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著作権法で議論になった親告罪。とうとう「本丸」である強姦罪にまで疑議が呈されるようになったと NHK のニュースにあった。 (JRF 2033)

JRF 2012年1月24日 (火)

《性犯罪起訴 告訴不要へ改正を NHKニュース》
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120121/t10015440921000.html
>性的虐待を受けてきたという女性が、「被害を受けたあと長い間苦しむ被害者への支援や、加害者の更正も考えて、新たな法律を作ってほしい」と訴えました。主催した(…)法科大学院教授(…)は、「性犯罪に関わる法律の中には、明治時代以来大きく改正されていないものも多い。専門家の間でも十分議論されずにいる。現在の被害の実態を踏まえた議論と見直しが必要と思う」と話していました。<

JRF 2012年1月24日 6222

これを(はてな)ブクマして、次のように書いた。

jrf:>著作権法の絡みで、親告がないと介入ができない解釈が固まって、その補修が必要なのだろうが、親告罪は、刑法から読める印象と違い、被害者が加害者との交渉時に国の威光をチラつかせる権利を認めるものとできる。< 2012/01/24

つまり、普通の犯罪だと、検察が決めたら被害者に加害者がどれぐらい償[つぐな]いをしたかどうかに関わらず、罪の重さや更正を考慮して、刑が決まる。そこに被害者との関係がないことが、法の平等をかたちづくる。

一方で、親告罪の場合は、被害者がやめろと言えば起訴がなくなるため、被害者は警察等の威を借りて交渉できる。

JRF 2012年1月24日 8841

…とはいえ、最近は、被害者が訴訟に影響を与えられるようになる風潮が一方にある。

《時効延長絶対反対》
http://jrf.cocolog-nifty.com/society/2010/03/post.html
>一つの対応が、状況の特別性を肯定し、それが平等な対応を阻害してもその社会は益されていると考えるというものである。
(…)
一見問題がないように思えるが、これは、重度な障害を持ったものが施設で「平等」に暮らせるよう家族がかかわるよりも、家族と暮らせるほうが長生きで幸せなのは当然であるとする方向である。(…)

(家族が死んだら、その者はどこでどう暮すのだろう?)

JRF 2012年1月24日 9003

親告罪でなくても、被害者は「交渉」できるということであれば、親告罪の意味が薄れているとは言えよう。

被害者に対する補償等のシステムが制度としてなく、まぁ、残留孤児問題とかでもそうだが、これまでは「政府」とは別のところ…「社会」が対応していたが、「社会」の力があまりにも小さくなったため、「政府」としての対応も求められているのかもしれない。

電子機器の発達で「盗聴」がしやすくなって、「被害」の探知の可能性が増えているが、介入する人間の数・パワーはそれほど大きくなったわけでもなく、親告罪でなくても訴えを前提にしなければ、数がさばけないということもあるかもしれない。

JRF 2012年1月24日 8225

昔だったら、「岡っ引き」が出てきたり、親戚連中が出てきて丸くおさめるところだが、電子機器を使う「岡っ引き」では、介入のタイミングというのがまだ難しく、親戚の範囲が核家族化等で小さくなってる。

…といったところから考えると、2008年9月11日あたりの盗聴に対するダミー行動という枠組みと、2009年4月25日あたりの>「家族が扶養できるようにし促す国や地域の義務」(…)すなわち、「扶養回復権」<といったところを組み合わせていくことになるのだろうか。

JRF 2012年1月24日 6691

つまり、警察は親告が必要な状況を知っているが、それを(消費者)行政は知らず、子を親から引き離すときには「ダミー行動」かもしれないとすることで、家族間の衝撃をやわらげ、理由が仔細[しさい]にわからないが、離れたままで親が「扶養」に導けるよう親への給付の一部が、行政が仲立ちして、子に渡るようにする。

でも、それって一人暮しを若者が好むことや、仕事が忙しい親に対する里親制度みたいなものとどう違うんだ?単にそういったことへの財政的手当てが不十分なだけではないか?

JRF 2012年1月25日 0263

keyword: 親告
keyword: 盗聴

関連。別の側面から。
[aboutme:124220]
>強姦罪がなぜ親告を必要とするか…。侍でもないものが、妻の不義密通を切り捨て御免しちゃあ困るから…というのも沿革的な理由の一つと想像する。取り締る立場にある者が、妻の浮気相手を一方的に罪に定められるのは、まぁ、その、「不公平」だから、ということになるか。<

JRF 2012年1月25日 4814

……。

続報に近い記事ということになると思う。

《強制わいせつ:10歳の告訴能力、「幼い」理由に否定 「地獄だった、重い罰与えて」も届かず - 毎日jp(毎日新聞)》
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120314mog00m040003000c.html

そのまま読むとヒドい話ということになるが、上の親告罪の議論を加味すると、未成年者への強制猥褻については「非親告罪」化し、公的機関が介入するという方向を模索しているとも読める。

JRF 2012年3月15日 1523

ただ、今後の発育面も考えると記録等が残りやすい「警察力」という力で介入すべきか問題があるだろうし、この方向で決まりと考えるのは早計だろう。

JRF 2012年3月15日 3265

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