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今期のアニメは『くまみこ』と『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』を観ている。またずいぶん前に録画した『世界征服 謀略のズヴィズダー』を観た。 (JRF 6876)
JRF 2016年5月15日 (日)
『世界征服 謀略のズヴィズダー』(原作:hunting cap brothers, 監督:岡村天斎, 放送期間:2014年1月-3月)
http://www.sekaiseifuku-zzz.com/
http://www.amazon.co.jp/dp/B00HRTA1KG
JRF2016/5/151399
私が書きたい「小説」は、もちろん人に読んでもらいたい。そうすると、人にウケるように書かないといけない。その辺で、荒唐無稽なアイデアに肉付けして、美少女を出したり、ロボを出したり、コミカルにしたりというのを本来はしないといけないのだが、私には難しい。
JRF2016/5/158852
それをこのアニメはやっているように感じた。このオタク社会が妄想に導くシンボル的な・テンプレ的なものをふんだんに取り込み、ウルトラマンが街を壊しても元通りになる程度の非現実性と、そういう人ってこうデフォルメすればいるのかもしれないという現実性を、ごちゃまぜにしながら、話をちゃんとまとめている。狂気をオタク向けファンタジーに昇華できている。
JRF2016/5/159655
私の場合、そもそも読んでもらえないという今の状態から、オタク向けとかそういうのを狙って意味があるのかという気もしないわけではないが、このアニメの場合、深夜の地上波放送のアニメという枠で押し出した以上、ある程度の人に見てもらう責任のようなものもあるわけで、そのクオリティを厳しく達成しているのはすごいと想う。
JRF2016/5/158415
……。
『ガンダムUC(ユニコーン)』では監督や脚本にかかわっていないようだが、原案のガンダムといえば、富野 由悠季が、以前、インタビューで、「ロボット」アニメであることで、おもちゃ(プラモデルとか)の売り上げがすごいことを誇っていた。
JRF2016/5/157906
『機動戦士ガンダムUC RE:0096』(原作:福井晴敏, 製作:サンライズ, 放送開始:2016年4月)
http://www.gundam-unicorn.net/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0UC
JRF2016/5/154011
『ガンダムUC』は他のガンダムアニメと同じくドラマがよく練られていてキャラクターに魅力があり、ストーリー全体は決してお子様向けではないのだが、ロボット(モビルスーツ)がカッコよく、その部分だけでも男の子にアピールする部分がある。人が乗る人型ロボットはちょっと考えてみれば、非現実的なのだが、ドラマの外の商業的成功という部分で現実的な意味のある存在となっている。
JRF2016/5/150213
こういうところを私が書く小説でも参考にしたいのだが、二次創作的に過去のゲームやマンガに言及し、その売上に貢献する…その二次創作的な部分を正伝としてまた売ってもらえたらいいかな…ぐらいのところしか思いつかない。
JRF2016/5/156519
『ガンダムUC』は元は2007年にはじまる小説で、それが 2010年に OVA となり、それが地上波放送に今かかっているというものらしい。特に古さを感じずに私は楽しく見ているが、それは私がトシだからか? 二次創作的に富野氏が捨てた(と思われる)ニュータイプ論を拾っているのが興味深い。上で Wikipedia にリンクしたが、ネタバレ注意。
JRF2016/5/155733
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今、毎週楽しみにしているのが『くまみこ』。
JRF2016/5/153306
『くまみこ』(原作:吉元ますめ, 出版社:KADOKAWA, 放送開始:2016年4月)
http://kmmk.tv/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%BF%E3%81%93
JRF2016/5/155629
少女の相手が人語を話す熊。クマのぬいぐるみとかでなくリアル熊。熊なので回想シーンが長かったりしてもいやらしくない。オスなのに少女が甘えても視聴者が嫉妬しない。(熊じゃなくオッサンだったら犯罪!)…という構成になっていて、その着眼点がおもしろい。もっと美少女をいっぱい出したりしてキャッキャウフフもできただろうに、むしろストイックに一人の少女を描いているのがいさぎよい。
JRF2016/5/154392
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「書きたい小説」を書くとしても、「読まれる小説」・「媚びた小説」を別に(例えば別ペンネームで)書こうとするのも、ある種の修業として必要なのかもしれないとも考えはじめている。でも、そういう小説でも、書くのがイヤなものは書けないので、多少は書きたいと思えるものじゃないといけない。
JRF2016/5/155491
『くまみこ』みたいなのとか、女の子達がキャッキャウフフとガールズトークを楽しんでるみたいなのは、創作も楽しそうだな…と思う。植芝理一のマンガ『ディスコミニケーション』に園児服を着せた高校生のダンスのシーンがあったが、ああいうのが描きたい。…とすると百合系なんだろうか?
JRF2016/5/152176
…と思い、参考になるかもと思って、まだ観てなかったアニメ『桜Trick』を観ようとしたが、一話で挫折した。女同志のキスシーンが観てるだけで恥ずかしい。百合系のキスシーンがダメということはないが、テンション高いのはダメだった。というか、「ラブコメ」は、百合でも私は恥ずかしくって見れないということだと思う。
JRF2016/5/150354
でも、それぐらいは克服して創作しないと人に読んでもらえないのだろうか…。
JRF2016/5/150638
植物にとっての花は性器の一部で、しかしそれをとても美しく目立つように飾る。文化というのも人間の欲望を肥大化させたものを飾って成り立っているわけで、その中心の一つとして「恋愛」は偉大だと思う。でも、私はその「恋愛」の経験が欠落していて、それで文化の華を咲かせたいと思うのだから無理があるのかもしれない。でも、他のほとんどの創作者も恋愛経験はそれほどないはず…雄花・雌花みたいなものか?
JRF2016/5/150109
「黙示録的小説」を私が狙うのは、誰も経験してないはずの「死」を題材にすればまだ勝算があるからだろうか…。だとすれば、あまり「読まれる小説」を別で目指しても意味はないということにもなるか…。
JRF2016/5/150018
私は、直近のひとことで何度か書いているが、統合失調症のときに妄想したことをもとに「黙示録的小説」を書きたいと思っている。それで似たテーマをチラと観たなと思い出したのが、『世界征服 謀略のズヴィズダー』で、私が「統合失調症っぽい」と感じたのは、観てみるとその第四話だった。
JRF2016/5/159970