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cocolog:80060225

『気まぐれコンセプト クロニクル』を読んだ。 (JRF 4160)

JRF 2014年7月 2日 (水)

新宿で焼身自殺を図った者がいた日に、私はその本を読んでいた。

《CNN.co.jp : 新宿で焼身自殺未遂、集団的自衛権の行使容認に抗議か》
http://www.cnn.co.jp/world/35050199.html

JRF2014/7/23723

今回も [cocolog:79931284] と同じく大人のマンガの話。深く考えるなら、もっとちゃんとした情報を確かめて、変に歪んだ見方になってないか気を付けたほうがいい。

JRF2014/7/26431

『気まぐれコンセプト』は、現在も『ビッグコミック スピリッツ』で連載中らしいが、この『クロニクル』は、1984年から2006年までの23年分を再編集したかなり分厚いコミックである。

《気まぐれコンセプト - Wikipedia》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E3%81%BE%E3%81%90%E3%82%8C%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%97%E3%83%88

JRF2014/7/21681

『気まぐれコンセプト クロニクル』(ホイチョイ・プロダクションズ 著, 小学館, 2007年)
http://www.amazon.co.jp/4093590028
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102404713

JRF2014/7/25946

内容は、Wikipedia によると、>広告業界を舞台にして、広告マンの日常を時事的トピックを織り交ぜながら4コマ化している。<…とのことだが、合コンや風俗・水商売などの都市の性文化とのかかわりが出てくる。当然、デフォルメされているのだろうが、実際そういうシステムはあるわけで、どの辺りまでリアルなのか、「オタク」の道を行った私には知りようがない。

JRF2014/7/27924

2003年と2004年のマンガに「小料理屋」という風俗が出てくる。>間口2メートルほどの小さな店に女のコが立っていて、客と交渉が成立すると、カーテンを閉めて2階で行為を致す<そうだ。

[cocolog:79931284] で紹介した『OMEGA7』のVol.2(2006年)で>上司の虐めを愛の鞭と信じ、過酷な任務を遂行する自衛隊のおしん<と紹介される下っ端が、自分のアパートの部屋を、妹の連れ込み宿(休憩・延長500円)として借すシーンが出てくるのだが、それと「小料理屋」が私の中でイメージが重なった。

JRF2014/7/20239

[aboutme:102938] で↓と述べた。
>清純とか処女性とかをアイデンティティにするがゆえに、逆に敵のプライドを崩すために乱交を命じるような論理が出る面もあるかもしれない。一方、外に派遣された兵は母国の女には清純を求めたい。母国で風規の乱れがあるようだと現地で荒れるという面もあるかもしれない。まぁ、この辺りは個人や上官のモラルの問題で終りとしても良い話だが。…案外、軍による清純への抑圧というイメージが、「性の上納」の祖型かもしれない。

JRF2014/7/28147

トシをとって客に求められなくなった女性も生きていくんだから、そこに何がしかの「嘘」がある。広告会社が小料理屋の需要面をリアリティを持って支え、抑圧された「自分」は戦闘を欲しているが、「何のために戦うか」の理をマンガでは処女性ではなく借金に求めている。「戦争」の脅しによって、低賃金でも生産へと人が動くというのがこの社会であり、それは、自国の中で戦闘が行われうることまで想定できる…それが『OMEGA7』の今のところのメッセージなのか?

JRF2014/7/28227

『気まぐれコンセプト クロニクル』にはバブルを挟んだその前後の話が載っており、1993年や1994年にはバブル崩壊直後の影響が色濃く残っている。私なんかは、1997年の山一証券と北海道拓殖銀行の破綻[はたん]こそ決定打だと思っていたので、その間の3年以上、私は、のほほんととほぼ何も知らず過ごしていたということになるのだろう。

JRF2014/7/20964

今年の4月に入院し、退院したあと、世事に関心がないかのごとく読書をしてきた。政治に関しては大震災のあとで長期政権が必要だから、何があっても長期やった後の話だと思ってきた。

たとえそうであっても、ジャーナリズムはなんだかんだいっても死んでいないし、広告を打てばそれなりに響く社会のはずで、それを信用していた。

JRF2014/7/22827

何かを訴えようとして、死に頼るしかないなんてことがこの日本にあるわけがないと思っていた。だが、それはもうリアルではない。

JRF2014/7/29119

思い返せば1995年にテロに頼った集団もあった。結局、あのころと同じなのか、それとも違う力が作用しているのか…。隠しようもない何かを隠そうとしている…もしろ気付いてもらえていない…ということか…?

