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ヴァント指揮ベルリン・フィル『ブルックナー:交響曲 第4番 ロマンティック』を聴く。有機的なつながりがよくわかり、それでいて「天上の響き」のようなものもちゃんとあって、バランスが取れている…というと語弊があるが、しっかりとした構築がある。 (JRF 2020)

JRF 2017年3月14日 (火)

Gu:nter Wand and Berliner Philharmoniker『Bruckner: Symphony No.4 in E flat major "Romantic"』(録音:RCA 1998年 ライヴ録音, 発売: BMG 1998年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0000247D1
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2598593
https://www.amazon.co.jp/dp/B000V2RW3K (国内盤)

JRF2017/3/144845

最初から微妙な音づかいがわかる。管楽器などの有機的なつながり、個々の楽器の音がよくわかる。その分、ブルックナーらしい抽象的とも言える「天上の響き」は目立ちにくいが、ないわけではない。有機性と「天上の響き」のバランスが取れていると言うと何か語弊があるが、しっかりとした構築がそこにはあった。

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終楽章、ミケランジェロの絵画「最後の審判」を想い浮かべた。Wikipedia とかで見て確かめると、私の想い浮かべたのは実物よりもっと黒のイメージ。崇高な神の力と、そこに臨む人のハートの強靭さや嘆願の真摯さを感じた。

JRF2017/3/146209

第9番と二枚一組で売っていたものを購入。第9番はずっと以前に聴いていた([aboutme:114760])が、そのときも黙示録を思い浮かべていた。私にとって、ヴァントのブルックナーはそういうものなのかもしれない。

JRF2017/3/141130

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