を出すようなところは「匿名」ではアクセスできるのであり、↓の有料化新聞サイトのちょうど真逆の方向から、私が望む有料匿名モデルに近づく一歩なのかもしれない…とは思う。

《朝日新聞「アサヒコム」終了、来年初めに「有料版」に一本化有力 : J-CASTニュース》
http://www.j-cast.com/2011/12/20117056.html

JRF 2011年12月26日 4650

……。

じゃあ、有料化新聞からどう匿名側に歩みよるか?

問題として想定すべきなのは、名前がわかってるから、特許訴訟などで、より多額を出すスポンサーによってその人が(読んでなくとも)読んだ可能性があるという証拠に使われるといった点か。しかし、訴訟そのものを嫌う日本の企業社会でこの点を問題化するのは難しいかもしれない。だとすると、読んだか読んでないかでチェックがされることでの労働強化の問題として取り扱っていく方向はどうだろう?

JRF 2011年12月26日 6545

[aboutme:131981] では、私の、はてなスター関連のはてなアイデアを労働管理につなげたいといった話がチラとある。要するにスターのように「自発的」な申告以外は、ログを取るようなことは経営側には認めず、やるなら労働団体がやるといったところに持っていき、さらに労働者よりは消費者のほうが弱いのでさらに匿名まで認める…といった方針をとる。

JRF 2011年12月26日 3674

[aboutme:134957] では、ポメラとかカメラとかに時間記録デバイス的な機能をもたせ、公開情報に含まれた痕跡部分で労働審判を有利にするみたいな話もしている。そこから USB メモリみたいな時間記録デバイスにつなげられれば、(日本)銀行が貨幣を管理したように時間記録デバイスの発行を管理するような形に徐々に持っていけないだろうか…。

JRF 2011年12月26日 5304

(あと、有料化で新聞社のリンクが読めないというのが普通になれば、私は新聞は読めるが、リンク先は全部読んでないかもしれないというのをプロフィールに書いたほうが良いのかな…?)

JRF 2011年12月26日 7328

typo 「非接飾触」→「非接触」。

JRF 2011年12月26日 2436

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