« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

cocolog:74101518

特許を一定額で国が買い入れパブリックにする制度は欲しいが、金のかかる発明ができなくなってはいけないし、恣意的になりすぎて汚職が蔓延するのもいけないし、一方で、ギフテッドなアイデアというのは金の問題でもないし…という側面もある。 (JRF 3922)

JRF 2012年9月19日 (水)

一つの特許を企業特許分と個人特許分に分け、個人特許分は必ず一億円(とか一定の年金とか)で国が買いとれるようにする。企業特許分は↓の未確定知識分みたいに考え、実用新案より少し強いぐらいの権利に留める。…とかできないか。

《未確定知識と衝動知識 ― 非当業者性から考える特許の報酬モデルの二形態》
http://jrf.cocolog-nifty.com/society/2006/03/post_2.html

JRF 2012年9月19日 4762

……。

特許でなく「規格」に関して過去似たようなことを書いてる。

[aboutme:100383]
>デファクトな規格やコード体系(ISBNコード)とかを国が「公正価格」で強制的に買い切ってオープンにしたりできたほうがそろそろいいのではないか。(…)不正を防ぐのが難しいというのはあるけど。<

JRF 2012年9月19日 9686

……。

(この「ひとこと」、詰めが甘い気がして、おくら入りになりかけてたんだけど、↓をたまたま見たので出しておくことにした。)

《ウォズ曰く、最高の製品を作るために特許をみんなで共有すればいい | スラッシュドット・ジャパン YRO》
http://yro.slashdot.jp/story/12/09/15/0215225

JRF 2012年9月19日 5092

コメ:>一般的な家電で黙って他社の特許を無断で利用して後から損害賠償請求等があると面倒(…。)Appleに関してはこれが単純に当てはまらない。(…)ハードを売った後にサービス(音楽やアプリ販売)でも利益をあげる事が出来る。(…)もちろんこのエコシステムを作り上げる為にAppleは時間も金もかけてきた(…)んだけど、これが特許の話とつながると他社と違って「訴えられてから考えればいいので勝手に他社の特許を使っちゃえ」となる。ハードの値段を元にした特許料なんてたっぷり売っちまった後に払う分には痛くもかゆくもないと。エンジニア視点の「特許を自由に使えるように」という話と(…)一緒にすると怖い怖い…<

JRF 2012年9月19日 8071

……。

法制度としては…

「1. 国は正当な対価により人的特許を買い上げることができる。2. 経済的にも何人も特許から排除されない。ただし、法に未成熟な個人を保護するため等の人的理由が十分にあると認められる場合を除く。」

…などとすればいいのかな?

JRF 2012年9月19日 3937

「法に未成熟な個人を保護するため等の人的理由」ってのがあいまいだ。

これは、未成年保護ふうに読めるようにはしているが、大企業に対する個人起業家が、その排除性を持つことで交渉を有利にするめるようなことを念頭にしている。

ただ、「等」の部分を拡張したり、そこを無視して「人的理由」の部分を強調すると、下手すると、人的差別を肯定するものになりかねない。

JRF 2012年9月19日 1374

……。

特許に関連した一番最近のひとことは [cocolog:72040158] の特許請求登記か。つまり、どういう特許に基づいて請求したかを弁理士(の事務として司法書士)名を付けて「登記」させ、もって、過大解釈をふせげないか…といった話をしている。

JRF 2012年9月21日 3211

……。

最初の「実用新案」ぐらい…というのは、期間的に 10 年くらいは、よほどの大事なもの以外は、買い上げはしないような運用にすればいいのではないか。

あと不正防止は、買い上げに毎年決まった額の予算を出して、その予算から拾っていく形にして、ときどき海外の商品が日本で高くなってて「こんな大事な特許を見過ごすとは何事!」といった批判が起こるとか。海外の特許はどこかで買い上げられてれば使えるようにする条約みたいなのは必要で、すると、高くなってるのは、その者(の団体)の他の特許あたり…となるとわかりにくくなるな。

JRF 2012年9月21日 0256

わかりやすくするには、国が先に買い上げちゃった他の国から買い戻して差額を本人に払う…みたいな必要がある。国どうしが使った分の収支を合わせたりするなら本末転倒なので、知的財産税あたりの枠組で考える必要がある…。

知的財産税は私は積立金課税(積立金に関する利子のような税)の方向で考えることが多い。すると、発明者が困るのは円高で相手通貨安のときなんだろうから、そういうときは、知的財産評価額に関わる積立金もその部分が通貨安で目減りする。…だから、買い入れて円にしたほうが何かと税収も上がるだろう…とかいった感じか…?

keyword: 積立金 課税

JRF 2012年9月21日 8274

« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

トラックバック


トラックバックのポリシー

他サイトなどからこの記事に自薦された関連記事(トラックバック)の一覧です。

» cocolog:74725109 from JRF のひとこと

技能維持のため新規の実験炉みたいなのは認めたい。でも、その気持ちは反原発寄りのところから出発するから、新規の炉という時点で大きな困難を認めざるを得ない。せめて実験はできるように…とすると、今だと、もんじゅに予算を付けるぐらいしか手がない。でも、「それは違うだろう」感がとてもする。... 続きを読む

受信: 2013-06-30 00:05:13 (JST)

» cocolog:74402312 from JRF のひとこと

特許には実装(現実に動いてるもの)が必要という考えは、今は必ずしもないが非現実的だったり抽象的すぎたりするアイデアに、それを求めたくなるのは道理だろう。 続きを読む

受信: 2013-06-30 01:47:46 (JST)