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ショルティ指揮『マーラー:交響曲 第8番』を聴いた。最初からクライマックス。金色の波が何度も押し寄せ、法悦が続いて終る。この長大な曲を CD 一枚で聴けるのが便利。 (JRF 4093)

JRF 2017年10月 6日 (金)

『Mahler: Symphony No.8』(録音: Decca 1972年, 発売: 2006年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B002GKRSXE (国内盤)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1388530 (海外盤)

Sir Georg Solti (cond)
Chicago Symphony Orchestra
Wiener Staatsopernchor
Wiener Singverein
Wiener Sa:ngerknaben

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Heather Harper (soprano I)
Lucia Popp (soprano II)
Arleen Auger (soprano III)
Yvonne Minton (contralto I)
Helen Watts (contralto II)
Rene' Kollo (tenor)
John Shirley-Quirk (baritone)
Morti Talvela (bass)

ついこないだ安かったので HMV で海外盤を買った。

JRF2017/10/64308

マーラーの交響曲のそれぞれの CD はバーンスタインを中心に指揮者をいろいろ混ぜて買ってきた。ほぼランダムに CD を聴いてきたが、唯一封を切ってないのが、第8番の CD だった。それは二枚組でフォーレのレクイエムと組みになったものだった。フォーレのレクイエムもじっくり聴きたいし、マーラーの8番は何度も聴いて耳に慣れさせたいが、二枚組は扱い面倒だ…というので、その CD の封を切れなかった。

それを微妙に気にしていたところ、今回、評判がよく演奏が1枚におさまるショルティの CD が安売りになっていたので、これ幸いと買い、早速聴いてみた。

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……。

一言でいって、すばらしい。

テレビで 8番を聴いたことはあったものの、今いちピンと来なかったのが、今回の CD を聴いて、この 8番が、マーラーの曲の中でもある意味一つのピークであることがわかった。

JRF2017/10/67637

CD を聴きはじめた最初、編成が大規模だからか、もたもたした感じを抱いたが、後半、歌と合唱にまず波調を合わせ、管弦楽を背景にすることを意識することで、音楽が「わかる」ようにやっとなった。その後、ラストに感動してから、CD のはじめから聴き直すと、最初からすばらしい演奏であったことがわかった。Amazon 評にあるように、まさに「音楽の洪水」。

JRF2017/10/69947

第一部、初っぱなからクライマックスが来たかのようにはじまる。天上が光とともに渦巻いているかのよう。天地創造が、スペクタルな奇跡として提示される。

JRF2017/10/68863

第二部はじめ、不安さを感じさせる管弦楽合奏であっても、豪華さは消えない。そして中間部に入ると、金色の光を離つ絹布を着た天使たちの合唱を背景に、光の怒濤が次から次へと押し寄せる。白く輝く泡から、女性パートが連続して現れたかと思うと、女性器を模したのか、いつの間にか乳白色の大伽藍[だいがらん]が聳[そび]え立つ。音楽の法悦が長く続いたまま、曲は終りを迎える。

JRF2017/10/62343

とても感動的。マーラーのすべての要素を含むわけではないが、マーラーでしか描き得ない世界がそこにある。

JRF2017/10/68345

……。

こういう演奏を聴くと、もっとよいオーディオが欲しくなる。マーラーとかブルックナーとか、もっといい再生環境があれば多く聞きたい。でも、一番大事な私の耳がもう昔ほどよくないのがなぁ…残念。でも、若い時代にもある程度は聴いていたしね…クラシック視聴に関しては悔いはないさ。もっと若いころ楽器ができるようになっていれば、もっと理論的に効率的に楽しめたかとも思うが、それはもうどうしようもないしね…。

JRF2017/10/69341

修正 「Decca 1972年」→「Decca 1971年」。

JRF2017/10/66575

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