cocolog:82954979
近況。松下貢『フラクタルの物理 (I)・(II)』を読んだ。あとは、過去、Winamp の MilkDropプラグインで作った背景について。過去に書いた「詩」について。 (JRF 3316)
JRF 2015年7月25日 (土)
『フラクタルの物理 (I)・(II)』(松下 貢 著, 裳華房, 2002年-I 2004年-II)
http://www.amazon.co.jp/dp/478532208X (I)
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101902695 (I)
http://www.amazon.co.jp/dp/4785322217 (II)
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102091034 (II)
JRF2015/7/252325
なんかイメージしてたのと違った。マルチフラクタルとか付録とかは難しくて理解できてないから、そこに書いてるのかもしれないが、自己相似性を使ってくりこみ郡的に降りていったところで確率論的に何かが言えたりするのかな…とか期待していたが、そうではなかた。
この本の言葉でいうところのフラクタルの「博物学」かよくて「現象論」的記述に留まり、例というかモデルも少なく、理解はしやすいが私には応用が思い浮かばなかった。地震とかもある種の「べき乗則」でそういうのの記述(↓みたいなの)も期待していたのだが、なかった。
JRF2015/7/250969
《オブジェクト指向の世界(29):フラクタル - 自己相似形とべき乗則 (2/3) - ITmedia エンタープライズ》
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/1010/18/news130_2.html
JRF2015/7/254536
>地震のエネルギー(マグニチュード)とその規模の地震の頻度にはグーテンベルグ・リヒターの法則があります。
(…)
ところで、これらべき乗則現象とフラクタルと何の関係があるのでしょうか?
(…)
複雑な海岸線は地図を拡大しても、全く同じではありませんが、同様な複雑な海岸線が現れます。海岸線の長さを直線で近似して測る、粗視化と呼ばれる方法があります。
(…)
これをグラフにプロットしてゆくと、グーテンベルグ・リヒターのグラフのように両対数で線形となります。
<
JRF2015/7/256899
……。
……。
私がフラクタルやカオスに関心を持っているのは、一つに XBMC で使われていた音楽のビジュアライザー、MilkDrop プラグインがある。どうもフラクタルが今回の本のような内容に留まるのだとすると、Milkdrop はむしろカオスに近い理論から出てきていたのだろうか?
《MilkDrop - Wikipedia, the free encyclopedia》
https://en.wikipedia.org/wiki/MilkDrop
JRF2015/7/256303
私は、↓の背景によく「Winamp の MilkDrop プラグインを WinShot したもの」を使っていたが、一つ書き忘れていることがあるとすれば、WinShot したセッションは一回でそのとき撮りためた背景を長期にわたって使っていったというのがある。そのときそのときに Winamp をたち上げてたわけではない。それでそのセッションのときにかけていた曲は覚えていて、それは桃井はるこ の『Mail Me』だった。
JRF2015/7/257510
《JRF の私見:雑記: フィギュア写真》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/cat5351378/index.html?mode=long
桃井はるこ『Mail Me』(発売:キングレコード 2000年)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005F64R
JRF2015/7/252363
例外は、「フルタ製菓 横山光輝の世界 バビル2世 ポセイドン」のフィギュアの背景で「MilkDrop をテレビに映した写真」とボカして書いているのが、曲名は覚えていないが、Xbox 上の XBMC (現 Kodi)上の MilkDrop で曲をかけて撮ったものだった。
JRF2015/7/256384
……。
……。
以前、雑記に↓という「詩」を投稿した。《ひとこと》のほうにだけ書いて、《雑記》にはまだ書いていないと勘違いしていた。それを《雑記》に書こうと思って調べたらすでに書いていた。
JRF2015/7/258554
《誰もできないよりは誰かができたほうがいい》
http://jrf.cocolog-nifty.com/column/2011/02/post.html
>きっと誰かができるようになる。その「誰か」は「私」かもしれない。<
JRF2015/7/253477
なぜ今ごろそう思ったか…。これを書いたのは大震災の直前だった。震災前もいろいろ作っていたが、震災から昨年の統合失調症での再入院までが、私がいろいろ作ることのできた期間だった。今作ったものを振り返るとアラが多くてとても使いものにならないことが、理屈としてわかるものもあれば、事実として認めねばならないものもある。
JRF2015/7/259992
今それに連想が及んだのは改造した Xbox 上の XBMC を思い出したからだろう。再入院までは黒に近くともグレーであろうとしていた。再入院後は電子書籍を出し、白に近いグレーであろうとしているのか…いや、ファミコン版手旗信号([cocolog:79241255])を動くように公開したことなどから、黒と決まってしまい、そのところからもう抜け出れないと感じているのかもしれない。
JRF2015/7/254718
もう「失敗したからといって諦める必要はない。」なんて人に語りかけられない。自分の人生を失敗したことがあまりにも明らかに思えているから。
JRF2015/7/257921
プログラマ35歳定年説とか、数学40歳限界説とかあった。その道を選んだら、そこで「失敗」に終っていたら、40歳から人はどうやって生きているのだろう。私はどうやって「老人」まで生きのびるべきなのか。(それとも死ぬべきなのか。)
JRF2015/7/257896
typo 「くりこみ郡的」→「くりこみ群的」。
typo 「なかた。」→「なかった。」。
JRF2015/7/268505
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釜江&高橋『エルゴード理論とフラクタル』に目を通そうと、一章をパラパラとめくって絶望的になり、あとは軽く覗くだけでそっと閉じた。これが「学部2年生程度の予備知識」で読めるはずのものとは…。私の物理本に目を通すシリーズもこれで「卒業」…。... 続きを読む
受信: 2015-09-28 14:40:02 (JST)
岩波講座 現代の物理学 15『散逸構造とカオス』と13『くりこみ群の方法』に目を通した。恥ずかしいくらい、すがすがしいくらい、サッパリわからなかった。 続きを読む
受信: 2015-09-28 14:40:23 (JST)
……。
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松下貢『フラクタルの物理 (I)・(II)』を読んだ。「学部学生用」または進んだ高校生なども対象としているからか、全体的に記述中心で数学は一部を除いて難しくなかったので、今回は(前回 [cocolog:82930316] などと違って)「読んだ」と言ってもよさそう。
JRF2015/7/253020