cocolog:83269345
『江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面』『江戸川乱歩全集 第15巻 三角館の恐怖』を読んだ。おもしろかった。ただ、父の蔵書の他の「推理小説」を読むのは罪の意識みたいなものがあるので、それらを読むくらいならゲームに戻ったほうがいいかな…と思う。 (JRF 9064)
JRF 2015年9月 1日 (火)
『黄金仮面』は、大仕掛けで、大胆で、大雑把(失礼!)なのがすばらしい。名探偵・明智小五郎シリーズの代表作の一つじゃないか?変態要素はほぼなく、子供にも勧められる。
『何者』は、大胆なトリックと語り口で楽しめる。これも勧めやすい作品。
『江川蘭子』と『白髪鬼』は変態的要素があって勧めにくいが、おもしろい作品ではあると思う。
JRF2015/9/14634
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『江戸川乱歩全集 第15巻 三角館の恐怖』(江戸川 乱歩 著, 光文社文庫, 2004年)
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これは『青銅の魔人』が目当てで中古で買った。
JRF2015/9/11454
『青銅の魔人』は、少年探偵団シリーズ。奇妙キテレツな設定。終戦後の雰囲気がもの哀しい。犯人はもしや宝を返すために現れたのでは…と深読みしてしまう。
『虎の牙』も、少年探偵団シリーズ。現代的に言えば小林少年萌えを狙ったんだろうか? トリックは大雑把すぎるが、筆力で読ませる。脱帽。
『断崖』は、小品。
『三角館の恐怖』は、そこそこの仕掛けのミステリー。内容とは関係ないが、「生活不能力者」の語が胸に刺さる。
JRF2015/9/13820
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いずれも一冊の本としてプレゼントするには適さないが、全集の一冊として蔵書に持っておくには良い本なのだと思う。
JRF2015/9/18006
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前回 [cocolog:83243850] で読んでない本が少なくなってると書いたが、父の蔵書に手を出せば、いくらでも読んでない本ができる。でも、父の蔵書はほとんどが「推理小説」=ミステリで現代のもの、江戸川乱歩のような SFっぽさ=ケレン味は期待できず私の趣味に合わない。…というのは口実で、父は仕事をしながらそれを読んできたわけで、それを「仕事」をしてない私が読むのはいかにも遊んでいるだけのようで、罪の意識みたいなものを感じざるを得ない…というほうが気が進まない大きな理由、なのだろう。
JRF2015/9/17229
同じ「働いてない罪の意識」みたいなのを感じるぐらいなら、ゲームに戻ったほうがマシかな、自分らしいかな、と思う。
JRF2015/9/12495
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『江戸川乱歩全集 第7巻 黄金仮面』(江戸川 乱歩 著, 光文社文庫, 2003年)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334735525
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1101998275
これは『黄金仮面』が目当てで中古で買った。
JRF2015/9/11593