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SS『ファルコム クラシックス』の『ドラゴンスレイヤー』を SSF 0.12 beta R4 や TestVer (2018-12-18) では デフォルトのままでは起動できない。R3 なら起動できる。R4 や TestVer でも Bus Wait をチェックすると起動できる。 (JRF 8175)

JRF 2019年4月 6日 (土)

SSF はセガ サターン (SS, SEGA SATURN) の Windows 用エミュレータ。2019年4月6日現在、SSF のサイトは Geocities であったため 2019年4月1日以降、読めなくなっている。ただ、Internet Archive には保存されているようなので、そこからファイルのダウンロード等はできるようだ。

《SSF メインページ - Internet Archive Wayback Machine》
https://web.archive.org/web/20190331134556/http://www.geocities.jp/mj3kj8o5/ssf/

JRF2019/4/66665

作者の Twitter は生きている。

《shima(@FessX)さん:Twitter》
https://twitter.com/fessx

しばらくすれば、SSF のページはどこかに移転されるだろうとは思うが…。

JRF2019/4/67505

……。

で、本題。

SS『ファルコムクラシックス』は SSF 0.12 beta R4 でも起動はする。そこから『イース (Ys)』や『ザナドゥ (Xanadu)』は起動できるのだが、『ドラゴンスレイヤー (Dragon Slayer)』だけ起動できなかった。突然、ハイスコア画面が出てきたり、エラーのダイアログが表示され MasterSH2 code = XXXX (XXXX はそのときどきで違う)… と表示されたりする。

JRF2019/4/69674

SSF 0.12 beta R3 のほうが安定しているらしいので、試してみると、R3 ではデフォルトの設定のままで、ちゃんと『ドラゴンスレイヤー』も起動した。

↓で、他のソフトの設定状況を見ていろいろ試していると、Option → Program3 → Bus Wait を ON (チェック)するだけで、0.12 beta R4 でも『ドラゴンスレイヤー』が起動できた。

JRF2019/4/66749

《SSF ソフト毎の設定 - Internet Archive Wayback Machine》
https://web.archive.org/web/20190331080907/http://www.geocities.jp/mj3kj8o5/ssf/setting.html

JRF2019/4/68654

テストバージョン TestVer (2018-12-18) でも R4 と同じ状況。ただ、デフォルトだととても遅かったので、Option → EZ Setting → Standard Compatibility にした上で、R4 と同じく Bus Wait を ON (チェック)した。なお、Option → EZ Setting → Full Compatibility でも Bus Wait が ON になるので、起動できる。

JRF2019/4/66999

……。

もう一点、SSF の Tips を。

SSF では仮想 CD ドライブを使っている。結論から書くと、DAEMON Tools Lite で cue をマウントしないとうまく使えないことがある。

JRF2019/4/60639

仮想ドライブソフトはいろいろある。はじめは無料で広告もない ImgDrive 1.7.2 を試した。CD Manipulator で吸い出したものをマウントする。ImgDrive は iso には対応しているが img に対応しているとは書いておらず、マウント時の拡張子に指定できるものとして img はない。が、cue はマウントでき、cue 内に書かれているのが img でもマウントできた。そして、いくつかのゲームが動くことを確認。

JRF2019/4/63834

しかし、SS『出たなツインビーヤッホー! DELUXE PACK』をプレイしようとすると、最初のゲーム選択画面は出るが、ゲームを選択すると止まってしまった。

試しに、CD-ROM を仮想でないドライブに入れて SSF を動かしてみると…ちゃんと動くぞ!

JRF2019/4/63035

そこで、原因はよくわからないが、とりあえず他の仮想ドライブソフトも使ってみるか…と DAEMON Tools Lite を試してみる。

DAEMON Tools Lite は img に対応しているらしく img をマウント。しかし、ツインビーはやはりゲームを選択すると止まってしまう。

ダメかぁ…とあきらめかけたが、試しに img ではなく cue をマウント。すると、なぜかツインビーはゲーム選択もでき、ちゃんと動いた!

JRF2019/4/62568

……。

なお、『ファルコムクラシックス』も『出たなツインビーヤッホー! DELUXE PACK』もクリアまではプレイしていないので、そこんとこはよろしく。

JRF2019/4/63253

……。

追記。

img と iso は同じ形式らしい。そんなことも知らなかった私…恥ずかしい。

JRF2019/4/61179

……。

追記。

上で、Bus Wait を ON (チェック)する「だけ」と書いたが、SSF の Readme.txt によると…

JRF2019/4/222759


・Bus Wait
チェックを入れると各バスのウェイトが有効になります。
また、ドットクロックが4.0,スレーブSH2速度が100%,SH2キャッシュが有効,SCU-DMA割り込み遅延が有効になります。
実機にかなり近い処理タイミングになりますが非常に重いです。

・Bus Wait Clock
バスウェイト有効時、更新するクロック数に加算する値です。
大きくすると若干速くなりますがマスタSH2とスレーブSH2の同期がずれていきます。
設定できる数値は0〜5です。

JRF2019/4/228883

…とあり、かなり重くなるとのこと。

JRF2019/4/224296

……。

追記。

『ファルコム クラシックス 限定版』に付いてくる初回(?)特典 Special CD (スペシャル CD)。

JRF2019/4/242764

いつものように CD Manipulator で Rip したものの cue を Daemon Tools Lite でマウントして起動すると、『ドラマ CD「イースI/女神の記憶」』『ビジュアルコレクション』はうまく再生できるのだが、『声優インタビュー』『フィーナのファルコムショップ訪問』『おまけ』のムービーが再生されない。

DVD/CD ドライブにオリジナルの CD を入れて起動すると、SSF でもちゃんと再生される。

JRF2019/4/242599

ちなみに『おまけ』は、『おまけ』にカーソルを合わせて、Y + START で見ることができる。実機だと『おまけ』は、本体の時刻を 11 月 13 日に指定しないと選択肢に出てこないのだが、今の SSF だとそのような設定をしなくても『おまけ』が表示されるようだ。

JRF2019/4/248920

『声優インタビュー』の内容は、アドル役の森久保祥太郎、レア役の中川亜紀子、フィーナ役の飯塚雅弓が、各キャラについて少し語る程度。『フィーナのファルコムショップ訪問』は、飯塚雅弓がファルコムショップを訪れる。『おまけ』は『フィーナのファルコムショップ訪問』の続きで、飯塚雅弓が自身の CD を宣伝する。…というもの。

JRF2019/4/249557

……。

SSF のページには、DiscJuggler (RAW read オプション付き、Scan gaps/indexes オプション付き)で吸い出しているとある。試しに DiscJuggler Demo Edition で、吸い出した『ファルコム クラシックス 限定版』 Special CD の cdi を Daemon Tools Lite でマウントしてみると…、うまくムービーが再生できた!

CD Manipulator は万能ではなかったか…。

JRF2019/4/248394

……。

追記。

DiscJuggler、常に「Scan gaps/indexes オプション付き」というのも問題があるようだ。例えば、『ファルコム クラシックス II』は Scan gaps/indexes オプションなしじゃないとうまく吸い出せなかった(なしでないと、DAEMON Tools Lite でマウントできるイメージにならなかった)。

JRF2019/5/91509

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