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ブロムシュテット&N響『ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)』。ワーグナー的な神話世界ではあるのだろうが、冷たい透明感があり、より北欧神話に近いとろにあったであろう何かを描き出そうとしているのではないか。(この感想は、冬に聞いてるせいもあるかもしれないが。) (JRF 7156)

JRF 2011年12月17日 (土)

第一楽章、朝やけの王国の眺望から、街に入り、木の機械式の大きな門が開いていく。しかし、昼には権謀術数の政治があり、夜、星空の下での宣誓があって、宴のようなものが催され、次の朝につながっていく。そんな光景を想った。

JRF 2011年12月17日 4921

第二楽章、霧の湖に島があり、そこに古い修道院跡か何かの石の宮がある。その壁の石材の一つ一つにはアラベスクのような模様がなされているが、風雨にさらされて糢様のエッジは丸くなっている。近づくと壊れたところから塔を飾る部分の金属が腐蝕を免れているのが見える。そこを昇っていくと、祭壇であったところの天井がなくなり、装飾が天の闇を飾っていた。そこから降りて湖の岸につき再び、その宮を振り返る…。そんな光景を想った。

JRF 2011年12月17日 2317

第三楽章、戦いの壁画か。戦いが語られるときはいつもこの絵のように語られる。

第四楽章、第二楽章の宮を内部から探っているのだろうか。行き来するなかで威容をうかがう。そこから、あの祭壇のところへ行くと、確かに神聖だが、人の世にある「幸福」につながっていた。…ということだろうか、もう少し続くかと思ったら、あっさりと終ったという印象。

JRF 2011年12月17日 7047

ブロムシュテット&NHK交響楽団『ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)』
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20111127-10-29162
放送:2011-11-27 NHK BS Premium
収録:2011-09-21 東京・サントリーホール

JRF 2011年12月17日 4689

(なお、上の放送分はすでにMP3にして私個人用のオンラインストレージ上に置いてあります。ただし、↓に書いた経緯から、この譲渡にはまったく気乗りしません。ただ、どうしても必要なのに融通のきく仲間がおらず、素人の手による質の悪い音源でもいいから手に入れたい…とのことであれば、よりマシな選択としては個人的に相談に乗れるかもしれません。その場合は↓をよく読んだ上で、こちらのリスクからも判断してくだされば幸いです。なお、手間をはぶくため同日の演奏でも言及したもの以外はMP3になっていないことが多いです。)

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/134801

JRF 2011年12月17日 7680

ブロムシュテットのブル7はいくつかCDがあるよう。(まだ私は買ってない。)

ブロムシュテット&シュターツカペレ・ドレスデン『ブルックナー:交響曲第7番』
http://www.amazon.co.jp/dp/B003RECFFY
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3853840

JRF 2011年12月17日 6719

ブルックナーの第7番は、第4楽章が難しいと宇野功芳氏あたりも書いてたと覚えているが、確かに第1楽章から第3楽章まで、個性的で美しくても、第4楽章でついていけなくなることが多い気がする。ブルックナーのスコアが十分でなく、演奏家の個性が出やすいということなのだろうか?(第7番は以前マタチッチのものについても「ひとこと」している。[aboutme:131463])

JRF 2011年12月17日 2701

ところで、放送では、客席がスカスカなのが気になったが、どうも台風が来ていたらしい。

《ブロムシュテットのブルックナー交響曲第7番・N響第1708回定期を聴いてきた。: ワタクシはこんな演奏を聴いてしまった。》
http://windisch571.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/7n1708-382e.html
>ちなみにこの日、9月22日はマイク、TVカメラなど一切入っていなかった。ということは前日、9月21日は台風の大嵐の中、演奏を行ったということか.......。その日の録音、録画は後日、放映されるだろうから、そちらも楽しみにしておこう。<

JRF 2011年12月17日 1156

typo 「糢様」→「模様」。

JRF2014/7/254868

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