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山本七平『私の中の日本軍』を読んだ。朝日新聞での「吉田証言」が慰安婦問題と原発震災([cocolog:69768386])の二重の意味で話題になっている中で、たまたま乱読中に「百人斬り競争」の「虚報」を問題として扱ったこの本にぶちあたった。 (JRF 8566)

JRF 2014年9月18日 (木)

外国から見ると、朝日新聞の責められ方は日本の右傾化を印象づける方向で、さらに、これは虐殺を部分否定する方向だから、さらなる右傾化の印象付けという位置になっちゃうんだけど、それはたまたま。まぁ、誘爆装置の作動みたいな面もあるのかもしれないが…。

『私の中の日本軍』(山本七平 著, 山本七平ライブラリー 2 文藝春秋社, 1997年)
http://www.amazon.co.jp/dp/4163646205
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101414500

JRF2014/9/187495

分厚い本だが一部だけ引用すると…。

>「刀を扱って自分自身の刀で怪我をしないといふ自信をもてる人が幾人あるか」(…)この問題意識すらもたない者がほとんど全部だったから「百人斬り」が事実として通用したのが、おそらく実情であろう。前にも述べたが、「虚報」は、確かに別の「事実」を示してはいる。<(p.388)

JRF2014/9/181220

長い内容を一言で言ってしまうと…、「百人斬り競争」を実際の戦場で行うのは日本刀の性能から言っても不可能で、それ以外から見ても「虚報」であるのは確実で、それが元に競争をしたとされる二人が処刑されたのは不当である。それについてマスコミの側は謝罪もないのかといったところ。

ただ、日本刀で「試し切り」をするような心象はそこかしこにあり、「虐殺」と言ってよい何がしかが起こっていたことまで否定できるものではないようだった。

JRF2014/9/189814

実際、山本七平氏も日本刀で死体を切ってみたことがあるという証言を書いている。ただ、こう書くと誤解されるだろうが、誤解されるような書き方をしたのは、自分で読んで確かめて欲しいからである…。

JRF2014/9/186525

…というのに似た感情…「現場にもっと関心を持って欲しい」というのをマスコミが持つのも自然だから、ちゃんと書くと、山本七平氏の場合は、少し異常な心理の中、部分だけでも火葬して日本に「連れて帰る」ため、命令により死んだ部下の体の一部を日本刀で切ったという話だった。

JRF2014/9/189551

上の引用の少しあとのエピソード中に山本氏が日本に帰って来たところとして佐世保と出てくる。佐世保は、7月下旬の未成年による殺人事件が起きたところ…ここに何かの縁か…と狂人たる私は思っちゃう…。

今を生きる私は二つの「吉田証言」にもっと興味を持つべきなのかな…。

JRF2014/9/182709

修正 「佐世保と出てくる。」→「佐世保が出てくる。」。
修正 「ここに何かの縁か」→「ここにも何かの縁が」。

JRF2014/9/223385

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