JRF2014/7/21209

……。

読む本を探していると、以前買って読んでなかった↓を見つけた。

『ゲーム理論を読みとく - 戦略的理性の批判』
http://www.amazon.co.jp/dp/4480062025
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102141548

JRF2014/7/24304

[cocolog:80000470] でゲーム理論の入門レベルが読みたいと思っていたので手に取ってパラパラ読むと、これはゲーム理論の本ではなく、その「文系的」批判の本だった。

抽象したモデルで考えるのが理系のやりくちなんだから、そこを批判してもしかたがないと、買ったあと昔の私は読む気がうせたのだと思う。抽象したゲームに相手が乗るようにその認知だけでも追い込んだり、自分が解けないゲームを押し付けて解かせて解法を得ようとするのは、理系・文系・体育会系問わずあるだろうし。

JRF2014/7/21013

でも、今の私は、その批判の政治性が最近の読書で避けてきた領域だったので、逆に新鮮だった。アニメ『Zガンダム』のハマーン・カーンの名の元だろうハーマン・カーンなんて名が出てきたのも興味を引いた。

JRF2014/7/27827

シェリング『紛争の戦略』(1960年)から引いて批判を加えるその論(p.66)、すなわち、報復力の維持のためには人の安全より兵器の安全のほうが大事といった論は、以前どこかでは聞くか読むかしていたはずだがすっかり忘れていたものだった。

生物の進化についても、論争となるところを「上手に逃げを打ってる」と言えば失礼だが、ドーキンスへの誤解に基づく批判に見えてちゃんと理解して批判を書いてるような具合でうまいな…と思った。

JRF2014/7/24597

最後のほうの世界各地での20世紀ジェノサイドリストがあって、私は知らないことが多いなと痛感した。(なぜか文化大革命がない。あれは「ジェノサイド」とは違うものという解釈なのかな?)

《ジェノサイド - Wikipedia》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89
>国連でジェノサイドに当ると認定された行為は意外と少ない。<

JRF2014/7/20325

……。

今度の集団自衛権論争は専門的過ぎて私には正直よくわからない。原則を崩すのは「蟻の一穴」みたいにならないのかという心配ぐらいしかできない。

JRF2014/7/21490

「駆けつけ警護」を認めるということは、「しんがり」を守る機会を認めるということになり、そこまで認めて、軍部をこれまでと同じ扱いのままにできるのか?機雷がロボットだったらどうするんだ?とかは考えるが、考える以上のことはない。

実質多くのことができないままだが、最近の中国の海洋進出への牽制の象徴的意味合いがあるというなら時宜も得ているということにされてしまうのだろう(「中国・北朝鮮の脅威」は今にはじまったことでもないとも言えるが)。

JRF2014/7/20421

何か恐ろしいことが起きたりしないか、それを少なくとも自分の無意識が望まないようにするには、ロボットのオリンピックが必要?…でも、古代もオリンピックを挟んで戦争をやっていたわけだからね…。

JRF2014/7/24401

人間どうしにはもう争わせない「統治マシーン」のような高い目標のほうがいいのかな?でも、それは逆に人間を無視するものになりかねないから…となると、[cocolog:79931287] で書いた>機械可読なだけではなく、人が読めるようにプログラム等を書き下す必要に迫られる。<という方向か。結局、この場面でも、私はその結論に引きこもるだけかな。

keyword: 自衛隊
keyword: ロボット ブイ

JRF2014/7/20103

……。

失敗。リンクミス。『気まぐれコンセプト クロニクル』の Amazon リンクは↓。

http://www.amazon.co.jp/dp/4093590028

JRF2014/7/21044

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