« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

cocolog:81186087

近況。本の乱読を続けている。プログラムはヤル気が起きない。数学は諦めたまま。ゲームもヤル気が起きない。アニメは『Gのレコンギスタ』(の録画したの)を8話まで観た。あと、PC の電源を着けない日が増えた。 (JRF 0690)

JRF 2014年11月24日 (月)

……。

『紛争と難民 緒方貞子の回想』を読んだ。

『紛争と難民 緒方貞子の回想』(緒方 貞子 著, 集英社, 2006年)
http://www.amazon.co.jp/dp/4087813290
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102310697

JRF2014/11/244882

[cocolog:81148806] で読んだ内村鑑三の『地人論』がまだ頭に残る中、現在(より少し前)の難民問題を読んだことになる。

JRF2014/11/241524

内村はアフリカについてヨーロッパの「南漸」は人道的なものに限られるように観ていたが、ルワンダでの「虐殺」からはじまるアフリカ大湖への UNHCR の支援はリソースの投入がなかなかなされないのが、内村の観方を裏付けているとは言えるが、内村の時代と比べて「武装化」が進んだ現代では人道目的ですらうまく介入できない様が描かれていた。

この本では描かれなかったが、現在、エボラ出血熱が問題となっているギニア・リベリア・シエラレオネは、緒方貞子が UNHCR のトップにいた時代にも難民問題に苦しんでいた。そこを現在は、人道的医療支援という枠組で問題にされている。

JRF2014/11/242606

アフガニスタンの状況は、911テロまで「忘れられた国」で、奇[く]しくもそこで注目を浴びたことが問題の解決への希望につながったかのような書き振りでさえあった。内村は、スライマン山脈側からガンジス川流域への民族移動が常にあったことに注目していたが、そこが現代にはガッチリ抑えられることが、逆流的に問題を生んでいるのだろうか…と少し思った。

JRF2014/11/240057

クルドは、現在はイスラーム国の問題が進行中で、これはエジプトで軍を掌握してない政権を「西側」=アメリカが支援しきれなかったことが、軍=力の必要性を強く意識させることになっているから起こっているのではないか…とか想っている。ただ、それ以前にかなりの「無理」をして難民問題を解決しようとして、アメリカ軍の徹退でその枠組が壊れたところに大きな問題があるのかなと考えた。私は正直、アメリカの「帝国主義」的介入がなくなったのをよしとする観方すら持っていたが、この本の記述はその観方に修正を迫るものだった。

JRF2014/11/241162

ボスニア・ヘルツェゴヴィナに関しては、テレビの旅行番組バラエティで明るく3民族が宥和しているのを誇っているのを観て、感情的わだかまりもあるだろうに…と感じたことを覚えているが、ここは本の状況からは一番マシに推移しているところなのだろう。でも、「ヨーロッパの端」ではウクライナで今も紛争が起きている。

JRF2014/11/249590

……。

私は、プログラムを公開するときに License のはじめに "I in a provincial state" という表現を使っていた。いかようにも取れる表現だが、「特定の意味」にも取れる。この本においてアメリカが実際にどれほど世界の問題解決に「実質的に」役立っているかを知って、少し恥かしいというか「私が悪かったな」という思いが沸いて来た。ここは統合失調症(schizophrenia)の者の妄想から来ていると言い訳して許しを乞いたい。

JRF2014/11/240048

……。

……。

マンガ版エヴァ最終巻を読んだ。

『新世紀エヴァンゲリオン (14)』(カラー 原作, 貞本 義行 漫画, 角川書店, 2014年)
http://www.amazon.co.jp/dp/4041019311 (限定版・私が買ったの)
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106470088

JRF2014/11/244865

綾波レイが完全に「シンジくんのもの」となった描写があって、オジサン、軽く失恋しちゃったよ。(キモくてゴメン。)ネタバレになるけど、最初の映画版に近い終り方だが、オタク向け作品のケジメのつけ方としては、これも一つの形かと思う。新劇場版への導入が蛇足的にあったのは「メディアミックス」としてのケジメでもあったのかな。

JRF2014/11/244987

……。

……。

スークの『ヴァイオリン名曲集』を睡眠薬がわりによく聴いている。選曲が「名曲集」によくあるものから、スークならではの選曲もあり、全体として渋めにまとまっている。落ち着いたスークの演奏もあって、飽きが来ない。

(正確には、「自宅入院」で睡眠薬の処方もあるので「追加の」または「深夜起きちゃったとき用の」ものになるけど。)

JRF2014/11/244651

ヨゼフ・スーク(vn)&ヨゼフ・ハーラ(pf)『ヴァイオリン名曲集』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00475OJME
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3929676

JRF2014/11/246428

« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

トラックバック


トラックバックのポリシー

他サイトなどからこの記事に自薦された関連記事(トラックバック)の一覧です。

» cocolog:82116314 from JRF のひとこと

近況。有島武郎『カインの末裔/クララの出家』を読んだ。『ガンダム Gのレコンギスタ』を18話から26話(最終話)まで観た。 続きを読む

受信: 2015-03-29 13:05:17 (JST)

» cocolog:83575979 from JRF のひとこと

『カトリック教会のカテキズム』の第3編「キリストと一致して生きる」と第4編「キリスト教の祈り」を読んだ。 続きを読む

受信: 2015-12-29 13:55:02 (JST)