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2017年7月期・夏期アニメ。今期もかなりのアニメを観た。大ヒットはないが、佳作が多いという印象。 (JRF 0907)
JRF 2017年10月 3日 (火)
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『アクションヒロイン チアフルーツ』。『ラブライブ』のように地方のピンチを救うためにチームでアクションヒロインをするという物語。私は、『ラブライブ』とか『BanG Dream!』とかは、ちょっと違うけど『アイドルマスター』も、なぜかライブシーンとそれに致るテンションが恥かしくて見続けることができなかったのだけど、このチアフルーツは楽しんで見ることができた。
JRF2017/10/36400
オッサンホイホイというべき、過去の特撮やアニメのパロディがあって、私はわかるものは少なかったけど、そのアップテンポなノリにくすぐられる面が多々あった。人を馬鹿にするギャハハや嫌味なニヤリは抑えられていながらも、すがすがしく笑顔になれる作品だった。
物語は、王道を行って終った印象がある。おもしろかった。最終回のキレイさでは今期ナンバー1だと私は思う。途中の話も、(最終回前以外)シリアスさを長々と引き延ばさなかったりして、ストレスなく見れたのも良かった。
JRF2017/10/31694
高校生という設定にしては幼い感じだが、キャラもみなかわいく、メイン9人それぞれにクローズアップ回もあって、キャラが立っていた。(主人公らしき赤木杏にだけクローズアップ回がなかった?) 矛盾やアラがないわけではないが、演出的効果の範囲内で、見てて心地よかった。
残念だったのは、BS放送で、東京の地上波放送から遅れていたことぐらい。
JRF2017/10/32350
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『セントールの悩み』。半人半馬のケンタウロス(セントール)の女の子が主人公の日常系現代劇という「なんじゃこりゃ」な設定。種族間の差別が政治的にタブーとされているなど、社会派風の話がアクセントになっている。そこを嫌う人もいるかもしれないが、SF チックな要素として私はおもしろかった。
なんと、4話で、女の子同志が性器を見せあうという話をやらかした。種族差が大きいからこそ起きる思春期の悩みといった正統化。すがすがしい。かと思えば、9話では、アウシュビッツをイメージした男キャラだけのシリアス話をしたりもする。ある意味、すごい自由。
JRF2017/10/34161
OP『教えてダーウィン』、最初不安定なとことかかわいくて、そして「んなわけないじゃん」という歌詞にインパクトがあったりして、私は好きだった。
JRF2017/10/33201
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『サクラダリセット』(2クール目)。「超能力」なのに頭脳戦なところがおもしろかった。後半、ヒロイン交替みたいな感じで、別に本当に交替したわけではないけど、クローズアップのされ方が明らかに変わった。主人公が、咲良田という街全体を支配しなければならないと思い込むのは、中二病的に思ったが、だからこそある種の層には受けるのかもしれない。ただ、アニメだからか理解できない部分もあったので、原作を読んだほうがいいのかもしれない。
JRF2017/10/32949
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『ナイツ&マジック』。ロボットと魔法の組み合わせ。転生設定は最初だけで気にならない。
原作は読んだことがないが、ものすごい早さで消化されたらしい。そのためかテンポが非常によかった。特に、後半の戦争になってからのロボット戦は見ごたえがあった。前半のモンスター戦に比べ、ロボット戦のほうが良かったのは、主人公のエル君がロボット戦に力を入れていたからだけではあるまい。ただ、キャラクターの絡み合いが、少なく早足だったのは残念かな。富野御大のような短いインパクトのあるフレーズが、それでもあれば良かったのだけど…。クセのあるキャラクターも後半になってやっと出てきた印象もあった。
JRF2017/10/39784
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『プリンセス・プリンシパル』。女の子たちによるスパイアクション。エロさはまったくないわけではないがあまりない。ただ、殺し合いとか薬物依存とか、エグさがあって、そこがかわいいキャラとミスマッチで私は今いち楽しめなかった。『メイドインアビス』のグロさとかは、何とも思わないけど、このエグさはなぜかダメだった。『ルパン三世』のようなコメディ要素が強く打ち出されていれば救いがあったかもしれないが、百合要素程度では、陰惨さはカバーできなかったというのが私の感じ方。
JRF2017/10/39431
スチームパンク的要素とか、洗濯業の経済効率化とか、こういう世界観・物語が好きな人は、いっぱいいると思う。8話で明らかになるアンジェとプリンセスの過去の大仕掛けは、私も意表を突かれて、すごいと思った。人気がわりとあったらしいのは私は納得できる。佳作と言って良い。が、上で書いたように私はちょっとなじめなくて残念だった。
JRF2017/10/34689
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『ゲーマーズ』。ラブコメ、ゲーマー要素は少なめ。主人公ハーレム状態に最後はなる感じがあるんだけど、そこまでが意表を突く展開。かませ犬でない男キャラもちゃんと出てくるし。ラブコメとわかった時点で切るのがこれまでの私だが、前期『月がきれい』が良かったから、最後まで見た感じ。まじめ系の金髪美少女キャラを、コメディタッチで描いているのは珍しいと思った。
JRF2017/10/38034
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『恋と嘘』。政府通知の相手と結婚するというディストピア SF 風の設定に興味を持ってみた。これも『月がきれい』の影響で最後まで見た感じ。
