« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

cocolog:84701441

Amazon Kindle で道徳本『道を語り解く』と短編小説集『エアロダイバー 他五篇』を発売する手続きをした。2016年3月11日に発売日を設定して、今、予約注文がいちおうできるようになっている。 (JRF 0170)

JRF 2016年3月 3日 (木)

『道を語り解く』(JRF 著, JRF電版, 2016年3月11日)
http://www.amazon.co.jp/dp/B01CERFZLA/

『エアロダイバー 他五篇』(JRF 著, JRF電版, 2016年3月11日)
http://www.amazon.co.jp/dp/B01CEE9CW6/

JRF2016/3/36076

本に関しては、商品ページに説明がある通りでそちらを見ていただきたいが、『道を語り解く』は、私の「無料公開中」のブログの道徳に関する記事をいくつかピックアップしてまとめたもの。『エアロダイバー 他五篇』は、すでに「無料公開中」の三篇に、新作三篇の小説からなるSF・ファンタジー短編小説集。

JRF2016/3/30346

新作三本の小説については [cocolog:83692571] と [cocolog:83784785] で「書いたよ」と報告しておいたもの。その「ひとこと」ではコンテストに出そうかとも書いてたが、そのコンテストがまだネット告知されないため、これもそうしようかと迷っていた Kindle のほうで出すことにした。

JRF2016/3/39077

今、商品ページから予約注文も一応でき、このあと、私は自分の本の一方を試しに予約注文しておくつもり。

JRF2016/3/34407

ただ、予約注文は「いちおう」できるけど、企業ではない個人の出版で初めてのことなので、何かあったら困るから、できれば発売日まで待ってのほうが安全かなと思う。興味のある方は、発売日の3月11日になったら、このブログサイトのサイドバーに「販売中!」の広告が出るはずなのでそれをクリックして商品ページに行ってもらえたらと思う。

この「ひとこと」は発売日以降も残るので、ここに販売ページへのリンクを置いておいた…ということで。

JRF2016/3/30592

……。

なお、この 2014年8月ごろにブログサイトの全記事をアーカイブして EPWING 化した電子書籍を Vector 社からシェアウェアとして出している。(詳しくは [cocolog:80421827] で。)

今回は、それとは別。今回 Kindle 化したものの中には、アーカイブした日付以降に書いた記事が一つ含まれている。

JRF2016/3/38587

今回の Kindle は無料公開しているものが別にある状態での販売ということもあり、DRM ありでの販売を指定している。DRM は制限に過ぎないと見る観方もあるが、そこに「利便性」を見出す方もいるかもしれないから。

JRF2016/3/30228

……。

あとは、Kindle 化の体験談。

JRF2016/3/38332

……。

Kindle 化は、Sigil という EPUB3 を編集するツールを使って、そこに XHTML の文章を外で作って置いて流し込むことで作った。

《Sigil Ebook | Sigil is a multi-platform EPUB ebook Editor》
https://sigil-ebook.com/

JRF2016/3/31785

Sigil は日本語が使えるが、縦書き対応は不十分、他にもツールがあるので好みによっては他のツール(でんでんコンバーターとか)を使ったほうがいいという人もいるかも。私は、ローカルでできるアプリとして Sigil を選んだ。

JRF2016/3/31966

……。

最初、Sigil で CSS が思ったように機能しない。なんでかなぁ…といろいろ試していたら、CSS の {} の中で ";" を使うのを忘れていたという初歩的なミスだった。Sigil を試しだしたころ同時に Isabelle (参:[cocolog:84331614])を使っていて ";" を行末に打つクセがなくなってた…と言い訳してみる。

JRF2016/3/32201

……。

Sigil で作った epub が Kindle Previewer でコンパイルできないとかぬかす。Kindle Previewer の問題だと思っていろいろやってみたがうまくいかない。すると…

《matsuolog: Kindle Previewerの使い方がわかった!?》
http://matsuolog.blogspot.jp/2013/07/kindle-previewer.html

↑によると、Sigil でメタデータ(著者名とタイトル)を設定してないのが問題らしかった。メタデータ(タイトル, 著者名, 言語)を設定すると、うまくコンパイルできた。

JRF2016/3/32399

……。

本内のタイトルページをページ真ん中の中央寄せにしたくて調べたら↓に載ってた。一度 horizontal-tb にしてから、vertical-rl に直すという方法でクリアするらしい。

《EPUB3リフローレイアウトで扉ページ :: ひまつぶし雑記帖》
http://t2aki.doncha.net/?id=1364743909

JRF2016/3/30708

……。

EPUB3 化の作業が済んだら、Amazon KDP (Kindle Direct Publishing) にいろいろ情報を登録していく。

《電子出版なら Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング》
https://kdp.amazon.co.jp/

JRF2016/3/31472

まず、出版者アカウントを登録するところ、本名を書くべきか「JRF電版」と書くべきか迷った。JRF電版はまだ設立された法人ではなく単なる「屋号」みたいなもの。ただ、出版するときに本名を出版者として曝すのはいやで、そのときには「JRF電版」の名前を使いたい。で、Amazon にその旨を尋ねると、本名で登録し、出版者名は出版する本ごとに設定できるとのこと、↓のように商品ページに載せる出版者名の制限も軽いものだった。

