cocolog:71660598
スウィトナー指揮『ベートーヴェン:交響曲 第4・8番』。以前のスウィトナーへの感想([aboutme:139119], [cocolog:70768037])と同じくオーソドックスという印象。木管が美しく、雰囲気がある。 8番は私が特に好きな曲で、4番・8番のカップリングもいい。 (JRF 5407)
JRF 2012年2月18日 (土)
[cocolog:71492388] で引用した日本舞踊のこころを思い出す。我々が望み想像する物は欲を延長したところにあるが、現実的な姿でそれが現れれば我々は欲情するかもしれないが醜さをも見ることになる(と思う)。
でも、なぜそれを望むかという理性を介したとき、「延長」したのではない理想形…理念形を動きの中、動きが止まった中に示唆できる。その脳内にしかないイメージを見て、その造りこそが(自分が欲する物と違うと知りつつ)美しいと知る。そういった雰囲気を、細かなリズムの変形のあるスウィトナーの音楽に見た。
JRF 2012年2月18日 4652
スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレ『ベートーヴェン:交響曲 第4・8番』(録音: 1983年 旧東ベルリン, 発売: DENON ドイツ・シャルプラッテン 2009年)
http://www.amazon.co.jp/dp/B002SDNFO0
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3696860
JRF 2012年2月18日 6745
……。
ステレオミニコンポ X-HM50 を新しく買って([cocolog:71421446])、最初に封を切った CD がこれだった。だから、曲の感想というよりは、X-HM50 の試聴の続きという面が大きい。木管の色彩を豊かに感じたのも、オーディオを変えた面が大きいかったのかも?
JRF 2012年2月18日 7368
イコライザーの設定を Flat か Classical にするかまだ悩んでいる。この CD は Flat でも聴ける。でも、Flat では大音量で聴き、小さな音量のときは Classical とも書いたが、Flat のときよりもさらに大音量にすれば Classical でも金管の響きが再生されているようで、結論としては Classical の大音量に落ち着きそう。Flat は聴けない「雰囲気」がつぶれている印象。
JRF 2012年2月18日 0204
で、さらに小さな音量で試す。X-HM50 は寝るとき CD をかけて寝ても、終ってから 15 分たてば自動で電源が切れる機能があり、子守り唄がわりに使いやすい。
ただ、小さな音量にして(目盛り 7、8、9 あたり)いつもの位置より後ろのベッドに寝ころがって聴くと、Flat だけでなく Classical も高音と低音が強過ぎるというか、中音域の弱い音が全々聴こえず、メロディーを追うのが難しい。「ポップス」では良かった Game モードも、やはり中音が出てない感じ。
JRF 2012年2月18日 8107
だから中音強調であろう Vocal を試してみる…。うーん、なかなか中音は美しくこれなら寝ててもメロディーは追えそう。が、低音が悲しいほどつぶれてしまう。さっきのとは違う意味の「雰囲気」さえ残ればいいという割り切りもあるのかもしれないが…。メロディーは聴こえるのに無意識が拒絶する感じ。
先の「ひとこと」に挙げたアルゲリッチ&フレイレのピアノ・デュオは、小音量 Vocal だと全々ダメで、その設定はクラシック全般に使えるわけではなさそうで、寝る前というタイミングで特定の CD に合わせたようなややこしい微調整もしたくない。
JRF 2012年2月18日 0820
いろいろ試した結果、とりあえず、重低音の P.BASS は切る代わりに BASS を +3 ぐらいにした Classical の音量目盛り 9 ぐらいで聴くことにした。上の交響曲だと Treble を -1 や +1 にしても聴けるが、ピアノ・デュオは 0 じゃないとバランスが取れてない感じ。Bass は強調しすぎかとも思うが、中低音のファゴットの音とかがちゃんとメロディーに乗るようにするには、Bass をここまで持ち上げる必要があった。
JRF 2012年2月18日 5118
スウィトナーは Suitner。スイトナー、スィトナーと記載されることもある。
JRF 2012年2月18日 3840