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cocolog:78273150

秘密保護法が話題になっている。ゲーム(モンハン4)にハマっていて政治にはかなり疎くなっているが、そういう甘ちゃんニートなりに気付いたことを述べてみる。 (JRF 7650)

JRF 2013年11月26日 (火)

特定秘密の暗号の扱いが問題になっていると小耳に挟んだ。そこで情報工学者でもあった私にピンと来たのが、プログラムを著作物として扱っていること。プログラムはそもそも著作物ではなく製品として見ていくべきだという主張が根強くあったのを思い出した。

政府文書がそもそも著作物なのか…という問題もあるのだが、それは置いといて、プログラムが「製品」ではなく「文書」として見られていることが、「電子鍵」すら「文書」と考えるような解釈を生み、「文書」側に不当に強い秘密扱いを求めさせることになっているのではないか?

JRF2013年11月26日8039

私は『易双六 PTC』を甥達でも将来その気になれば読めるよう心掛けて作った。それは読むことを前提とした「文書」的ではあるけれど、でも、そういうのは職人仕事にはありがちな「製品」を見て学ぶということに属するもので、やっぱり、「万人プログラマ」説は諦め、プログラムはそろそろ「工業製品」として扱うような方向に転換すべきだと思う。

《易双六 Youscout for PTC》
http://jrf.cocolog-nifty.com/archive/youscout/ptc/index.html

JRF2013年11月26日5275

……。

で、そもそもの秘密保護法についてだが、どういう内容かまでチェックしてないので、印象論でしかないと断った上で…。

《秘密保護法案について: 極東ブログ》
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2013/11/post-25f5.html

JRF2013年11月26日0094

《Twitter / finalvent: ええ、もっと早期にしておくべきでした。...》
https://twitter.com/finalvent/status/405131800210468864

JRF2013年11月26日4143

>ええ、もっと早期にしておくべきでした。"@injustice007: 日本の官僚、政治家も秘密保護法案なんかに うつつを抜かさずに、国民主権と民主主義を守る国になればいいのだが…と思う。RT @finalvent: 中国が国内人権に対応し民主化して国際ルールに則る国になれば尖閣諸島の帰属なんてどうでもいいこと。そもシビリアンコントロールもできてない大国が軍国化を推進して拡張主義を打ち出してるのだから、それこそ国際平和の危機。"<

JRF2013年11月26日1272

常任理事国の中国の参加しない「国際」ルールって…。まぁ、finalvent 氏がいうところの「国際ルール」が本当に国際的なルールになったほうがいいのかもしれないけど。

JRF2013年11月26日5849

私は秘密保護法は今さら必要ないという認識がある。「中国の脅威」は今にはじまったことじゃなく、斜陽国家の暴発の話にするなら、それどこの国の話だよってことになる。原発震災からのオリンピックで、玉砕コンボ確定なのかもしれないが、それで秘密組織のゲリラ戦まで見込むんならカウンター倍ダメージだよ!

日米安保をさらに進めるため…ということも確か finalvent さんは述べてたけど、それも、私はおかしいと思うんだよね。ちょっと反米風味入ってるかもしれないけど、

JRF2013年11月26日5635

……。

同盟間にも緊張感はあったほうがよく、基地まで受け容れてる日本は国家としては、秘密を介する作戦に参加できないぐらいのほうがいいんじゃないか?アメリカは、すべての秘密を共有できない相手とも共闘してきたはずだし、そのノウハウを積む訓練をこの先の時代にも行うには、特定秘密を同盟にからめて語るのは、「俺もアメリカみたいな普通の国になりたい」的な分をわきまえない勘違いもいいとこなんじゃないかな。日本は日本の役割しかできないし、憧れを受けて個人的に喜ぶのはお世辞のあしらいで、双方それを本気にしちゃダメでしょ。