JRF2016/3/32639

《Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング: Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ》
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A294SHSUYLKTA6

JRF2016/3/35638


顧客の混乱を避けるために、出版者・出版社項目では以下の事項が禁止されています。

• 他の出版会社の名前を使用すること (その本を以前に出版していた会社を含む)
• Amazon または Amazon 関連会社の名前を使用すること
• Kindle または Kindle ダイレクト・パブリッシング (KDP) の名前を使用すること
• Web サイトまたはドメイン名を含めること


↑これ以外なら出版者名として使えるということ。

JRF2016/3/35613

……。

以前登録した人(例えば↓)の注意点などを見ていくと、米税務当局に書類を FAX する必要があるとか書かれている。

《Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ - Six Apart ブログ》
http://blog.sixapart.jp/2013-05/KDP-troubles.html

JRF2016/3/30902

でも、恐る恐る税務に関するインタビューを受けていると、別に書類提出は求められなかった。↓によると 2014 年末頃に必要なくなったらしい。

JRF2016/3/38043

《Amazonの #KDP で自己出版しない理由がない理由:てくてくテクネコ:オルタナティブ・ブログ》
http://blogs.itmedia.co.jp/techneco/2015/02/amazon_kdp.html

JRF2016/3/33073


このあたりが昨年末頃に大きく変わったようです。「Kindle KDPでTINはもう不要になった」という情報をネットでみかけて確認したところ、以下のことがわかりました。

(…)

つまり、Amazon.comで売らなければ、米国のTINを持っていなくても米国で源泉徴収されないことになります。ほとんどの著者は日本語のKindle本をAmazon.co.jpで販売するだけですから、米国の源泉徴収を心配しなくて済みます。

JRF2016/3/39025

税務に関するインタビューで私がつまったのは、チェックボックスに意味不明な文がいくつかあって、それをチェックしないことには通らないのでチェックしてしまったことと、あとは納税者番号について。

日本でも 2016 年からマイナンバー制度がはじまっていて、「納税者番号」にマイナンバーを指定するかどうかで迷った。私は、とりあえず登録しない設定で済ましたけど、ちゃんと聞いて、登録したほうが良かったのかな?……聞いといたほうがいいな。ということで尋ねてみたところ次の解答を得た(抜粋)。

JRF2016/3/34071

>あいにく、日本の国税庁より割り当てられている個人番号(以下「マイナンバー」といいます)は、外国の納税者識別番号としてご利用いただけません。そのため、税に関するインタビューにて、マイナンバーを入力いただく必要はございませんので、ご安心ください。<

>日本の国税庁より割り当てられているマイナンバー以外の外国の納税者識別番号をお持ちの方のみ、税に関するインタビューで、「外国の納税者識別番号を持っている」の欄にチェックを入れた後、該当の番号を「外国(米国以外)のTIN」にご記入ください。

JRF2016/3/34866

どうも父の話などを聞いていると、「マイナンバー以外の納税者識別番号」はあるようなので、マイナンバーは違うのかな…とは思ってた。ただ、来年度は制度がかわると言う話もチラホラ聞く。あくまで 2016年3月の状況では、といったところなのかな?

JRF2016/3/34234

typo 「作って置いて」→「作っておいて」。
修正 「今回の Kindle 」→「今回の Kindle 本」。

JRF2016/3/36605

……。

発売されてページの送り方が通常の縦書き Kindle 本と違うことに気づく。↓をもとに急遽修正。

《Sigilでepubを作ろう(4) 縦書きとか右から左とか - 猫も茶を飲む》
http://d.hatena.ne.jp/chaoruko/20121121/1353473969

ページ送りを右から左にする

content.opfを編集する

<spine toc="ncx">

spine に page-progression-direction を追加する。

<spine page-progression-direction="rtl" toc="ncx">



JRF2016/3/115973

ただし、修正の反映にはかなり時間がかかるみたい。

JRF2016/3/110736

……。

追記。

ページの送り方を修正して、各々の本のページでアップロードしたあと、「更新通知」をしたほうがいいと判断して、その方法を読むと、ヘルプの「お問い合わせ」を使えとのこと。えらく手作業で人力がかかることやってるなぁ…と思い、間違ってるかもしれないと思いながら、「お問い合わせ」のページを見ると、「更新通知」というズバリの項目がなかった。

JRF2016/3/151312

一番近いところで「出版」→「出版済みの本の変更」という項目を選んで、そこに「お願いします」ぐらいのことを書いて指定どおり本のタイトルと ASIN を書いて二冊分別々に通知した。

すると、一回の返事で二冊分の変更について検討に入る旨の連絡があった。やっぱり手作業なんだ、すごいな。

JRF2016/3/152702

そして、幾日か待つとおそらく私しか買っていないのに、更新通知をしてくれたようだ。指示どおり My Kindle ( http://www.amazon.co.jp/MYKupdate ) からダウンロードするとページの送り方が修正されていた。

JRF2016/3/155969

ただ、何が悪いのか不明だが、表紙ページが最初に表示されなくなってしまった。これは原因がわからないのでどう修正すればいいかわからない。

JRF2016/3/158024

« 前のひとこと | トップページ | 次のひとこと »

トラックバック


トラックバックのポリシー

他サイトなどからこの記事に自薦された関連記事(トラックバック)はまだありません。