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ハイドシェック(pf)『フォーレ:夜想曲全集』第13番を聴く。 (JRF 8774)

JRF 2014年7月 6日 (日)

ずっと以前に気になって今年になってハイドシェック『フォーレ:夜想曲全集』を買い最近封を切って聴いた。

ピアノの音色が小川のきらめきのようで第何番といわずすばらしい。

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Eric Heidsieck(pf)『Faure: 13 Nocturnes』(録音:1960&1962年、発売:EMI 2007年)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000TLYFDS (私が持ってるの)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/5720206 (たぶん上と同じもの。)

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最近、窓を開けていることが多く、外の音が途中で聴こえるのもいやだし、音が外に大音量で響くのもはばかりあるところ。かつ、精神病の影響からか、音楽を聴きながら何かをするのが難しく、また電力消費も気になることから、交響曲などは聴けない状況が続いている。

クラシックで聴けるのは室内楽曲、中でもピアノ曲を静かにかけるぐらいしかなくなっている。(他、普段は、もっと小さな音量でジャズの歌を聴くことが多い。)

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そんな中で聴きはじめた1枚だから、まっとうな感想ではないのだけれど、それでも良いと感じたから、ここに感想を書く。

特に第13番は Amazon 評で強く勧められていたのでそれに聴き入ってみた。

JRF2014/7/60459

他の番のものと違い第13番はキャッチーなきらめきではじまらない。でも、以前 [aboutme:27059] でフォーレの弦楽四重奏曲について書いたことが、この曲にもあてはまる…私がブルックナーに求めたものに似た「構築」を感じるのだ。

JRF2014/7/69406

ブルックナーの大伽藍ではなく、夏の草なびく向こうに見える小さな白いチャペルを感じる…。

JRF2014/7/68759

昔、テレビでフランスのチャペルの壁画を日本人が描くことになって、そこに一面に林檎の絵を描いていたのを、「なんてイメージぶちこわしな…現地の人に申し訳ない…」と見ていたが、それも一つのありうべき姿なのだったのかな…と演奏を聴いて思い出し、思い直した。あの絵はその後どうなったのだろう?どこかに映像だけでも残っていればいいのだけど…。

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