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《第1716回N響定期公演》。『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲』では、はじめ響きがあまりつかめなかったが、バティアシビリのソロのあと、オケが響き合うようになった。『バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」』では、歌よりも話からくるイメージが鮮烈でそれをデュトワの音楽が盛り立てているよう。 (JRF 4531)

JRF 2012年3月10日 (土)

今回も曲の感想というよりは、最近買ったミニコンポ X-HM50 ([cocolog:71421446])の感想という面が強い。

コンポでイコライザーを Flat にするか Classical にするか決めかねていて、でも、「聴こえない音」「強過ぎる高音・低音」はあるものの「致命的な音色の変形」を聴きとることのない Flat で慣れていこうかと考えているところ。

JRF 2012年3月10日 8591

Flat だとオケの響き合いがわかりにくいときがあるが、ヴァイオリンソロの部分で音程に慣れたのか、その後、響きがわかるようになった(感じがした)。

ただ、コンポのアラを気にする面がまだ強く、前のように曲を聴きながらイメージは湧かせるままにあまりできない。それでもやっと、このヴァイオリン協奏曲で城のような光景が思い浮かんだ。これまでよりも写実的というか NHK BS P のルポ番組的な城壁だった。

JRF 2012年3月10日 9380

『青ひげ公の城』のほうは、話やオケからくる抽象的な印象よりもユディット役のメラース(Melath)は個性を出している感じで、でも決して役を逸脱するのではなく、その理解をふまえていて、たとえとしては変かもしれないが、アニメ調の背景に実写の人物が映る映画『メリーポピンズ』に感じたわかりやすさというか違和感が、おもしろかった。

ザボ(Szabo)は抽象側をしっかり辿る。が、後半、以前の妻を説明する前後の部分、わざとなのか私のコンポと耳のせいなのか、オケの響きに対して固くなり、低音部分がこちらに届いてこない印象を持った。

JRF 2012年3月10日 1870

やはり私はオペラに慣れていないというか、オペラに関してはいつもそうなのだが、話のスジや情景を追うのに勢いっぱいになって、音楽として聴く部分がおろそかになってしまう。演奏会形式のため、目で見る情景が変わらず自分の頭のイメージを辿れたので、負担は少なかったかもしれないが、盛り上がりの前後での、ザボへの印象もそういったところから来る私の限界の面が大きいのだろう。

JRF 2012年3月10日 1721

《第1716回N響定期公演》
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120212-10-15400

ブラームス:バイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」 Op.11

指揮:シャルル・デュトワ
バイオリン:リサ・バティアシュヴィリ
ソプラノ:アンドレア・メラース
バリトン:バリント・ザボ

収録:2011-12-09 NHK ホール
放送:2012-02-12 NHK BS Premium

JRF 2012年3月10日 9398

(なお、上の放送分はMP3にして私個人用のオンラインストレージ上に置いてあります。ただし、↓に書いた経緯から、この譲渡にはまったく気乗りしません。ただ、どうしても必要なのに融通のきく仲間がおらず、素人の手による質の悪い音源でもいいから手に入れたい…とのことであれば、よりマシな選択としては個人的に相談に乗れるかもしれません。その場合は↓をよく読んだ上で、こちらのリスクからも判断してくだされば幸いです。なお、手間をはぶくため同番組でも言及したもの以外はMP3になっていないことが多いです。)

http://jrf.aboutme.jp/user_statuses/show/134801

JRF 2012年3月10日 8265

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受信: 2012-03-29 17:06:03 (JST)