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スーク&スメタナ四重奏団『モーツァルト:弦楽五重奏曲 第1番・第2番・第5番・第6番』の CD を聴く。中くらいの速さで駆け抜ける。それが心地よい。 (JRF 0226)

JRF 2016年11月18日 (金)

スメタナ四重奏団&ヨゼフ・スーク(va)『モーツァルト:弦楽五重奏曲 第1番 K.174・第5番 K.593』(録音: 1983年, 発売: DENON 2003年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B003RECFDQ
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3853829

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スメタナ四重奏団&ヨゼフ・スーク(va)『モーツァルト:弦楽五重奏曲 第2番 K.406(516b)・第6番 K.614』(録音: 1981年, 発売: DENON 2003年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B003RECF86
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3853822

JRF2016/11/180388

遅く語りかけるというふうでも、すごく速くして技巧をみせるというふうではなく、中くらいの速度で、駆けていく。モーツァルトは(特に弦楽五重奏曲 第4番をさして)「疾走する悲しみ」と形容されることもあったとか…それよりは深刻でなく落ち着いていて楽しいような印象だ。スークの加わったスメタナ四重奏団の響きは、渋く安定していながら、軽妙さもあり、不自然さに驚かされるようなことはなく、心地よい。

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上の四曲の中では、第6番と第1番のほうがあとの二者に比べて私の好みだった。第1番は若書きの作品で、第6番は、ハイドンへのオマージュらしい。共に相対的にシンプルな作風で、第2番・第5番をあまり評価できない私は結局、モーツァルトの奥深いところをまったく理解できていないのではないかという疑いを抱く。何度か聞いている中で、第2番もいいかなと少し思いはじめているが…。

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同シリーズの『モーツァルト:弦楽五重奏曲 第3番 K.515・第4番 K.516』は [aboutme:129570] で聴いていた。それらも加えて六曲で比べるなら、第3番と第4番がいい。その CD がオススメということになる。確かその CD は賞(1977年レコード・アカデミー賞)も取っていて、一般的な評価と自分の評価があって安心なところ。今回の四曲は、その CD が気に入ったら追加で購入するべき枠ということになろうか。私はたまたま新古(中古屋で新品)であったので、今回の二枚の CD を手に入れた。ありがたかった。満足している。

JRF2016/11/187152

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