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cocolog:85308129

小説「神々のための黙示録」を書き上げた。今回は広く読んでもらうのを優先して売り物にせず、「小説家になろう」と「カクヨム」の両方のサイトに投稿し、無料公開した。 (JRF 0451)

JRF 2016年6月 6日 (月)

《神々のための黙示録(JRF) - カクヨム》
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881174970

《神々のための黙示録 - 小説家になろう》
http://ncode.syosetu.com/n6013di/1/

JRF2016/6/68650

ゆっくり読むにはカクヨムのほうが読みやすいかもしれないが、一気にザッと読むには小説家になろうのサイトのほうが読みやすいと思う。

原稿用紙換算で約150枚ぐらい。短くはないが長くもない。是非、一度、読んで欲しい。読んでいただけるとありがたいです。

JRF2016/6/61624

……。

小説「神々のための黙示録」は、このところこの《ひとこと》でずっと書きたいと言ってきた「黙示録的小説」のこと。書く前に、[cocolog:85237794] で黙示録的小説の骨格として「転生」と「最後の審判」の並存・調和を考えた。([cocolog:85244915] では不倫について考えたが、不倫に関しては今回の小説には活かさなかった。)

JRF2016/6/64557

[cocolog:85237794] で書いた部分を引用しておくと、


「神の国」の到来については「すでに」と「いまだ」の緊張の中にあるという神学がある。「最後の審判」については「すでに」と「いまだ」の間にあるという公式な理解はないはずだが、私は統合失調症になったときに最後の審判がはじまったと「誤解」した。私には「最後の審判」も「すでに」と「いまだ」にあっていいという理解がある。

(…)

こういった私の妄想のフレームワークを私は「多神教的キリスト教」(参:[cocolog:83347972])と呼んでいる。

JRF2016/6/67474

……。

キャッチコピーは、

「最後の審判」後の世界を巡る神学的フィクション

…というもの。

JRF2016/6/67516

紹介文は、


「最後の審判」がやってきた後の世界を神からつかわされた『旅人』が巡る。

『旅人』が出会うのは、自分が死んだことに気付いている者、いない者、様々である。

筆を進めるうちに「転生」をも扱うことになった。その点、本作は、今、流行りの異世界転生モノの一種とすることもできよう。

「最後の審判」とはそのようなものではないと思う方も、この「神学」に触れて欲しい。

JRF2016/6/64275

……。

小説のあとがきから引用しておく。

JRF2016/6/62692


この作品は、私の病的体験をヒントに書かれたものです。唯一神の宗教であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、天使を認めることがあっても、他の「神々」の存在を認めません。キリスト教の福音が全世界に届いた現在、そして考古学上の神々に対する発見が続く現在、唯一神を中心にしながらも一方で神々へ思いも認めて欲しいという願いを私は持ってきました。その願いを一つの形にしたのが本作です。

JRF2016/6/66269

(…)

死後の世界は、旧約聖書ではほとんど言及がありません。新約聖書でも死後の復活などへの言及はさほど多くはありません。そういうところが宗教の中心ではなかったのでしょう。本作はしかし、死後の世界に焦点を当てて描いています。実際の死後の世界がどうであるかは私は知りません。原理的には、生きている者が書いたどの本にも死後の世界の正しい知識などないはずです。

JRF2016/6/60651

(…)

ただ、私はある時、最後の審判がすでにはじまっているという妄想にとりつかれました。つまり、言ってみれば、私達は生きているが半分死んだようなものだ、そういう世界を過ごしているのだ、と妄想したのです。その妄想を物語に落とし込んだため、死後の世界が中心の物語となりました。

JRF2016/6/68472

(…)

キリスト教で死後の世界を描いた先人の仕事としてはダンテの『神曲』を挙げねばならないでしょう。また、死後の世界かどうかははっきりしませんが、最後の審判を描いたものとして新約聖書の『ヨハネの黙示録』が挙げられます。『神曲』の具体的で落ち着いた記述に、『ヨハネの黙示録』の狂った感じをあわせたところを、本作では狙いました。うまくいっていれば良いのですが……。

JRF2016/6/63264

(…)

筆を進めるうちに転生をも扱うことになりました。その点は、今、流行の異世界転生モノに本作がなってしまったという面もあります。時代精神に私が乗っかってしまったということでしょうか。

JRF2016/6/65075

……。

今回は、広く読んでもらうことを優先して、小説投稿サイトに投稿しようとはじめから決めていた。前やったように Kindle 化して売り物にするという方向は今回はなし。ただ、カクヨムと小説家になろうのどちらのサイトに投稿するかはずっと迷っていた。

あまり行儀がよくないかもしれないが、両方のアカウントを取って、両方に同時に投稿することにした。もちろん、無料公開。

JRF2016/6/65670

カクヨムのほうは、他サイトとの重複投稿を認めていて、小説家になろうのほうは、あらすじに他サイトで掲載がある旨を書く必要があった。このあたりは流動的だろうから、今後、注意すべきところ。

JRF2016/6/63310

どちらも二次創作の制限があり、その点が少し心配。今回の作品は二次創作には入らないと思うが、他のアニメ・マンガ・ゲームの作品名を具体的に出し、その紹介をしている部分がある。これが今後どう判定されるか…、もしかしたら小説を差し障りのないものに書き換えないといけないかもしれない。(ただ、どこを書き換えれば良いかはすでにアタリを付けていて、そうなっても労力はそれほどかからないはず。)

JRF2016/6/60863

……。

あとは、今回、アカウントを取った「小説家になろう」と「カクヨム」の小説をこれから読んでまわらないといけない。これまで小説は本で読んで、ネット小説は避けてきたが、そうも言ってられない。ちゃんと義理を果たしたい。

JRF2016/6/68447

……。

追記。

小説『神々のための黙示録』の第二版を公開した。上に書いたものは第一版とする。

JRF2016/6/190249

《神々のための黙示録 第二版 (JRF) - カクヨム》
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881248563

《神々のための黙示録 第二版 - 小説家になろう》
http://ncode.syosetu.com/n2566dj/

JRF2016/6/190038

第一版に比べて第八節を大きくいじったくらいで、他の変更は微々たるものだが、元の小説の改訂ではなく、別の作品として公開した。

第二版のあとがきに書いた部分を引用しておく。

JRF2016/6/199878

>第二版では、知的財産権上の懸念を減らすため、第一版で他の作品名を具体的に挙げている部分を全面的に書き換え、あとがき以外では、他の作品名が出て来ないようにしています。また、第一版で味があると思って残していた矛盾点やわかりにくさを解消する方向に書き換えています。ただ、著者にとって、第二版は、第一版に何かケチを付けられたときの保険としての意味が強く、どちらかといえば第一版のほうを読んでいただきたいと思っています。とはいえ、本作から引用したり、二次創作したり、翻訳したりするならば、この第二版からのほうが便利かもしれません。<

JRF2016/6/195697

ということで、第二版は出したものの、第一版のほうを読んで欲しい。

ただ、今後、修正等をしていくとすれば第二版を対象とするつもり。

JRF2016/6/198939

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