JRF2013年11月26日8507

陰謀論的に、原発事故後の国が何かを隠そうとしたという外観を作ろうとしているという面はあるのだと思う。本当に原発を無くしたいなら、事故の被害を小さくも大きくも見せれるそういう外観が欲しいというのはあるのかもしれない。世界にとってはそのほうが便利な可能性はあるが、それが日本に益がどれほどあるかというと…。

JRF2013年11月26日9694

軍事基地まであって日本の国際的大企業はだいたい自国に進出してるのに秘密を要する作戦ができない…って言葉悪いけど、甘やかし過ぎなんじゃないか?在日米軍が徹退してからの話ってんならわかるが、それを見据て議論だけしておくという話なら衆院可決まではやらなくていいはず。徹退前にやったら、徹退は当然さらにやりにくくなるわけだから、内心反米右翼さん達が支持する意味もない。

正直、戦略立案能力が落ちてることまで疑うレベルじゃない?もしかすると、もっと大きな戦略的動きという可能性もあるけど。

JRF2013年11月26日9335

21世紀はじまって 911 を食らったのがブッシュさんで、21世紀最初に選ばれたのはまさかの黒人大統領だった。[cocolog:74725679] でも書いたけど、20世紀の雰囲気では冷戦が終ったけど、というか冷戦が終ったがゆえに、とてもじゃないが黒人の大統領なんて保守なアメリカが出すわけないと私は思っていた。

JRF2013年11月26日4561

そりゃオバマさんの人種について、いろんな見方があったり、実はアメリカの最高の地位でないみたいな言い方も陰謀論的に出るんだろうが、そうとはいえ、見た目黒人のアメリカ大統領が、この先 100 年程度で出てるはずがないのが「現実」と私は斜に構えていた。その辺り、私は統合失調症を食らいつつ、今世紀も引き続き、アメリカの「世界を変える」意志はまんまんであることは理解した。

JRF2013年11月26日3092

多国籍企業バンザイな21世紀に、「国際」ってのが、国と国という話ではなく、むしろ国をぶっとばす形でのインターナショナルということになってきているという話なのかな…。でも、それだったら、なおのこと国家を甘やかすのは、むしろ罠的な感じなんだが。

JRF2013年11月26日9794

冷戦が終って、人の欲望にとっての「壁」、支配の向こうにある恐しい何かの幻影を「もう一方の超大国」に押し付けることができなくなった。そのあたりで、エリート層が冷戦期の感覚から目醒めて、第2次大戦前の貴族的「やり口」に回帰しないといけないという面があり、それがネット時代と重なっての模索があるのだろうと思う。よう知らんけど、ね。でも、秘密保護法の文脈は第2次大戦「直前」のもので、戻るべきはもうちょっと前じゃないっすか?

JRF2013年11月26日4520

……。

まぁ、私が世間の意見を「あほちゃうか」と思うときは、あほをさらしてるのは自分だとは、もう理解してるけどね。

JRF2013年11月26日9230

修正 「この先の時代にも行うには」→「この先の時代にも行うには今の不完全なセキュリティのほうがよく」。

JRF2013年11月26日2572

修正 「21世紀最初に選ばれたのは」→「ブッシュ再選後の21世紀に新しく決まった最初の大統領は」。

ちょっと(?)、間違って覚えてた。orz

気になって Wikipedia を調べると、ブッシュさんが 2000年の終りに大統領に決まって、職についたのが 2001年1月ということらしい。だから、オバマさんは 21世紀の大統領としては3人目のはず。最初に選ばれたということだと、再選のブッシュさんということになるのだと思う。

JRF2013年11月27日0993

……。

追記。

上で「私は統合失調症を食らいつつ」というのはオバマ大統領が決まったときにそうなったように読めるけど、そうじゃなくてあくまで 911 のときに統合失調症になってから引き続いての感想で、勘違いに近い。オバマ大統領に決まったことが原因で、「発作」が起きたことはない。

JRF2014/7/76889

typo 「見据て」→「見据えて」。

JRF2014/7/250681

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