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谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを読んだ。おもしろかったが、一人称の主人公(キョン)の語りがやけに表現力があるのに、何というか、嫉妬を感じた。 (JRF 9948)

JRF 2016年9月20日 (火)

『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川 流[ながる] 著, いとう のいぢ 絵, 角川スニーカー文庫, 2003年-2011年)
https://www.amazon.co.jp/dp/4044292019
http://7net.omni7.jp/detail/1106341965

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『涼宮ハルヒの~』という題で、「~」のところが、憂鬱・溜息・退屈・消失・暴走・動揺・陰謀・憤慨・分裂・驚愕(前)・驚愕(後)…の11冊が出ている。以下、続刊のはずだが、5年以上、出ていない。

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ジャンルは、学園系SFといったところか? 物語は…やたらと行動力のある涼宮ハルヒが無意識的に世界を改変している。未来人・朝比奈みくると宇宙人・長門有希と超能力者・古泉一樹とともに一人称の語りである普通人のキョンが、ハルヒに気付かれないように超自然的な事件に巻き込まれる。…というもの。

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2006年に一度、アニメとなり、2009年にまたアニメ化された。2006年のアニメ化の際は、その第一話の「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」の自主創作映画のノリに大いに笑わされ刺激を受けたことを覚えている。2009年のアニメ化の際は、再放送と新作がまざってなされ、「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」が第1話ではなく途中に置かれたのが残念だった。また、2009年のアニメ化では、「エンドレスエイト」で8話もほとんど同じ話を演出が違うだけでやってしまうという実験的「暴挙」に驚かされた。正直、その実験は失敗だったように私は思ったけど、「伝説」となるには十分であった。

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アニメを見てから、今回、小説を読んだことになるのだが、特に 2006 年のアニメ化はうまくやったのだな…という印象を持った。小説もおもしろいには違いはないのだが、私にはアニメの印象のほうがやはり強い。アニメを見た上でのちょっとした違和感は、成績の悪いはずの主人公が、やたらと比喩などで表現力のあるところを見せつけるところにあった。そこでちょっと引っ掛かりを感じたのは、ひょっとすると、表現力のなさに悩む私のコンプレックスから来る嫉妬があったからかもしれない。

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私はマンガ雑誌『少年エース』を買ってた時期があって、そのころ『涼宮ハルヒの憂鬱』が連載されていて、『涼宮ハルヒの驚愕』のストーリーまで読んでいた。だから小説を読んでも驚きが少なかったのかもしれない。マンガのツガノガクの絵はアニメと違っていて、あまり好きになれなかったんだけど、今回、小説での、いとうのいぢの絵をみるとツガノガクの絵と雰囲気が似ていることに気付かされた。アニメの絵が好きで、それがいとうのいぢの絵だと思っていたが、確かに、いとうのいぢの絵に近くはあるが京アニの絵だったんだなとわかった。

JRF2016/9/206494

……。

keyword: 涼宮ハルヒ

私の統合失調症との関連で、今回、『涼宮ハルヒの陰謀』の未来人の指令を受けての小間使いに思い出すことがあった。2001年の私の統合失調症の長い発作のとき、発作初期のころの妄想力豊かな段階が過ぎて、思ったように不思議なことが起きないとなったときに、道路のゴミなどを蹴ったり片付けたりすることで、未来や他の次元に影響できると考えた。それはゴミをいじくるだけのとてもみじめに見える境遇と感じられていたが、未来の私の「仕事」はそういうものだという予感めいた妄想があった。

JRF2016/9/209888

実際、今の私はいろいろやってはみるけれども稼ぐことはできず、社会貢献としては道路のゴミを端によけたり、空きカンをたまに拾うぐらいになっている。

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こんなことではダメだと思うのだけれども、私はこういう生になってしまった。モラトリアム期間が終ったとき、キョンやハルヒはもっとマシな未来を生きれるだろうか、もちろん、私と違ってまともな未来が待っているだろう。そうでないと物語としておもしろくないからね…。

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