cocolog:73758235
バイオエタノールの補助金が、食料の生産を圧迫することで巡り巡って未だ飢餓のある途上国で食料を手に入れるのが難しくなるという議論が確かあったと思う。これは、この一面だけ見て済むほど単純な問題ではない。 (JRF 4610)
JRF 2012年8月19日 (日)
しかし、食料生産が厚くないからこそ、現代の大量生産の農業には燃料が必要だからこそ、少しの争乱で飢餓が出るという側面はあり、そのあたり戦争コストも含めた市場の「神の見えざる手」の力の強さを侮るべきでなく、(途上国の農業生産性の向上とともに)バイオエタノールの研究・開発に補助金を出すのまではありだとしても、生産にまで補助金を出すのはやり過ぎではないかというのが、私の感想。
もちろん、細かな実態は知らないので、そういった研究から、戦略的に出ている政策であることまで否定しようがないけど。
JRF 2012年8月19日 9903
……。
[aboutme:125348]
>単純には、経済が悪くなるとき、物が手に入りにくくなり栄養状態・健康状態・治安の悪化があって、さらに医療や司法へのアクセスに困難が生じたりして、間接的に多くの人が「殺される」ことになると言える。<
[cocolog:73267390]
>経済制裁をすると、その影でたくさんの人が死ぬ。原発事故でも、のちのちにそれが遠因となって死ぬ人は数として相当出てくる。でも、現実において、そういったことは人が裁ける範疇[はんちゅう]にはないのかもしれない。<
JRF 2012年8月19日 9597
争乱が起きるとき情報封鎖のために経済封鎖までしてしまうといったこともあるのかもしれない。しかし、Google Earth のある時代、封鎖してまで守る情報って一体何だ?オカルトを加味すればなんとでも言えるけど、この時代を振り返って見たら、それってどういうことになるんだ?…と考えると、「超大国」アメリカがバイオエタノールに一定の投資をしておくことの意味はあるのかもしれないと思う。そのあたり、中国がどう考えるのかが「次の世代」の課題なのかな?
JRF 2012年8月19日 1328
[cocolog:70523848]
>遺伝子組換えの目的は主に量産にあるのか疑問だ。もしも、(太陽)エネルギーを使って工業的に必要な栄養分を生産でき、そのほうが効率が良いなら、食物を農業で作るのはつきつめると食「文化」の問題に極まる。とすれば、「農業文化」をこれ以上ポップカルチャー化する必要があるのか?<
JRF 2012年8月19日 1917
ミドリムシを使った栄養食品とかあるらしいし、最近のニュースでも深海エビから新しい消化酵素発見とかもあるけど、そういうのでデンプンも作れるようになって、安価に固形ブロック栄養食ができたりしないのかなぁ…という夢想はある。現代の農業が燃料を食ってるようなものという以上に、燃料そのものを高効率で食料化できたり、食料(飲料)問題がエネルギーをどう割り振るかの問題に純粋に近づくようになれば、より多く生き残ろうという抑圧が外れて少子化するというフェーズがあったとしても、人は自由であることの本質により迫るようになり、人を含む生態系として地下に海に宇宙に範図を広げながら増えつづけるときも来るのだと思う。
JRF 2012年8月19日 3850
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なぜなら、一方で、飢餓が起きるのは、天候が一因ではあったとしても、争乱等による物流経済の問題といった面も大きく、石油利権が争乱の遠因になっていることを信じれば、「大国」が外国燃料の必要性を抑えることは、巡り巡って途上国の厚生にはプラスなのかもしれないとも思うから。
JRF 2012年8月19日 3216