後半、原作が完結してないからか、だれて最終回があまり盛り上がらない終り方のように思った。後半の文化祭の劇という本来盛り上がるべき場面が、あまり活かされてないところとかも残念に思った。演劇の絡みに嫉妬するとか、クラスに迷惑をかける大きな失敗をするとか、そういう「お約束」がなかった。あえて避けたのかもしれないが…。
JRF2017/10/37222
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『賭ケグルイ』。顔芸がすごかった。私は、ゲーマーではあるけど、博奕はしない人間で、賭博の描写は、アニメやマンガでもむしろ眉を顰めるぐらいの感じ。ゲーマーといっても、最近はゲームから遠ざかっているし、感覚がにぶっていたのかな、顔芸以外は、スリルも百合百合しさも、あまりピンと来なかった。でも、エッジが効いていてケレン味があって、これも佳作だったと思う。
JRF2017/10/33667
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『アホガール』。ほとんどある種の知的障害者を笑う図になっているように思えて、私は笑えなかった。今期、場所によってはわりと人気だったようだが…、心配になる。
JRF2017/10/37944
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『異世界食堂』。他から見ると顰蹙を買いがちな自国(日本)バンザイに比べ、日本の洋食バンザイな煽り方は罪がないのかな。いちおう楽しめた。
ED『ちいさなひとつぶ』が好きで、フルバージョンの MP3 を買って聴いた。が、フルバージョンでは2番以降があまり好みでないアレンジで、TV size ではキラメキを感じたのが、全体では凡庸なイメージになった。コンサートではもしかすると後半のアレンジのほうが盛り上がるのかもしれないが。
JRF2017/10/30646
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『ノラと皇女と野良猫ハート』。5分アニメはこれぐらいインパクト勝負しないとダメってことなのだろう。
OP『ネ!コ!』 が元気があって良かった。
JRF2017/10/36693
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『ラファンドール国物語』。TVゲームの RPG の会話シーンみたいなレイアウトのみで語られる物語。そういうのは、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』の次回予告とかであったが、そこだけを取り出すとは…新しい試み。『ラファンドール国物語』は物語が切れ切れということもあり、あまり楽しめなかったが、今後、同じような試みがあれば応援したいと思う。途中、イベントグラフィック的な一枚絵を挟んでいけばもっと良かったかも。
JRF2017/10/38121
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『メイドインアビス』。ナナチかわいい。
JRF2017/10/30236
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他に、『サクラクエスト』(2クール目)、『NEW GAME!!』(第2期)、『ひなろじ』、『ようこそ実力至上主義の教室へ』、『徒然チルドレン』、『バチカン奇跡調査官』、『天使の3P』も「完走」した。『Fate/Apocrypha』、『魔法陣グルグル』、『ザ・リフレクション』はまだ続いているようだが、ずっと見ている。
JRF2017/10/32621
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最近、ネットでは『けものフレンズ』の監督降板が話題になっている。3D モデルを使ったアニメは少ない人数でできるかもしれないが、早く仕上げることが難しく、そこが問題になったのかな…というのが私の印象。でも、そこを早く仕上げられる体制ができれば、新しい形の長期アニメも作り得たかもしれない。それはアニメ業界にとっておもしろい挑戦になったのではないか…とかギョーカイを知らない私は考えたのだけど…。
JRF2017/10/33090
「ばすてき」みたいなのは CGM とプロとの境界を埋める試みで、今後若手が不足していくと思われる日本アニメ業界に光を投げかけたもののように思った。批判されてる大会社は CGM まわりも割と理解があって、その後の数々のコラボは、それを活かす方向に行っていることを示していると思われたのに…不思議だ。二期以降の監督が変わっても一期の監督が関わりを続ける方向はなかったのだろうか…。
JRF2017/10/34076
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こんなにアニメばっかり観てていいのかなぁ…と思うが、「研究」が行き詰まり、「新しいこと」が思い付かない今、しかたがない。インプットというか刺激を増やしている感じかな。来期は、ミニスーファミを買ってゲームをしまくる予定なので、それでアニメを見る時間が少なくなるか、どうなのか、といったところ。
JRF2017/10/31502
修正 「赤木杏」→「赤来杏」。
JRF2017/10/42437
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受信: 2018-03-30 21:30:25 (JST)
2018年7月期・夏期アニメ。今期もかなりのアニメを観た。ギャグと異世界ファンタジーが目立ったが、私は SF がおもしろかった。 続きを読む
受信: 2018-12-30 17:31:16 (JST)
前期の 2017年7月期・夏期アニメについては、[cocolog:87692135] で。さらに、[cocolog:87818796] で、Hulu で観たアニメについての感想を述べるとともに、そのころはじまったばかりの『ナイツ&マジック』『セントールの悩み』『アクションヒロイン チアフルーツ』『恋と嘘』に言及している。
JRF2017/10/34480