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2018年1月期・冬期アニメ。今期もかなりのアニメを観た。感動作も多く、「豊作」の印象。ただ「とびぬけてコレ」という作品はなかったように思う。 (JRF 4997)
JRF 2018年4月 6日 (金)
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『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』。この種のものはこれまでもあったので、似たものだろうとあまり期待せずに見はじめたのだが、ちょっとした違いなのに観てて心地よく、今期、一番楽しみにする作品となった。
JRF2018/4/62064
一番の違いは、ゲームのステータス画面がときどき表示される演出。ファンタジー RPG の世界を舞台にするのはよくある。しかし、ゲームではできない演出を通常は狙うためか、ここまでゲームに寄せたことはなかったと思う。ゲーム実況を観て楽しんだことのある人間が、似たような楽しみを覚えることができるようにという配慮なのだと思う。そういう意味ではとても現代的。ただ、ゲーム実況を楽しんだことのない人には今いちだったかもしれないなぁ…という気はする。
JRF2018/4/63412
ハーレム状態なのに主人公の男が淡白なのも最近の傾向とは言えるが、ただ、エロ要素もかなり大胆な踏み込みがあって、JRPG ではお目にかかれない感じ。洋ものではこれ以上の表現はあっても萌えっぽい妖しさはなくあっけらかんとしているし、その点は、アニメらしいギリギリの表現を狙っていた部分といえるかな。
大きな事件もなくはないが、シメにそれを持ってくるわけでもなく、淡々と話を進めるあたりも心地よい。二期があって欲しい。
JRF2018/4/69223
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『有頂天家族2』。京都が舞台で和のテイスト。人に通常は化けている狸の物語。超人的な天狗も出てくる。しかし、基本は、当世渡世人気質[とうせとせいにんかたぎ]とでもいったふうに日がらブラブラしている人々の話。そして、狸の寓話ふうの部分もあり、それらが渾然一体となってなんとも言えない風味を醸[かも]し出していた。ちょっと話が飛ぶようなところがあって解釈の難しさはあるが、それを超えて楽しめる作品だった。
これは第一期を是非とも観たい。…と思うが、安く配信しているところが今はなさそう…。
JRF2018/4/61809
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『スロウスタート』。おたふく風邪をひいて高校受験ができず一年浪人したことを友達に秘密にする主人公を中心とする物語。きらら系だけど、「秘密」がスパイスになっている。さらに、大学浪人中に引きこもりになった女の子も出てきて…と、それらをプラスに描いてしまうわけにもいかず、かといって人生の落伍者もある程度いるアニメ視聴者に向かって、厳しいだけ、がんばるだけの姿を見せるわけにもいかず…という微妙なセンを狙ってきた作品。
JRF2018/4/64997
私は、難しい問題を、うまく、急がず「スロウ」に描く姿勢に好感を抱いた。中国あたりでは放送できなかったという噂を見たが、ちょっとしたエロが問題になったのではなく、このストーリーが問題となったのなら、残念なことだと思った。
JRF2018/4/65854
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『三ツ星カラーズ』。ガキはこうでなくちゃ。…といっても出てくるのは女の子だが。今期のギャグ枠はこのアニメかな。おもしろかった。都会である現代の上野が舞台なのに、出てくる人が昔の下町ふう。イケメンホストの集団も、いい人ふう。ある種のファンタジーなんだが、心地よかった。
JRF2018/4/67784
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。「手紙」で泣かせる感動作。こういう名作劇場じみた感動ものを現代深夜アニメのスタッフが30分の枠でちゃんと作れるというのに私はちょっと驚いた。それでいて、タイプライターが活躍するような昔風な舞台なのにロボット義手が使えるというギミックや、激しい戦闘シーンなどは、ちゃんと深夜アニメしていて、一言「スゴイ」作品だった。
一点、特筆すべきはその ED だろう。ある種のボイトレか何かに背を向けて帰ってきたような、演歌を思わせるのに演歌ではないような、その歌声は一聴の価値ありだと思う。茅原実里さんはもう一化けしそうな感じ。
JRF2018/4/65824
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『ゆるキャン△』。いくら日本が安全でもソロキャンなんて女の子一人でできるだろうか…、というあたりから、オッサンを女子高生に置き替えてるだけ疑惑が濃くなることを否めない作品。とにかくいっしょにキャンプすればいいだろう…みたいに私は考えてしまうところ、別にソロキャン(プ)する者が出たりするところは、話のつくりがいい意味で「ゆるい」んだけど、でも、考えてみればキャンプをソロでやるのがそもそも「ガチ」でゆるくない話。
JRF2018/4/61812
主人公たちがバイトをしたりするのは、日本の若者不足を補うにはいいモデルで、キャンプはサバイバルの知識を得るものであることをあわせると、日本の未来にはゆるくない想像力をはたらかせている感じがあって、その辺、ある意味、すごい現代的なのかな…と思った。
女の子のかけあいはおもしろかったんだけどね。でも、そういうことまで考えると気楽には楽しめなかった。
JRF2018/4/60661
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『宇宙よりも遠い場所』。「変わった女の子」達が主人公の感動作。南極に行く前、ちゃんと行ったあと、帰ってくるところ、1クールですべて描ききったのは好印象。
JRF2018/4/66739
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『オーバーロードII』。尺が足りてなさそうと思えた。…ということで7月からはじまるらしい第三期が楽しみ。
JRF2018/4/62080
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『からかい上手の高木さん』。俺の前で恥ずかしいことをするな…と叫びたくなるかと言えば、そうでもなかった。ギャグが強めだったから?
JRF2018/4/63970
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『Fate/EXTRA Last Encore』。1話で切ったんだけど、たまたま 9話を見てそれを後悔。シナリオがおもしろい。全部終ったらどこかの配信でまとめて見られたらいいな…。
JRF2018/4/63761
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『りゅうおうのおしごと!』。最近の将棋界の話題にかこつけたツイートが目立ってた。
JRF2018/4/69848
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『BEATLESS (1クール目)』。AI とかちょっとエロいところとか、声優のちょっと拙い感じとか、すごいツボなんだが、まぁ、2クール目に期待かな。
JRF2018/4/62289
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『グランクレスト戦記 (1クール目)』。すごいな、性行為に入るところまで描いてた。話もなぜか引き込まれる。
JRF2018/4/63123
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『citrus』『ラーメン大好き小泉さん』『ハクメイとミコチ』『たくのみ。』『魔法使いの嫁 (2クール目)』『三月のライオン 2期(2クール目)』『刀使ノ巫女 (1クール目)』『カードキャプターさくら クリアカード編 (1クール目)』も見た。
JRF2018/4/60884
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毎度同じく、こんなにアニメばっかり観てていいのかなぁ…と思う。前期あたりからゲームも再開しているし、オタク趣味全開なのは、はたからみるといただけないだろうな。働いている人には申し訳ない限り…。マジメな本は多くは買えないからあまり読めてない。プログラミングはそれなりにしてるので、そこがエクスキューズになるかな…といったところ。
JRF2018/4/69021
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前期の 2017年10月期・秋期アニメについては、[cocolog:88735027] で言及している。
JRF2018/4/65091