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クルレンツィス指揮ムジカエテルナ『マーラー: 交響曲 第6番 「悲劇的」』を聴く。人類の発展にハンマーが振り降ろされる。それは第1次世界大戦・第2次世界大戦の予言か、はたまたスペースオペラの後の黙示録の世界か…。 (JRF 7624)

JRF 2019年1月29日 (火)

Teodor Currentzis & MusicAeterna『Mahler: Symphony No. 6』(録音: Sony 2016年, 発売: 2018年)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DVGXNNK (国内盤)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/8967199 (海外盤)

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2018年のレコード・アカデミー大賞として話題の CD。私は海外盤を Amazon で買った。「悲劇的(tragic)」というマーラーが付けたかどうか不明の副題は、CD ケースの表面にはないが、解説書には書いている。

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ちなみに、この CD をもっといい音で聴きたいというのも、スピーカー台を買うキッカケになったのだった(参: [cocolog:88958063])。ただ、その効果はそれほどなく、今いちスッキリしない音で聴いている印象はあるが、これが(経済力等から)私に出せる最大限の音なのでしかたがない。同じクルレンツィスの『チャイコフスキー: 交響曲 第6番 「悲愴」』([cocolog:90313926])にあったようなカチャカチャいう雑音を恐れたが、それはなかったのが幸い。

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……。

第1楽章は、戦争に行く前にその行軍を予想させるもの。戦争物の TV ドラマ・メロドラマのような悲劇的現実にも、神の深遠なる動きがあることを思わせる。

第2楽章は、心臓破りの坂…というか山、巨人が山を登っている。巨人ですら、神か何かに追われている。巨人を仰ぎ見る我々は驚くしかない。そういう悲劇もあるということだろう。

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第3楽章は、幸せな家族・優雅な邸宅にも不幸の波が押し寄せる「華麗で美しい悲劇」。なんだろう、父の死…病人の死だろうか、のちに続く救いのイメージからすると、病という苦からの解放だろうか…。または、破算か…。破算は問題だが、それまでの懊悩から解き放たれる…。でも、破算したあともあのように華麗であることはできるだろうか? ウィーンのあの時代は、ひょっとしてそういうことがあったのか?

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第4楽章は、星の夜空・大空を共有する我々・人類の発展が描かれ、発展が最高調に達するところでハンマーが文字通り振り降ろされる。そのハンマーは第1次世界大戦・第2次世戦を予言したものだったのだろうか? それともハンマーの前のスペースオペラであるかのような光景を考えるともっとずっと未来の話で、ハンマーは黙示録に描かれるようなものなのだろうか。そのような「終末」、私の霊が裁かれることを考えると恐怖しかない。

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