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ポリーニ『シューベルト:「さすらい人」幻想曲 / シューマン:幻想曲』を聴く。なんという救いに満ちた「さすらい人」なのだろう。両曲とも健康的でたくましい。 (JRF 2014)

JRF 2018年4月 1日 (日)

Maurizio Pollini (pf)『Schubert: Wanderer-Fantasie D. 760 / Schumann: Fantasie Op. 17』(録音: 1973年・1974年, 発売: Deusche Grammophon 1996年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01BMIRFQU (日本盤)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/712876 (海外盤・私が持っているほう)

シューベルトは他のピアニストの CD を聴いていた。シューマンは初めて聴いた。

JRF2018/4/15959

……。

シューベルトのほうは、明るく、これまで「さすらい人」に持っていたイメージを一新するものだった。悩みはないわけではないのだろうが、はたから見ているとその悩みが解決されているのが「予定」されている、救いは必ずあると確信させるように思える。心なし太さのある音で、明るいところと暗いはずのところが連続する。こんなに救いに満ちたシューベルトは初めてだ。

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シューマンも明るい…というか、健康的だ。「幻想」ではあるのだが、そこに「男らしい」という形容詞が思い浮かぶ。たくましい。男キャラが主人公の冒険ファンタジーではなく、成人した男の語り合いを思わせる。ただ、シューマン自体を私は好んでこなかったためか、ショパンなどに比べて、音の複雑さがないように思った。私の視聴者としてのレベルが未熟であるということだろう。

JRF2018/4/16438

録音も少し他と違うのか、ピアノの音にクセがあるように思った。

JRF2018/4/11325

おもしろい CD だと思う。

JRF2018/4/18786

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